海外語学研修 Let's Go Overseas!

 「本気で語学力を高めたい!」、「ネイティブ・スピーカーと日常会話がしてみたい!」。「でもいきなり長期間の留学に行く勇気はないし、まずは自分が外国で暮らせるかどうか試してみたい」。そんな悩みを解決するために、国際コミュニケーション学部では「海外語学研修」という授業を用意しています。
 行先は英語圏(アメリカ、イギリス、フィリピン)と中国語圏(台湾)。現地の大学(もしくは語学学校)でその国の文化・社会情勢・語学を現地の言葉で習い、それを友人やホストファミリーとの会話で試す、絶好のチャンスです。
 国際コミュニケーション学部の学生は1年次から、その他の学部では2年次から受講できます。The sooner, the better. 毎年多くの学生が、「海外語学研修」に行ってよかった、自分がやるべきことが見つかったとの感想を述べています。皆さんも、ぜひ在学中に異文化を体験できるチャンスをつかんでください。

海外語学研修とは!?

夏期休暇期間中の3〜5週間程度を用いて語学研修(英語圏・中国語圏等)を行います。
研修先は、その年によって様々で「海外の大学又は附属する語学学校」等で学び、滞在中は「ホームスティ」か「大学の寮」で海外生活を経験できます。

海外語学研修 Let's Go Overseas! 海外語学研修にいくには?2つのSTEP!

1st STEP:「授業を履修しよう!」

履修は、全学部2回生から履修可能ですが、国際コミュニケーション学部の学生は、1回生から履修が可能です。入学直後の夏休みから早速出かけることもできます!

研修先

アメリカ、イギリス、フィリピン、台湾の中から、自分の目標に応じて行き先を選択できます。

単位として認められます

海外語学研修は、前期と後期の授業と夏期の海外語学研修に参加して所定の基準を満たせば、4単位(国際コミュニケーション学部では、学科語学科目として、その他の学部は一般教育自由科目として)が取得できます。

授業の内容

■前期は、留学先の語学・歴史・社会・文化等を学びます。
例えば…
「渡航手続きの準備」
「ホストファミリーへ最初に挨拶する英会話」
「海外での休日の過ごし方」
「ESTA入力と移民局を通過する際に必要な英会話」があります!
皆さんが持つ留学に対する不安を授業の中で解消していきます。

■夏休み、いよいよ「海外へ出発」です。
※海外語学研修には、研修費用が必要です。2nd STEPを見てください。
教室で学んだ語学を十分に活用し、勉強とホストファミリーとの生活を両立させながら異国の文化を感じ生活してください。

■フォローアップ(引率)
現地には担当教員が引率し、皆さんが現地での生活に慣れるまで、必要な情報を提供します。
※(イギリスは除く)

■後期、留学中に学んだ内容の報告会を行うと共に、留学中に学び、体験して身につけた能力を伸ばすことを目的とします。
例えば…
「滞在中の日記、修了証などの提出、帰国後のPresentation準備」「学内スピーチ・コンテストへの参加」「ホストファミリーへのクリスマスカードを作成」
などを行って頂きます。 

2nd STEP:「研修費用の支払い」

研修費用は、「渡航先」や「その時のレート」によって様々です。

研修先(2014年度)

アメリカ(担当:賀川 真理先生)
「自分の力を試す旅に出ませんか—海外語学研修(アメリカ)へのお誘い」

 2014年度のアメリカ研修は、昨年に引き続きワシントン州のシアトルで行います。今年の研修は、本学のオリジナル・プログラムが盛りだくさんあります。例えば・・・



 【1】ワシントン大学での英語授業—単なる英語の授業ではなく、アメリカの多民族社会で暮らす人々や若者文化に焦点をあてた、本学学生のためのオリジナル・プログラム 
 【2】担当者と現地旅行社で作り上げたオリジナル・プログラム
  1)地元高校訪問—日本語を学ぶ授業で生徒との交流を持ち、日本や日本語の魅力を紹介
  2)日本に興味のあるアメリカ人大学生や日本人留学生とのディスカッション
  3)CAとの座談会、CAと行くボーイング工場見学ツアー
  4)ボランティア活動への参加—フードバンク、ネイチャーコンソーシアム(予定)
  5)現地企業や団体への訪問(学生によるプレゼンテーションを予定)
  6)スターバックス本社見学、シアトル食べ歩きツアー、大リーグ観戦(予定)など。                  
 【3】シアトルでのホームステイ—現地では、1家庭につき学生一人のホームステイです。皆さんの接し方次第で、「アメリカのファミリー」の1員になれる可能性が十分にあります。すべてのホストファミリーを招いてのさよならパーティーもあります。
 【4】ワシントン大学は本学と協定留学を行っており、この研修をきっかけに、1年間もしくは半年間の長期留学を決断する学生がでています。
 前期の授業では、アメリカと日本との比較を行いながら、アメリカ人の国民性や思考様式の違いにも触れ、ホストファミリーとの初対面、食事や電話、買い物での会話を集中して学ぶほか、ホストファミリーの一員となるためにはどうしたらよいか、高校訪問の準備、日本の生活や文化について発信するにはどうすればよいのか、といったことを指導します。
 シアトルでの夏期研修を終え、後期の授業では、アメリカ滞在中に書いた日記を提出してもらい、アメリカで過ごした日々のことを中心に、英語のスピーチおよびパワーポイントによるプレゼンテーションの準備と発表を行ってもらいます。
 「海外語学研修」の授業を担当して、これで8年目になるのではないかと思いますが、前期は「覚えなくてはいけないこと」が多く、やや受身的あるいは緊張気味の学生が、後期の授業ではとにかく英語で自分の意思を伝えようと、笑みをたたえながら英語で考えながら話す姿には毎年感動さえを覚えます。
 2014年度の詳細は、現在プログラム全体について最終検討をしています。詳細は説明会およびホームページなどで確認してください。皆さんも、大学時代に1度は英語漬けの日々に身を置き、色々な人々の価値観を知り、新たな自分を発見し、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを実感し、その後の学生生活のステップ・アップをめざしてください。

