2019.3.11
タイにおけるマングローブ植林とボランティア活動
活動テーマ:インバウンド観光客を取り込んだ大阪の着地型観光によるまちづくり
産学連携先:すみれナレッジ
石井キャリアゼミでは、毎年タイを中心に東南アジア各国をフィールドに活動を展開しています。その主要な目的は2つあり、①地球温暖化対策の一環としてのマングローブ植樹、②異文化理解を通した現地の人々との交流活動です。この2つの目的を軸に、毎年新たなことにチャレンジしています。キャリアゼミへは、この制度ができてから継続的に参加し、毎年ゼミ生が全員参加し、着実に豊かな成果を積み重ねてきています。
石井ゼミでは、長年キャリアゼミに参加して、今年もタイのプーケット島およびバンガー湾において、マングローブ植林と孤児院でのボランティア活動に取り組みました。さらに、今年は、タイのバンコクのドゥアン・プラティープ財団を訪問しスラム街のフィールドワークを行いました。
今回のフィールドワークで最も印象に残ったことは、マングローブ植樹についてのことでした。タイに行くまではマングローブを植える意味を実感もって知ることはできませんでしたが、タイに行き現地で学習していくうちに、マングローブ津波の防波堤になることや、地球温暖化で問題になっている二酸化酸素の削減など、様々な役割や機能があることを学習することができました。こういったきっかけがないと、タイに行き、ボランティア活動をすることがなかったと思うので、石井ゼミに入り様々な経験を積むことができたので、本当に良かったと思っています。
産学連携先:すみれナレッジ
石井キャリアゼミでは、毎年タイを中心に東南アジア各国をフィールドに活動を展開しています。その主要な目的は2つあり、①地球温暖化対策の一環としてのマングローブ植樹、②異文化理解を通した現地の人々との交流活動です。この2つの目的を軸に、毎年新たなことにチャレンジしています。キャリアゼミへは、この制度ができてから継続的に参加し、毎年ゼミ生が全員参加し、着実に豊かな成果を積み重ねてきています。
石井ゼミでは、長年キャリアゼミに参加して、今年もタイのプーケット島およびバンガー湾において、マングローブ植林と孤児院でのボランティア活動に取り組みました。さらに、今年は、タイのバンコクのドゥアン・プラティープ財団を訪問しスラム街のフィールドワークを行いました。
今回のフィールドワークで最も印象に残ったことは、マングローブ植樹についてのことでした。タイに行くまではマングローブを植える意味を実感もって知ることはできませんでしたが、タイに行き現地で学習していくうちに、マングローブ津波の防波堤になることや、地球温暖化で問題になっている二酸化酸素の削減など、様々な役割や機能があることを学習することができました。こういったきっかけがないと、タイに行き、ボランティア活動をすることがなかったと思うので、石井ゼミに入り様々な経験を積むことができたので、本当に良かったと思っています。
学生活動状況報告
石井キャリアゼミでは、2・3年生合同でタイ・プーケット島およびバンガー湾でボランティア活動を実施しています。昨年度も参加しましたが、今年は1日遅れの参加となり、単独で現地まで行かなければならなかったことが、逆に自分の自己成長につながりました。
行きの飛行機は一人で手続きを行わなければならず大変心配でした。一人で飛行機に乗るのは初めてで、さらに、前年度とは経由して乗り継ぐ空港も違いちゃんと目的地に辿り着けるのかどうか不安でいっぱいでした。結果としては問題なく到着することが出来ました。実際に自分が経験して思ったことは、英語力が必要不可欠だということです。経由は香港の空港だったのですが勿論日本語では通じません。共通の言語である英語が大切であり、これは来年私たちが働いていく上でも重要であり求められることだなと感じました。一人で飛行機に乗りタイのプーケットまでに無事到着できたという この経験は自分にとって、とても価値のあるものになったと思っています。
約一週間タイに滞在して思い出に強く残っているのは、バンコクでのフィールドワークの時に、ゼミの友達と一緒にした寺院巡りで、中でも特に印象に残っているのは「ワットパクナム」というエメラルド色の天井画が美しい寺院です。入った瞬間その素晴らしさに圧倒され息を呑みました。その場所はとても静かで、私たち以外いない時間もありました。しばらくその場にとどまり、綺麗な天井を眺めていると心が洗われていくような感触になり、日本とはまた違った寺院の良さがそこには感じられました。写真でも十分に綺麗なのですが、実物はこれとは比にならないくらい美しかったです。今回のフィールドワークでの成果は、たしかに自分の自信につながり、将来のキャリアアップのときの貴重な財産になりました。
