2018.3.20
産学連携プロジェクト「あわら市観光協会×阪急交通社×小林・李ゼミ」
産学連携プロジェクト「あわら市観光協会×阪急交通社×小林・李ゼミ」最終報告会を実施
2018年2月21日、福井県あわら市観光協会、あわら市関係者、株式会社阪急交通社担当者出席のもと、あわら市ゆのまち公民館において2017年度「あわら市観光協会×阪急交通社×小林・李ゼミ」による産学連携プロジェクト最終報告会が実施されました。
国際観光学部の小林・李ゼミの連携ゼミでは、キャリアゼミ活動として福井県あわら市観光協会と株式会社阪急交通社との間で「福井県あわら市の地域活性化」をテーマに1年間取り組んできました。
国際観光学部の小林・李ゼミの連携ゼミでは、キャリアゼミ活動として福井県あわら市観光協会と株式会社阪急交通社との間で「福井県あわら市の地域活性化」をテーマに1年間取り組んできました。
小林ゼミの取り組み
3つのチームに分かれ、それぞれが福井県あわら地域が抱える課題を分析し、文献調査や現地でのフィールドワークやインターンシップ、イベント行事の運営等を通じて、学生視点を交えたあわら地域の観光素材の再発掘によるテーマ性のある旅行プランを提案しました。
小林ゼミ 3回生
上中 魁人
「産学官連携での地域活性化」として(株)阪急交通社教育旅行センター、一般財団法人福井県あわら市観光協会、阪南大学小林ゼミが協力し活動を行いました。私たち小林ゼミがあわら市を舞台にツアープランを作成し2018年2月21日に発表を行い1年通しての活動は終了しました。
小林ゼミの主な活動内容は「地域活性化に向けたテーマ性のある旅行商品の企画開発」です。この活動は、観光交流による地域活性化を目指している国内外地域に対し、企業等と協働し地域サイドの視点や訪問者(学生達)の視点を交えながら観光資源を再発掘し、テーマ性のあるツアーを企画し提案する取組みです。すなわち、産学官連携による新たな旅行商品の企画開発です。地域の調査はもちろんターゲット設定のためのデータ収集、そのような情報を踏まえたテーマを設定し、テーマに基づいた旅をストーリーを交えて企画しています。 今回の活動では三つのチームに分かれて旅行商品企画を行いました。
一つ目のチームはインバウンド宿泊者数が少ないというデータから北陸三県を含めての訪日旅行者(台湾人)をターゲットにし、ターゲットに見合うテーマとしてヘルスツーリズムを土台とした周遊観光のプランを企画になりました。
二つ目のチームは福井県が幸福度ランキングで一位であるというところと親孝行したいけどできないというデータをもとに親子をターゲットに「幸せ」をテーマにした旅行企画になりました。
三つ目のチームは福井県の特徴である「長寿」と「三世代同居」というキーワードからあわら温泉を利用し三世代で楽しめる内容となった旅行企画になりました。このように三者三様の内容となりましたが、どのチームも共通して言えることは今回の提案があわら市の発展の一助になればとの思いで企画したことです。その志の下でこの一年間は小林ゼミとして大きく成長できた期間となりました。今後も産学官連携として協力していければ幸いです。
小林ゼミの主な活動内容は「地域活性化に向けたテーマ性のある旅行商品の企画開発」です。この活動は、観光交流による地域活性化を目指している国内外地域に対し、企業等と協働し地域サイドの視点や訪問者(学生達)の視点を交えながら観光資源を再発掘し、テーマ性のあるツアーを企画し提案する取組みです。すなわち、産学官連携による新たな旅行商品の企画開発です。地域の調査はもちろんターゲット設定のためのデータ収集、そのような情報を踏まえたテーマを設定し、テーマに基づいた旅をストーリーを交えて企画しています。 今回の活動では三つのチームに分かれて旅行商品企画を行いました。
一つ目のチームはインバウンド宿泊者数が少ないというデータから北陸三県を含めての訪日旅行者(台湾人)をターゲットにし、ターゲットに見合うテーマとしてヘルスツーリズムを土台とした周遊観光のプランを企画になりました。
