2023.3.16

2023年1月18日 大学院産学連携講座 企業見学実施(梅南鋼材株式会社)

 今年度の大学院産学連携の企業見学は、近畿経産局OBの上村良次様の世話で、大阪市西成区の臣永西成区長からも推薦された「なにわ企業団地内」にある梅南鋼材(株)を見学させていただきました。
 梅南鋼材は1956年に設立され、現在の社長堂上 勝己様は3代目になります。鉄鋼商社であったが、リーマンショックを機に、経営方針を転換し、製造にも乗り出しました。そして社長が新しい機械を導入、自ら操作技術を習得し、IT化を進めた結果、今は独自な高度技術を武器に高付加価値の加工製品を手掛けています。売り上げと会社規模も年々伸びており、現社長の堂上勝己様は大阪中小企業同友会の会長を歴任し、関西地区の副代表も務め、大阪の中小企業と地域経済発展にも尽力しています。今回は社長が自ら工場を案内していただき、さらに2時間にわたり、「バブル崩壊後の事業転換とそれを支えた新卒採用」というタイトルで企業経営の経験や、逆境を切り開く気概と努力話を聞かせていただきました、また、これからの若い学生の就活に必要な資質と心構えなどをアドバイスしていただきました。生き生きとした中小企業製造現場を目に当たり、社長の経営・人生哲学を聞きながら、大変いい刺激を受け、学生たちも大いに感動感謝をしており、有意義な見学となりました。
 西成区は、昔は造船所やその関連企業等で製造業の集積がありました。大まかに見て、西側に製造業の集積があり、東側に住宅地があり、その間に商店街・住宅地があります。(東西では日本一長い鶴見橋商店街があります)。
 一方、東側は阿倍野、住吉区と隣接し住宅があり、その間に商店街がありました。
現在、西側の部分も製造業が無くなった後に住宅が建っております。
若い人の転入は、市内24区の中で8番目に多く、外国人も増え、住民の11%になっております。関空から入る大阪の玄関口の機能を有しております。来年度から第3期特区構想が始まり、色々と変化していく。
 今回は、地域の特性を見るため、南海電車駅から梅南鋼材に行きたいと思います。帰りは、生根神社、玉出商店街を経由しました。

【梅南鋼材株式会社 訪問スケジュール】

訪問日 2023年1月18日(水)
13:30      南海電車 岸里玉出駅北側改札口集合 (13:27着)
14:00      梅南鋼材(株)第4工場着
14:00~15:00   工場見学(第一工場、第三工場、第四工場)
15:00~16:00   本社・第一工場
         説明 「バブル崩壊後の事業転換とそれを支えた新卒採用」
         質疑応答
16:25      南海電車 岸里玉出駅南側改札口 着