行きの飛行機は一人で手続きを行わなければならず大変心配でした。一人で飛行機に乗るのは初めてで、さらに、前年度とは経由して乗り継ぐ空港も違いちゃんと目的地に辿り着けるのかどうか不安でいっぱいでした。結果としては問題なく到着することが出来ました。実際に自分が経験して思ったことは、英語力が必要不可欠だということです。経由は香港の空港だったのですが勿論日本語では通じません。共通の言語である英語が大切であり、これは来年私たちが働いていく上でも重要であり求められることだなと感じました。一人で飛行機に乗りタイのプーケットまでに無事到着できたという この経験は自分にとって、とても価値のあるものになったと思っています。
約一週間タイに滞在して思い出に強く残っているのは、バンコクでのフィールドワークの時に、ゼミの友達と一緒にした寺院巡りで、中でも特に印象に残っているのは「ワットパクナム」というエメラルド色の天井画が美しい寺院です。入った瞬間その素晴らしさに圧倒され息を呑みました。その場所はとても静かで、私たち以外いない時間もありました。しばらくその場にとどまり、綺麗な天井を眺めていると心が洗われていくような感触になり、日本とはまた違った寺院の良さがそこには感じられました。写真でも十分に綺麗なのですが、実物はこれとは比にならないくらい美しかったです。今回のフィールドワークでの成果は、たしかに自分の自信につながり、将来のキャリアアップのときの貴重な財産になりました。
経済学部 3年生 冨田 凌河
在学中にゼミにタイに行き、マングローブの植林、孤児院でのボランティア活動を3度も経験させていただきました。プーケットはスマトラ沖地震により、深刻な被害を受けた場所であり、そこでマングローブを植樹することにより地域に貢献することができ、孤児院においても同じように地震による被害で家族を亡くした子供たちとの異文化交流を経験することができました。
2018年度には、近年急速に成長を遂げているバンコクにも行くことができました。バンコクにはプーケットとはまた違う良さがあり、多くの現地の人々の生活に直に触れ、インバウンド観光客が多数訪れ、日本でいう東京のような華やかで繁栄した大都会で、先端的なショッピングモールや高層ビル群が林立し、自動車の渋滞で活気に満ち溢れているところであると実感しました。
このように活動をする機会に恵まれ、そこでタイの異文化を知り、今までとは違った環境の中で行動して様々な生の情報や知識を得るということは、社会人になってからも、必ず必要になると考えています。この意味で、石井ゼミの活動は、広く社会人になるための一歩であり、私の中では大切な時間であったと同時に、一生の心の貴重な財産をつくることができました。
2018年度には、近年急速に成長を遂げているバンコクにも行くことができました。バンコクにはプーケットとはまた違う良さがあり、多くの現地の人々の生活に直に触れ、インバウンド観光客が多数訪れ、日本でいう東京のような華やかで繁栄した大都会で、先端的なショッピングモールや高層ビル群が林立し、自動車の渋滞で活気に満ち溢れているところであると実感しました。
このように活動をする機会に恵まれ、そこでタイの異文化を知り、今までとは違った環境の中で行動して様々な生の情報や知識を得るということは、社会人になってからも、必ず必要になると考えています。この意味で、石井ゼミの活動は、広く社会人になるための一歩であり、私の中では大切な時間であったと同時に、一生の心の貴重な財産をつくることができました。
経済学部 4年生 清水 優希
参加学生一覧
(4年)
清水 優希
(3年)
小笠 駿哉、樋口 藏助、大井 康司、田中 祐智、和田 瑞、三堂 仁秀、藤田 莉彩、森脇 怜美、冨田 凌河
(2年)
門屋 凌真、川合 玲奈、日下 眞、小石原 由香、谷 龍太郎、出口 雄介、廣兼 汰生、藤尾 颯也、古川 れい、中 知穂、吉田 紳一郎、吉光 祐貴、勝田 眞奈、白濱 栞穂、久保 海斗、林 泰成、井筒 貴哉、内田 成、樫根 亮太、下坂元 快、武田 周晟、巽 亮斗
清水 優希
(3年)
小笠 駿哉、樋口 藏助、大井 康司、田中 祐智、和田 瑞、三堂 仁秀、藤田 莉彩、森脇 怜美、冨田 凌河
(2年)
門屋 凌真、川合 玲奈、日下 眞、小石原 由香、谷 龍太郎、出口 雄介、廣兼 汰生、藤尾 颯也、古川 れい、中 知穂、吉田 紳一郎、吉光 祐貴、勝田 眞奈、白濱 栞穂、久保 海斗、林 泰成、井筒 貴哉、内田 成、樫根 亮太、下坂元 快、武田 周晟、巽 亮斗
ゼミ集合写真
