2018.11.22

企業情報研究科の主催シンポジウム「超スマート社会におけるIoT技術と新しいビジネスモデル」開催

 11月17日(土)、本学あべのハルカスキャンパスにて、企業情報研究科の主催により、シンポジウム「超スマート社会におけるIoT技術と新しいビジネスモデル」を開催しました。「超スマート社会」とは、人間の作業がロボットに置き換えられ、知的判断さえ人間よりもAI の判断が優先されるような社会です。
 本シンポジウムでは、マイク・バーカー氏(奈良先端科学技術大学院大学 特任教授)、亀石成人氏(合同会社C'Leaf 代表社員)、和泉憲明氏(経済産業省商務情報政策局 情報産業課企画官)の御三方をスピーカーに招き、超スマート社会における経済や企業、仕事のあり方などついて議論するとともに、私たちに何が求められるのかを模索しました。
 3名のスピーカーからは、超スマート社会への変化の本質、超スマート社会で生き残る業界、企業や仕事、そして超スマート社会を見据えた日本の現状や政府の政策の方向性についてお話しいただきました。続くパネルディスカッションでは、超スマート社会に必要とされる人材とその教育に求められること、産業政策のあり方などに加え、超スマート社会はそもそも私たちを幸せにするのか、といった本質的な議論もなされました。
 超スマート社会は、単なる情報技術(IT)上の事柄ではなく、ビジネスや私たちの働き方に大きな変革をもたらします。その創設以来ITと企業経営や企業活動を結びつける教育・研究に取り組んできた本研究科は、今後とも、超スマート社会に求められる人材の育成と、新たに生じうる様々な課題の解決に資する研究に力を入れてまいります。