2019.3.18

2018年度産学官連携プロジェクト「あわら市観光協会×阪急交通社×阪南大学小林・李・福本ゼミ」報告会

 阪南大学国際観光学部の小林・李・福本ゼミでは、ゼミ・特別授業活動として福井県あわら市、あわら市観光協会と株式会社阪急交通社教育旅行センターとの間で「福井県あわら市の地域活性化」をテーマにプロジェクトに取り組んできました。
 2019年2月12日、福井県あわら市長、あわら市観光協会、あわら市関係者、株式会社阪急交通社担当者出席のもと、あわら市湯のまち公民館において2018年度「あわら市観光協会×阪急交通社×阪南大学3ゼミ」による産学連携プロジェクト最終報告会を実施しました。

代表の阪南大学小林先生の挨拶

 このプロジェクトは、今年度で3回目を迎えることになりました。毎年、あわら地域の観光による活性化に向けて、阪南大学国際観光学部の複数のゼミ等の学生がそれぞれの指導教員の専門性を活かした観点から、地域活性化に向けた提案を行うという取り組みです。
 本年度は、福本ゼミの祭りなどのイベント企画に対する提案が2つ、李ゼミの宿泊プランの提案が3つ、小林クラスの周辺地域を含めた旅行プランの提案が3つ、となっています。
 本プロジェクトの特色は、このように多面的に地域活性化に取り組んでいる点、単年度で終わるのではなく改善を加えながら持続的に取り組んでいる点、そして、ゲスト(学生)の視点だけではなく、ホスト(地域の方)との交流を交えた複合的な視点を取り入れるため、夏期にインターンシップを導入したことなどです。
 そして、このような取り組みが、昨年、観光庁の「大学と地域・企業が連携した先進的な実践事例」として取り上げられ、教員・学生・地域・企業への取材を通じて、評価をしていただくことになりました。

小林チームの取り組み『旅行プランの企画』

 3つのチームに分かれ、それぞれが福井県あわら地域への観光客の集客を目標に、あわら地域にある観光素材を様々な視点から分析、そして、ターゲット層とテーマを設定し、観光素材に味付けを行い、テーマ性のある体験型の旅行プランを提案しました。

発表タイトル①:(旅行プランの企画)
「輝け!漢(オトコ)たち!!!-男のなかの漢(オトコ)-」
中島 朋香、大森 唯衣、桑原 一輝、中埜 由紀乃、福田 朋乃果、山越 航太

発表タイトル②:(旅行プランの企画)
「大人の遠足(縁促)バスツアー ~福井の男に幸せにしてもらおう~」
中野 幹矢、岡 玲衣奈、紀平 真優、藤本 莉奈

発表タイトル③:(旅行プランの企画)
「~現代のヤマトナデシコも夢じゃない!?~福井で女子力UPパワースポット巡りの旅」
廣部 明日香、明神 果歩、西本 昂生、坂口 日菜、伊藤 早穂

福本ゼミの取り組み『イベント企画』

 夏期のインターンシップや「あわら温泉湯かけ祭り」への運営参加を通じて、地域活性化に向かた新たなイベントのアイデア等を提案しました。

発表タイトル①:(イベント企画)
「ツアー・オブ・あわら」-新たな地域活性化イベントの提案-
中野 幹也、久井 昇太郎、濱田 真央、藤井 佑和子、山崎 安未紗、岡本 美由、生田 雄大、光田 祐志

発表タイトル②:(イベント企画)
「あわら温泉 湯かけ祭り」への改善提案
中島 朋香、廣部 明日香、仲程 沙希、前田 愛友、榎本 理沙、武本 実玖、藤井 瞭、前原 拓歩

李ゼミの取り組み『宿泊プラン』

 現地でのアンケート調査や、宿泊施設でのインターンシップ等を通じて、あわら温泉地域の宿泊施設に対して、サービスマネジメント視点での改善点や学生視点による新たな宿泊プラン等の提案を行いました。

