2015.11.12

2015年度小林ゼミ 韓国研修を終えて

2015年度小林ゼミ 韓国研修を終えて

濱田 光里

 今回、私は8月26日から31日までの5泊6日、韓国の大邱、清洲、ソウルでの研修に参加しました。まず初めは、慶尚北道大邱市での行われた東北亜観光学会での大学生発表大会です。例年、小林ゼミでは全員が発表を行いますが、今年はマーズ騒動のためゼミからの参加者が私1人となりました。残念ながら、私は韓国に前期半年間留学していたこともあり、発表出来ませんでしたが、韓国の学生のプレゼンを聞くことが出来るいい機会になりました。私たちが取り組んでいる地域活性化に向けた旅行商品企画とはまた違った内容の発表もあり、私たちの今後のプランづくりの参考になりました。
 次に大邱での学会発表大会を終え忠清北道清州市に移動しました。小林ゼミでは、毎年、清州市の観光局の依頼を受け、訪韓日本人旅行者誘致に向けて、市の観光素材を有効に利用したツアーを企画し提案しています。ツアー企画に向けて、2泊3日で清州地域周辺のフィールドワークを行いました。実際に、訪れてみるのは初めてで、個人旅行では足を踏み入れない地域だと考えていましたが、このような機会を頂き、足を踏み入れてみると私の想像とは異なっていました。
 清州地域には、たくさんの文化遺産や昔ながらの市場、清州地域に関する歴史博物館など清州独特の文化を学べる場所がたくさんあることが分かりました。しかし、文化遺産に関しては、地域住民が清洲の豊かな文化遺産を観光資源として認識していないため、観光客に対しての多言語表示が大変少なく感じられました。なので、もっと地域住民が清州の文化遺産の価値を再認識し、観光地化するためへの新しいまちづくりが必要ではないかと思いました。清州地域には、若者が集まる市内にも文化財が含まれており、そこから歩いていける距離に昔の面影を感じることが出来る市場があり、今と昔両方の景観を楽しむことが出来ました。このように今と昔を近くで感じることが出来る点をもっとアピールするべきではないでしょうか。フィールドワークで得た情報を基に、12月までに企画案を練り上げ、清州市に提案します。

 そして最後はソウルです。市内にある景福宮に行き、清渓川、明洞などの韓国で定番の観光地周辺を周遊しました。ソウルにはよく訪れた経験があるのですが、景福宮に入場することは初めての試みでした。中では、日本語で対応してくれる説明ガイドが、ひとつひとつの観光ポイントを細かく説明してくださり、韓国語に親しみのない観光客に対しても観光しやすい場所だと感じました。やはり、外国人観光客が多かったにも関わらず、現地の若者も韓服を着て観光したりなど、外国人観光客だけではなく、現地の観光客も気軽に観光できる場所であると実感しました。明洞は韓国の中でも、もっとも観光客が訪れる場所なので、外国語を話せる人がたくさんいて、大邱や釜山などと比較しても、外国人観光客に優しい地域であると感じました。

 そして、韓国旅行会社(モドゥツアー)の研修にも参加させていただきました。企業説明、社内見学をさせていただき、韓国旅行会社について詳しく知ることができました。日本の旅行会社は、国内旅行と海外旅行どちらも同じようにツアーが企画・販売がされており、海外旅行と同様に国内旅行にも力を入れていますが、韓国の旅行会社は国内旅行の商品化には、ほとんど力を入れておらず、海外旅行にのみ力を入れているところが、日本の旅行会社と韓国の旅行会社の違う点だと感じました。韓国は国内旅行をするにあたり、旅行会社を利用する割合が少なく、旅行会社が国内旅行プランを企画する必要がないという意見が多くみられました。しかし、旅行会社を通さずに自分たちで国内旅行をプランニングするということは、定番な観光地しか周っていないのではないかと疑問に感じました。韓国国内には知られていない観光資源がまだまだ眠っています。こうした観光資源を新しく発掘し、商品化することで、韓国の魅力を感じるとともに、地域活性化にも繋がることになるのではないでしょうか。

 今回の韓国研修のメイン活動は、清州市での観光客誘致に向けた、清州大学学生との合同調査活動(フィールドワーク)でした。活動を通じて、清州大学校の学生と関わるにあたって、一番大切なことはコミュニケーションであると感じました。私は、半年間韓国の大邱大学校に留学していましたが、そこで身につけた語学力を実際に清州の学生とコミュニケーションをはかることに役立ちました。合同調査する日本人学生と韓国人学生の間に入り、意思の疎通をはかる役目が果たせたと感じています。留学で身に着けた語学力があったからこそ、韓国の現地について、より深く理解することができた研修でもありました。
 これからも身に付けた語学力を維持しつつ、韓国人との交流や韓国現地の観光資源についても詳しく勉強していきたいと思います。また、清州の地域活性化に向けて私が感じた事、研修内容について今後のゼミ活動に役立てるようしっかり生かしていきたいです。