2017.1.25

ベンチャー起業家によるセミナーの開催

ベンチャー起業家によるセミナーの開催

 金融キャリア・パッケージ(金融の理論、歴史、実務に関する知識を学び金融業界をはじめビジネス界へのキャリアをサポートする3つのゼミで構成)では、2016年12月16日(金)に現役ITベンチャー企業の経営者を招いて以下のセミナーを開催しました。

セミナーの概要

講 師:株式会社i-plug 代表取締役社長 中野 智哉氏  
テーマ:起業家という楽しい人生

セミナーの目的

①現役の経営者、特に起業家の話を聞くことで、大学と実社会の違い、社会人としてのあるべき姿を理解する。
②卒業後のキャリアについて考える機会を持つ。
③金融の理論、歴史、実務に関して学んだことを、より効果的に発展させるためには、実際の企業活動や経営者の考え方などを知ることが有益である。

セミナーの概要と総括

 株式会社i-plug(アイ・プラグ)は2012年4月に設立されたITベンチャー企業で、新しい形態の新卒求人サイト「Offer Box」の運営によって最近注目されている企業です。2012年3月に経営大学院を修了(MBA)した中野社長が大学院の仲間3人と一緒に、「(15年後の)我が子のために」を合言葉に創業しました。
 これまでの就職・採用活動は、「エントリー型」という学生から企業からの一方通行による応募・選考が中心です。しかし、それでは結果的にミスマッチが多く生まれ、学生・企業双方にとって不幸な結果が生まれることもあります。これに対して「オファー型」という、学生の詳細なプロフィールを掲載し学生・企業双方からのアクセスによるマッチングを行い、企業から成功報酬を得るのが同社のビジネスモデルです。このサービスを利用する学生・企業は年々増加しており、本学の学生の利用も増加しています。
 中野氏のこれまでの道のりは決して順風満帆であったわけではありません。大学時代は「落ちこぼれ」、やっと就職した先は「超ブラック企業」、再就職先では苦手な営業職を選択せざるを得ないなど、波乱万丈のドラマのような人生経験をされています。氏は大きな壁にぶつかる度に壁を乗り越えるための目標を設定、目標達成まで強い決意で様々な努力をひたすら継続して見事に乗り越えています。そして、30歳の時に将来の起業のために大学院に入学、睡眠時間を惜しみながら勉学に打ち込んだそうです。
 人生、何かを始めること、やり直すことに早い、遅いはありません。誰でも、いつでも可能なのです。しかし、ただ思っているだけで何もしなければ、自分の希望通りになることはありません。また、自分以外の誰ひとり、自分の人生に責任は持てません。できればできるだけ早く、自分の人生を真剣に考え、自分ができる最大限のことをひたすら継続してやり抜く、やり遂げることがすべてを決するのです。
 今回のセミナーでは、こうした当たり前のことでも実行するとなると難しいということと、諦めず何かに没頭してやり続ければ道が開けるということに参加した学生が気づいた点が最大の成果であったといえます。どんなことでも物事を成し遂げるためには、強い目的意識と熱意、継続力が必須なのです。
 これから大学に進学しようとする人たちには、自分で勝手に限界を決めず、自分を主語にしてどの様な4年間を過ごすのかを真剣に考えてほしいものです。

参加学生の感想(抜粋)

・何か一つでも没頭できるものを見つけ、何事にも必死になって挑戦していくことが重要だと感じた。(男子学生)
・過去、現在、未来と考えていくと、今後はAI(人工知能)の発達による大きな構造変化が起こると考えられる。今後も生き残る、必要とされる職業は何かを考えながら努力していきたい。(男子学生)
・これまで何を頑張ってきたかと問われると、胸を張って言えることがない。今からでも自分で取り戻すしかないと思うので、何か一つでも諦めず最後までやり通したい。(女子学生)

(経済学部 金融キャリア・プロジェクトゼミ 京極 孝)