二つ目のチームは福井県が幸福度ランキングで一位であるというところと親孝行したいけどできないというデータをもとに親子をターゲットに「幸せ」をテーマにした旅行企画になりました。
三つ目のチームは福井県の特徴である「長寿」と「三世代同居」というキーワードからあわら温泉を利用し三世代で楽しめる内容となった旅行企画になりました。このように三者三様の内容となりましたが、どのチームも共通して言えることは今回の提案があわら市の発展の一助になればとの思いで企画したことです。その志の下でこの一年間は小林ゼミとして大きく成長できた期間となりました。今後も産学官連携として協力していければ幸いです。
Aチーム:今西 佳那、末永 日菜子、瀬戸 健大、中里 圭希、米田 直起
ツアータイトル:「日本一幸せな家族になろう! ひとりは家族のために、家族はひとりのために」
Bチーム:金岡 真里奈、北林 沙愛奈、西川 結、藤井 はなみ、安田 侑加
ツアータイトル:「親への贈り物」
Cチーム:赤崎 真帆、上中 魁人、多和田 百華、中西 尊理、丸山 英梨香
ツアータイトル:創健採生
李ゼミの取り組み
現地でのアンケート調査や、宿泊施設でのインターンシップ等を通じて、あわら温泉地域の宿泊施設に対して、サービスマネジメント視点での改善点や学生視点による新たな宿泊プラン等の提案を行いました。
李ゼミ 3回生
大平 恵梨香
私たち李ゼミは(株)阪急交通社教育旅行センター、一般財団法人福井県あわら市観光協会と協力し、あわら温泉地域での宿泊者集客向上を目的に活動を行ってきた。
そこで私たちのグループは20代前半の女性をターゲットとし、Instagramを活用した旅館滞在プランを提案した。集客素材として東尋坊でのリアルハイジ体験Iwaswingをはじめ、特産物の「越後のルビー」と、「とみつ金時」を使用した料理やデザートの工夫、日本酒女将を用いた館内での手作り化粧水体験、館内映えを狙った浴衣や季節ごとに異なる庭の提案などを盛り込んだプランである。
この提案に向け、温泉・旅館滞在について旅行者のニーズに関するリアルな声を集める目的で、学内の大学生を対象にしたアンケート調査と、あわら温泉に訪れている宿泊客や観光客を対象にアンケート調査を実施した。あわら温泉の認知度や温泉旅行をする際に決め手となる要因、数ある温泉地・旅館の中で、あわら温泉・美松を選んだ理由、満足・不満足だった要因などについて調査した。その結果、あわら温泉の認知度は約6割と多く、また温泉地訪問の際に決め手となる要因は有名な温泉地なのか否か・露天風呂など、温泉施設や旅館料理が重視されていることが分かった。アンケート結果に加えて、文献資料のリサーチを通じて、あわら温泉や旅館には若者のニーズを満たす素材が多いということも分かった。
このような研究を進めながら、2017年6月に滋賀県高島市にて小林・李ゼミと和歌山大学(廣岡ゼミ)が合同ゼミ合宿を行った。そこでは、研究の途中経過をプレゼンテーションし、意見交換を行うと共に、高島市の地域活性化の活動を見て学び、多くのヒントが得られた。更に、同年9月には韓国金泉で開かれた東北亜観光学会へ参加、取り組んでいる内容の発表を行うと共に、忠清北道清州市清州大学の学生とは、韓国地方都市での地域活性化についてフィールドワークを行うことや意見交換会を通じて新たな刺激を受けた。
これらの取り組みを踏まえ、旅館滞在プランを作成し、2018年2月にあわら市にて最終報告を行った。
そこで私たちのグループは20代前半の女性をターゲットとし、Instagramを活用した旅館滞在プランを提案した。集客素材として東尋坊でのリアルハイジ体験Iwaswingをはじめ、特産物の「越後のルビー」と、「とみつ金時」を使用した料理やデザートの工夫、日本酒女将を用いた館内での手作り化粧水体験、館内映えを狙った浴衣や季節ごとに異なる庭の提案などを盛り込んだプランである。