発表タイトル①:(宿泊プラン)
「韓国人大学生の旅館の仕事を学んでもらおう!!」
東江 あずさ、塚田 恵見、牧野 あかり、中川 鈴菜

発表タイトル②:(宿泊プラン)
「子供連れ家族旅行滞在プラン」
出野 萌々花、高山 結衣

発表タイトル③:(宿泊プラン)
「旅館での学びと提案」
中井 涼介、勢力 ハヤタ、岩田 栞奈、笠井 宏美、和家 恵梨香、和田 果実

一般社団法人 あわら市観光協会 会長 前田 健二氏 コメント

 阪南大学 福本ゼミ・李ゼミ・小林クラスの皆さん、素晴らしい発表有難うございました。あわら市の地域活性化に観光面から取り組んで頂き、重ねて御礼申し上げます。私共は観光による地域づくり、観光を感幸へとして、日々色々な事業を通じて地域活性化を図っています。
 しかしながら、それは容易ではなく試行錯誤を繰り返しています。今回私共では気づかない視点からの提案は、会場にいた地元の皆さんも刺激を受け、驚いた様子でした。この視点を活かし、地域づくりに活かして参ります。コース提案は、協会HP上にて広く案内し、誘客に活かすと共に実証を重ね、更に発展させて行きたいと思います。貴大学並びに学生の皆様の益々のご発展をお祈り申し上げ、御礼の言葉に代えさせて頂きます。

一般社団法人 あわら市観光協会 事務局長 米由 誠氏コメント

 この度は、産官学連携プロジェクト報告会であわら市にお越しいだだき有難うございました。また貴重なご意見をいただき重ねて御礼申し上げます。
 今回は、8グループの発表で実際に体験した方の発表内容と、主にインターネットで調査をした発表内容で多少差が出た感じがしました。実現可能なプランを、今後大学と弊会で打合せをさせていただきたく思います。
・「ツアー・オブ・あわら」は、いろいろな提案がなされていて実現性が高いと感じました。肝試し、浴衣コンテストは面白いですね。サイクルツーリズムは、あわらの魅力を最大限に訴求できますので関係先に聞き取り、調査を進めてまいります。北潟湖、吉崎、細呂木を入れたコースがマストです。
・「あわら温泉 湯かけ祭り」は、課題の洗い出しや改善プラン、告知方法など実際参加された方だからこそ判る提案で素晴らしかったです。湯かけまつり実行委員会と一緒に商品化への実現に繋げていきたいと感じました。
・「韓国人大学生の旅館の仕事を学んでもらおう!!」は、韓国の就職率と旅館の人手不足に目を付けた内容は、非常に感心しました。女将の浴衣の着付けは面白いですね。また日韓の連携であわら温泉の商品開発展開になれば、互いの地域の活性化に繋がり大変うれしく思います。
・「子供連れ家族旅行滞在プラン」は、人気の温泉地調査とあわら温泉の比較、あわらには無いものを指摘していただき有難うございました。特色のある食事がない。特産物を使った料理の提案など興味を引く内容でした。シャーベットみぞれ酒は研究していきたく思います。
・「旅館での学びと提案」は、実際にインターンシップした感想や業務内容が聞けて面白かったです。
・「輝け!漢(オトコ)たち!!!-男のなかの漢(オトコ)-」は、今までにない発想で新鮮でした。サイクリングコースを実際に何度も走った上での提案であったら、より素晴らしいものになると感じております。
・「大人の遠足(縁促)バスツアー ~福井の男に幸せにしてもらおう~」は、夕食時に怪談師を呼んで夜の肝試し企画は非常に興味深い内容でした。肝試しに、あわら吉崎「嫁脅し肉付きの面」など地元の歴史を結び付けると、更に面白い企画になると感じました。
・「福井で女子力UPパワースポット巡りの旅」は、パワースポットを地元あわら温泉街の三薬師に設定していただいたら、あわら市の魅力が更に増えると感じました。
 全体を通じて、非常に興味深い内容で発見がたくさんありました。今後発表していただいたプランを商品化していく上で、学生の皆さまに更なる現地調査していただき、プランをブラッシュアップ。弊会と綿密な打ち合わせをさせていただき、阪南大学国際観光学部プロデュースプランを造成していきます。
 教授はじめ学生の皆さま有難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。

㈱阪急交通社教育旅行センター所長 宍井 剛氏 コメント

 あわら温泉が誇る宿泊施設。大学生などの合宿利用などの縁からこのような試みに賛同をいただき、大変感謝しております。学生受入にも前向きで、夏期のインターンシップの受け入れだけでなく、お祭りなどのイベントにも主催者側で参加させていただくなどご協力をいただきました。参加していただいた学生様は実際に受入側、お客様に触れ、たくさんの事学んだことと思います。また、学生の視点による新しい発想は新たな観光客層の誘致を図るともに、訪日観光客や学生旅行へとつながる可能性を大いに秘めております。今後も恒例行事として後輩へと引き継いでいただき、更にバージョンアップした企画・提案を期待しております。また、福井県でも進めております「教育旅行」の分野でも発展させていただければ幸いです。
  • あわら市市長  佐々木 康男氏の挨拶

  • 報告会会場風景

  • 報告会会場風景

  • 質疑応答

  • 報告会終了後の学生・関係者の撮影