2016.7.4

ニュージーランド便り 第6回 ~海外での生活に必要なことあれこれ~

ニュージーランド便り 第6回 〜海外での生活に必要なことあれこれ〜

 7月になり、ニュージーランドでの生活も4ヵ月目に入りました。日本から海外に行く場合、短期(多くは3ヵ月以内)であればビザ(査証)を免除される国がたくさん(ある調査では173カ国)あります。しかしそれを越えて長期滞在するためには何らかのビザを取得する必要があります。私の場合は、1年間滞在するのでwork visaを取得して入国しました。このビザ取得は結構厄介なのですが、それはさておき無事入国した後も現地で生活するためには、いくつか経なければならない手続きがあります。
 順番にあげると、①携帯を購入して使えるようにする、②銀行に口座を開設する、③不動産の賃貸借契約をする、 ④電気・水道・ブロードバンドの契約をする、そしてオプションとして、 ⑤車を購入する、です。海外で生活を始めるには住まいを見つけなければなりませんが、不動産の契約をするためには現地の銀行口座が必要で、銀行口座を開設するためには携帯の番号が必要になります。言葉の問題を別にすると、ニュージーランドではこれらの手続きはいずれも日本と同程度かむしろ簡単に行うことができます。これは移民の多い国だからでしょうか。
 国内でも何かの契約をするとき、本人確認のための身分証明書の提示を求められます。その一つとして、日本では今年からマイナンバーカードの導入が本格的に始まりました。外国人として海外で暮らす場合は、身分証明としてパスポートを用いるのが一般的ですが、その他に本人確認のIDとして用いることが出来るものに現地で取得した運転免許証があります。日本とニュージーランド両国間の申し合わせにより、日本の運転免許証保持者は申請によりニュージーランドの運転免許証を取得することが出来るのです。私は現時点でまだ車を持っていませんが、先に免許証を申請することにしました。申請は日本のJAFに相当するAA(The New Zealand Automobile Association)で行うことができます。手続きは簡単で、申請書の他に日本の運転免許証とそれを英訳したものとパスポートに手数料(52.1ドル)を添えて提出すればよいのです。実技も筆記も試験はなく、日本よりも少し厳しい視力検査がありますが、それも何とかクリアすると、その場で有効期限3週間の一時免許証を発行してくれました。3週間以内に届けられる正式な免許証は有効期限が10年間なので、その間は身分証明書としても使うことが出来、また隣国のオーストラリアでも通用するので、貴重なものを手に入れた気がします。
  • クライストチャーチ中心部にあるAA

  • 一時運転免許証

 ところで今年は3年に1度の参議院議員選挙の年です。日本では、今年から選挙権年齢が18歳に引き下げられたので、今回の参議院選挙が初めての投票になる人も多いと思います。私は海外在住の日本人も現地で投票できる「在外選挙制度」のことを知っていたので、現地にある「在クライストチャーチ領事事務所」に出向き申請書類を提出しました。しかし住所確認に3ヵ月かかり、それからの手続き開始ということで、惜しくも今回の選挙には間に合いませんでした。国民の基本的権利である参政権を行使できず、本当に残念です。