この提案に向け、温泉・旅館滞在について旅行者のニーズに関するリアルな声を集める目的で、学内の大学生を対象にしたアンケート調査と、あわら温泉に訪れている宿泊客や観光客を対象にアンケート調査を実施した。あわら温泉の認知度や温泉旅行をする際に決め手となる要因、数ある温泉地・旅館の中で、あわら温泉・美松を選んだ理由、満足・不満足だった要因などについて調査した。その結果、あわら温泉の認知度は約6割と多く、また温泉地訪問の際に決め手となる要因は有名な温泉地なのか否か・露天風呂など、温泉施設や旅館料理が重視されていることが分かった。アンケート結果に加えて、文献資料のリサーチを通じて、あわら温泉や旅館には若者のニーズを満たす素材が多いということも分かった。
このような研究を進めながら、2017年6月に滋賀県高島市にて小林・李ゼミと和歌山大学(廣岡ゼミ)が合同ゼミ合宿を行った。そこでは、研究の途中経過をプレゼンテーションし、意見交換を行うと共に、高島市の地域活性化の活動を見て学び、多くのヒントが得られた。更に、同年9月には韓国金泉で開かれた東北亜観光学会へ参加、取り組んでいる内容の発表を行うと共に、忠清北道清州市清州大学の学生とは、韓国地方都市での地域活性化についてフィールドワークを行うことや意見交換会を通じて新たな刺激を受けた。
これらの取り組みを踏まえ、旅館滞在プランを作成し、2018年2月にあわら市にて最終報告を行った。
板原 尊、小川 柾樹
宿泊プラン:ゲン担ぎプラン
西村 直恭、内海 純、三木 俊治
宿泊プラン:高齢者をターゲットにした宿泊プラン
大平 恵梨香、妹尾 美帆、堀 聡那
宿泊プラン:#Instatrip(Instagram を活用した旅館宿泊プラン)
発表が終わった後での記念撮影
(株)阪急交通社 宍井氏のコメント
2年目となる一般財団法人福井県あわら市観光協会及び、阪急交通社との産学連携プロジェクト。今年度においては協会のご協力のもと、夏期インターンシップに加え、現地イベントの実行委員に参加し、お客様目線だけでなく、現場目線でも見ていただきました。そんな甲斐があってか、今年度の発表は地元の素材をどうアレンジしていくのか、またPRしていくのかという観点に広がりを感じました。今後は国内外の事例(成功例)も調査していただき、新しいトレンドを発掘していくことも課題になっていくことでしょう。学生様の新しい発想により、将来的にはあわら市とともに実際に取り組んでいき、観光客の誘致に繋がっていくことを期待しております。
(社)あわら観光協会前田会長のコメント
この度は、あわら市観光発展を題材に取組をいただき、誠に有難うございました。又、大 変お忙しい中あわら市までお越しいただき、重ねて御礼申し上げます。
さて、今回の発表をお聞きした感想を代表して申し上げます。どのグループの提案も、誰に、何の為に買って欲しいのか。何を得られるのかが明確でしつかりとした内容でした。メディア商品は概ね「キラーコンテンツ」頼りであり、ユーザーが知らない日頃味わえないことを提供する使命を果たせていない現状を振り返ると、素晴らしい提案だと思いました。今後皆さんがどんなステージで活躍されるのか楽しみですが、この事はどの職種でも重要なポイントですので、忘れずにいて欲しいと思います。
さて、今回の発表をお聞きした感想を代表して申し上げます。どのグループの提案も、誰に、何の為に買って欲しいのか。何を得られるのかが明確でしつかりとした内容でした。メディア商品は概ね「キラーコンテンツ」頼りであり、ユーザーが知らない日頃味わえないことを提供する使命を果たせていない現状を振り返ると、素晴らしい提案だと思いました。今後皆さんがどんなステージで活躍されるのか楽しみですが、この事はどの職種でも重要なポイントですので、忘れずにいて欲しいと思います。
地元新聞 県民福井に掲載された記事