フィリピン(担当:守屋友江先生)

 海外語学研修3では、英語の力を基礎からしっかりと身につけ、さらに伸ばしたい学生向けのプログラムを用意しています。前期の授業は海外での生活を想定した日常会話を身につけ、夏休みにフィリピンのヴィサヤ大学で4週間、集中的に英語を学びます。後期の授業は、留学で身につけた英語力をさらに伸ばす練習のほか、その成果を英語でのプレゼンテーションや報告書としてまとめていきます。
 この授業のメインとなるのは、フィリピンで学ぶ英語集中プログラムです。初めて外国で英語を学ぶという人や、一人では海外で英語を学ぶのが不安という人もいるかもしれませんが、同じ大学からのクラスメイトと行きますし、キャンパスは治安もよいので心配することはありません。とくにオススメなのは、自分のレベルに合わせて1対1でしっかり英会話を教えてもらえるクラスです。これは、ほかの地域ではなかなかお目にかかれない充実した点です。スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの少人数クラスに通い、総合的な英語力を伸ばしていきます。
 フィリピンではこのように「英語漬け」になるのですが、場所は有名なリゾート地のセブ島にあるので、勉強だけではなく、週末には美しいビーチなどを観光することができます。昨年11月の台風30号でフィリピンは大きな被害を受けましたが、セブ島はそれほど大きな影響を受けておらず、現在は治安も問題ありません。
 2013年度に履修した学生たちは、TOEICのスコアや英語のクラスで実力を伸ばしています。いろいろと盛りだくさんの1年間を通じて、英語の力を伸ばしたい学生の参加を心待ちにしています。

イギリス(担当:井上 裕司先生)

 海外語学研修2は、英語の学習というよりも、英語を使ってイギリスの政治・経済・社会・文化を深く学ぶ、つまり、英語を使った情報収集能力の向上に力をいれたプログラムになっています。
 この海外語学研修では、夏休みにイギリスに短期留学にいきます。行き先は、世界的な名門大学であるケンブリッジ大学です。日本にいる皆さんも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。あのニュートンやダーウィンもここで学びました。
 ケンブリッジ大学は、阪南大学やその他すべての日本の大学とは異なり、それぞれに独立性を持った30以上のカレッジの集合体としてユニバーシティ、つまり大学があります。この研修で訪れるのは、その中のひとつであるシドニー・サセックス・カレッジです。
 研修中は、午前中には主に語学のレッスンを受け、午後はケンブリッジの学生との交流や、博物館や研究所でのフィールドワークが予定されています。また、日によってはロンドンなどへのツアーも予定されています。研修中の生活は、現地でホームステイになります。
 英語のレッスンを受けつつ、現地の学生と交流し、フィールドワークで自ら調べ、イギリスの家庭生活を体験するという単なる語学研修よりも一歩進んだ内容になっていると思います。

台湾(担当:永田 拓治先生)

 近年、日本と台湾の交流が盛んとなっています。2012年の日台の人的往来はなんと約300万人。ビジネス・観光・留学など、目的はそれぞれですが、今後はますます台湾との関係が密になっていくことでしょう。そんな台湾でも、もっとも歴史ある大学のひとつである台湾師範大学(台北市)で中国語(華語)を学びませんか。中国語は世界でもっとも多くの人びとに使用されている言語のひとつです。中国語の習得はきっとみなさんの世界をひろげる役に立つことでしょう。
 ただ、語学留学の醍醐味は言葉の習得だけではありません。今回の研修先である台湾師範大学は語学教育に力をいれているため、およそ60カ国からたくさんの留学生が集まってきています。台湾師範大学での学びは、台湾を知ることだけにとどまらず、多くの異文化とふれ合う絶好の機会になるはずです。ぜひこの機会に中国語(華語)を学ぶと同時に、多種多様な文化に接し、視野をひろげてほしいと思います。この語学研修が、参加者全員にとってかけがえのない財産になるよう全力でサポートします。

国際コミュニケーション学部 国際コミュニケーション学科 コンテンツ