連携団体担当者からのコメント
アズトラベルサービス株式会社
柴辻 章 様
前年度までのタイ研修旅行はプーケットが中心でしたが今回は初の試みとしてバンコク滞在を加えました。プーケットでの活動は①サンシャインヴィレッジ財団の孤児院を訪問しての孤児達との交流 ②バンガー湾バングラン村でのマングローブ植樹ですが、回を重なる毎に現地でのゼミ活動に対して大変感謝されています。
また今回は新たにバンコクで1978年からバンコク最大のスラムである「クロントイ・スラム」地区で長年スラムの救済を目的として活動されている「ドゥアン・プラティープ財団」を初めて訪問致しました。
ドゥアン・プラティープ財団の創設者でありタイの上院議員を務められたプランティープ・ウンソンタムさん(女性)の話を伺った後、現地で日本からボランティアとして活動しておられる天台宗の住職・硯山昌寛さんから繁栄していると思われているタイの表と裏の現実の話を興味深く拝聴しました。
同席された学生の皆様にとっても目から鱗の貴重な話が聞けたんではないかと思います。
興味のある方はhttp://www.dpf.or.th/jp/を是非ご覧ください。
本年の活動としてはドゥアン・プラティープ財団と協力して学生たちでも出来るボランティア活動で何か役に立てることがあるかを検討中です。
また今回は新たにバンコクで1978年からバンコク最大のスラムである「クロントイ・スラム」地区で長年スラムの救済を目的として活動されている「ドゥアン・プラティープ財団」を初めて訪問致しました。
ドゥアン・プラティープ財団の創設者でありタイの上院議員を務められたプランティープ・ウンソンタムさん(女性)の話を伺った後、現地で日本からボランティアとして活動しておられる天台宗の住職・硯山昌寛さんから繁栄していると思われているタイの表と裏の現実の話を興味深く拝聴しました。
同席された学生の皆様にとっても目から鱗の貴重な話が聞けたんではないかと思います。
興味のある方はhttp://www.dpf.or.th/jp/を是非ご覧ください。
本年の活動としてはドゥアン・プラティープ財団と協力して学生たちでも出来るボランティア活動で何か役に立てることがあるかを検討中です。
教員のコメント
経済学部
石井 雄二 教授
毎年の石井ゼミの共通の課題は、タイを中心にマングローブ植樹と異文化理解・交流活動で、年によって計画が変わることがあっても、キャリアゼミの制度ができる以前をも含めて、まる20年間継続してきました。ここまでよく続いたものであると感慨深いものがありますが、参加した多くの歴代の学生たちの活動の「つながり」あってのことで、ときには強く叱責した学生をも含む努力の結晶の賜物に感謝しないわけにはいきません。
これまでの定番の課題に加えて、今年はタイの首都バンコクを「光」と「影」の両面から、学生たちに
直に触れて実地体験してもらいたいという趣旨で、プラティープ財団を訪問し、いまや世界的な著名人となったドゥアン・プラティープ女史(マグサイサイ賞受賞)から直接、スラム街の来歴やプロセス、児童教育支援プログラムなどについて講話をしていただきました。学生たちが、先進国に向けての急速な成長プロセスにあるタイには、解決しなければならない問題や負の側面があることを多少なりとも学習したのであれば、十分に目的は達成されたと思っています。また、その後のスラム街の視察は、通常では不可能なので、これも学生たちには貴重な得難い体験を提供できたのではないかと実感しています。
タイで感じたこと、考えたこと、活動したことは、必ず将来の学生たちの明るい未来につながり、さらに広く多くの人に国際交流活動の輪が拡大することにつながることを確信しています。
これまでの定番の課題に加えて、今年はタイの首都バンコクを「光」と「影」の両面から、学生たちに
直に触れて実地体験してもらいたいという趣旨で、プラティープ財団を訪問し、いまや世界的な著名人となったドゥアン・プラティープ女史(マグサイサイ賞受賞)から直接、スラム街の来歴やプロセス、児童教育支援プログラムなどについて講話をしていただきました。学生たちが、先進国に向けての急速な成長プロセスにあるタイには、解決しなければならない問題や負の側面があることを多少なりとも学習したのであれば、十分に目的は達成されたと思っています。また、その後のスラム街の視察は、通常では不可能なので、これも学生たちには貴重な得難い体験を提供できたのではないかと実感しています。
タイで感じたこと、考えたこと、活動したことは、必ず将来の学生たちの明るい未来につながり、さらに広く多くの人に国際交流活動の輪が拡大することにつながることを確信しています。