国際ボランティアと
観光ツアーを兼ね備えた
スタディツアーの企画
国際コミュニケーション学部
永田ゼミNAGATA SEMINAR
国際コミュニケーション学部・永田拓治先生のゼミでは、タイでのボランティア活動と観光ツアーとを兼ね備えたスタディーツアーを企画。旅行会社の社員の方にもアドバイスをいただきながら学生主体でツアープランを作成し、実際にタイに出向いてツアー体験も行っています。「ボランティアとは?」「ツアービジネスとは?」「異文化交流とは?」など、さまざまな角度からグローバル人材としての素養を育てることがこの取り組みの目的です。
めざすは「win-win」の
ボランティア
ツアー企画にあたり、ゼミ生たちがまず話し合ったのは「自分たちがしたいボランティアとは?」について。その結果、行き着いたキーワードが「win-win」です。時間的・金銭的な負荷の大きい自己犠牲的奉仕でなく、ボランティアの対象者と提供者の双方が良い影響を与え合えるようにしたい。この考え方から、ゼミ生たちは現地高校生との交流を軸としたツアーを企画。さらに観光やショッピングも楽しめ、ボランティアを障壁と感じさせない、誰もが参加したくなるようなツアーとしてプランを練り上げていきました。

タイの高校生たちと
日本の遊びで交流
完成したプランを自ら体験するため、ゼミ生たちはタイへと出発。最初の訪問先は、シンプリー高校です。日本語を学んでいる現地の高校生と一緒に「だるまさんがころんだ」や「福笑い」などの日本の遊びを行いました。楽しみながら日本語や日本文化への理解を深めてもらえ、ゼミ生たちも確かな手応えを感じたよう。何より「特別な技能がなくても、楽しく交流するだけでボランティアとして成立する」と実感できたことが、大きなポイントとなりました。

観光を通して異文化を
リアルに体感
寺院巡りを中心とした観光も、このツアーの重要なポイント。移動時には「シーロー」「トゥクトゥク」などタイ独自の乗り物を体験し、合間の食事では「カオマンガイ」などタイ料理のおいしさを満喫することもできました。行く先々で出会った人々との交流もあり、ゼミ生たちは、タイの生活習慣や食文化、王国としての歴史や価値観など、日本とは異なるタイの“リアル”を体感。想定していた以上に、有意義なツアーとなったようです。
