2010.5.28

松原ブランド研究会を発足〜地域のブランドを全国区へ!〜

松原ブランド研究会目的・目標

 当研究会は、松原市および南河内における地域ブランドの創設・育成・発展に資するため、現在の地域名産品が直面している課題について、産官学に加え、広く一般の市民の皆様にも参加を呼び掛けることで、そうした課題解決へと向けた施策を練り上げるとともに、ビジネスとして成立するビジネスモデルを構築することになります。また、地元の生産物を生かした地産地消の観点から新たなブランドを創造することで、この地域の街起こしの起爆剤ともなるような人が集い語らう場としてのビジネスの立場からの場のブランド価値の創造もおこなっていくことになります。こうした過程でさまざまな意見を収集し相互に交流するとともに、地域ブランド創設へ向けた実態調査や研究、報告をおこないながら、具体的には松原ブランドという地域ブランドを立ち上げることで地域の活性化に貢献することが第一義的な目標であり、 続く段階としては松原市の名前および南河内の地域を全国区にすることを最終的な到達目標としています。

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 松原ブランド研究会とは、松原市および南河内における地域ブランドの「創設」・「育成」・「発展」を目的として松原市、松原商工会議所、阪南大学流通学部の3者に加え、一般市民の方も参加することによって設立された、とてもユニークでクリエイティブな研究会です。
 その記念すべき設立総会・第1回研究会が5月28日(金)阪南大学本キャンパスで開催されました。
 当日は、澤井宏文松原市長、川西修松原商工会議所会頭、学生、教職員、一般参加の方々を含め総勢127名が出席しました。
 第1回を記念する基調講演に、株式会社日吉屋5代目社長、西堀耕太郎氏をお招きし、「京和傘のブランド化とヨーロッパ進出」というテーマで伝統工芸とブランドについて、貴重なお話しを頂戴しました。本物の和傘を手にした西堀社長が伝統工芸について語りはじめると、会場はしばし固唾を呑んで、本物のブランドに目を見張っていました。
 続く研究会には当日入会したばかりの会員の皆さまが積極的に参加し、ユニークな発表と熱い議論を展開させ、大変意義深い内容になりました。
 発表内容は以下のとおりです。
1.「地域ブランドの方向性と考え方」  阪南大学流通学部 平山 弘教授
2.「まったら愛っ娘の現状について」
              松原市市民生活部 経済振興課 農政係長 津村 直輝氏
3.「松原市内の地場産業について」  松原商工会議所 事務局長 三田 光男氏

 研究会のあとは、キャンパス内のカフェラウンジで懇親会を開き、和やかなひとときを過ごしました。
 地元特産である「松原の合鴨」、「南河内のワイン」、松原のオーガニック野菜「まったら愛っ娘」などの食材を地元の備前焼割烹料理店「八馬」の秋山朋宏社長や葉山生子副社長のパフォーマンスによって、絶品料理に仕上げられ、参加者の皆さまが舌鼓を打ちました。
流通学部神澤ゼミの学生によるプレゼンテーション「カタシモワイナリーの見学」も披露され、懇親会はこれまでとひと味違った“楽しい産官学連携の場”に変貌しました。
(今回提供された南河内のワインはカタシモワインフード様、河内ワイン様、飛鳥ワイン様、仲村ワイン工房様、ナチュラルファーム・グレープ&ワイン様の5社です)。

 なお、第2回松原ブランド研究会を平成22年7月23日(金)に開催します。
 次回のテーマは「松原の合鴨」「南河内のワイン」生産者見学会です。はやくも次の研究会が楽しみです。
  • 松原の合鴨を使った絶品料理

  • 積極的に意見を述べる学生