2015.9.28

ニュージーランドビクトリア大学留学体験記5:寿山ゼミ3回生

ニュージーランドビクトリア大学留学体験記5:寿山ゼミ3回生 柴垣由佳

こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の柴垣由佳です。ニュージーランドでの生活もあとわずか。ニュージーランドの気候はまだコートが手放せないほどの寒さが続いています。最後のニュージーランド留学体験記として、「ウォーキング」、「ホームステイ」、「Days Bay」をレポートしたいと思います。

ウォーキング

 前回とは、違う場所へウォーキングに3時間ホストマザーと出かけました。海岸まで連れて行ってくれました。ニュージーランドは、とても自然に溢れている場所ばかりなので、現地の人々は、天気が良い日にウォーキングをすることが大好きです。この習慣は、ぜひ日本人にとっても大変大事なことであると同時に、私のこれからの人生にもしっかり生かしていきたいと思いました。なぜなら、ウォーキングをする時間はとてもリフレッシュすることができて、普段気づくことができない心に気づくことができるからです。
 また、運動ができて体に良いことばかりなので、仕事に忙しくて厳しい日本人にはとても大事なのではないかと感じることができました。ニュージーランドの空気はとても新鮮で綺麗なところばかりなので、環境というところからも見直していく必要があるのではないかと今回の体験で気づきました。そして、ここでウォーキングをしている時、すれ違う人々皆がお互いに笑顔で挨拶を交わします。これはとても気持ちが良い習慣で、日本人には見られない習慣です。こういうところからも、私たちの人生をもっとよくするためにも、見習っていきたいと思いました。歩くこと1時間30分後には、たくさんの野生のアザラシも見ることができ、やはり自然は本当に素晴らしいと改めて感じきました。

ホームステイ

 私と一緒の家で暮らしていた同じ歳の香港から来たルームメイトが先に帰国する日になってしまいました。ルームメイトとホストマザーと3人で過ごした約2か月間は本当に充実した生活を過ごすことができました。ひとりっ子の私にとっては、最初は辛く感じることも多々ありました。ですが、ルームメイトが帰る日には、とても寂しくて本当に貴重な体験ができたと実感しています。それは同じ歳で違う国にも関わらず一緒に生活ができるということは、滅多にできない体験だからです。
 また、彼女は多くのことを私に話してくれたり、教えてくれたりと本当に私の姉のように仲良くしてくれました。出会えたこと、滅多にできない経験をできたこと全てのことに感謝をしています。彼女とはビクトリア大学での専攻や私たちの教育制度など異なることも多くありましたが、自分にとっての気づきや学びは多く、本当によい友人だったと思います。

Days Bay

 今回、ニュージーランドでの最後の旅をしてきました。小型ボートで、Days Bayというところまで片道約40分かけて行って来ました。そこは、とても綺麗なビーチとおしゃれなカフェがありました。とてもゆっくりできる場所で、本当に自然は心を落ち着かせるとても大事な場所だなあと改めて感じることができました。また、次回来るときには、夏にぜひ来たいと思いました。この旅行も私にとって、とてもいい経験となりました。ニュージーランドでの残り時間もたくさんのことを経験していきたいと思います。
 ニュージーランドで多くの得たこと、学んだこと、感謝の気持ちすべて忘れず、これからも自分の夢に向かって諦めずに頑張りたいと思います。いろんなことをしっかりと人に伝える力を身につけていきたいと思います。

寿山ゼミ3回生 岡原加絵

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の岡原加絵です。長かったようであっという間だった5か月間の留学生活が終わりを迎えようとしています。そして、この留学レポートも今回で最後となりました。最後は、「学校」、「ホームステイ」、「Mount Victoria」についてレポートしたいと思います。

学校

 3か月に及ぶ学校生活も残り1週間となりました。期間は短かったものの、今までの学校生活のなかで一番内容の濃い充実した日々だったと思います。正直なところ前の学校にはクラスメイトに日本人がいたので、何かと他の人に頼ってしまう部分が多々ありました。しかし、今のクラスに日本人が私一人ということは私にとっての大きなチャンスでした。
 わからないことはきちんと自分で聞くこと、それを理解し自分で解決していくこと、本当に当たり前のことですが、今までの私はこれをきちんとしていく力は充分になかったと思います。わからないから流すではなく、わからないことがあるから聞き、理解していく、些細なことですが、これもひとつの成長に繋がっていく過程だと思いました。
 こちらの大学には日本語を学びたいと思っている学生も多くいます。英語を学びたい日本人と、日本語を学びたい現地の大学生とが毎週たわいもない会話をするJapanese conversation classや学校側が決める二人一組でlanguage buddyになって連絡先を交換し、お互いに勉強を教えあうものなど、様々な行事にも参加しました。何事にも積極的に参加したら、その分たくさんの出会いがあって、その中で経験できることや得ることが倍増していく事の大切さも実感できました。
 他にも、多くの時間を共に過ごしたクラスメイトとの出会い、一緒に遊んだりご飯を食べに行ったり、笑いあったりふざけあったりしたたくさんの思い出。ここで出会った仲間やここで得た経験などはこれからも消えることのない私のかけがえのない宝物です。

ホームステイ

 私は留学生活残り約1か月という時期にホームステイを変更しました。けれど、この家族との出会いが本当に私のニュージーランドでの生活を一変させました。ホストファミリーはたった1か月だけの期間をどれだけ充実したものにしてあげるかと常に考えてくれました。今までこちらでパーティーなど参加したことなどありませんでしたが、この家に来て誕生日や父の日など、週に一度はひとつの家に集まってパーティーをしました。ホストファザー、マザーの家族や親戚、ホストファミリーの親友たち、その子供たち、本当にたくさんの方々とお話しする機会がありました。
 一つの行事ごとにたくさんの方々が参加してお祝いする、これは海外のいいところだと思います。一度、友達2人をマザーの誕生日パーティーに誘ったことがあります。するとその後、友達のホームステイマザー達が家へ招待してくれて、みんなでランチをしたりウォーキングに行ったりしました。今までこのようなこともなかったので、とても嬉しかったですし、これもまたいい思い出になりました。
 この1か月間で自分の会話力が少し上がったような気がします。何よりも、私は子供が大好きなので、この子達ともっともっと英語でお話したいという気持ちが私の英語への情熱を上げてくれたと思います。期間は短くても、本当に濃い1か月間でした。ホームステイを変えるという、あの時の自分の選択に悔いはありません。理不尽な事や間違っていることに、自分の気持ちを我慢するのではなく、伝えることの大切さを感じとれ、私の人生において一つの大きな経験になりました。

Mount Victoria

 まず、私の暮らしているウェリントンについてですが、ここはニュージーランドの首都ですが、町の中心地は若者向けのショッピングモールやテーマパークなどはなく、会社などがメインであって、他にはたくさんのカフェがあります。中心地を抜ければほとんどが山です。どこを歩くにも坂道や下り坂になります。だからこそ、本当に空気が綺麗で環境のよい場所です。天気が良ければ、夜プラネタリウムのようなたくさんの星を眺めることができます。本当に写真では伝えきれないほどの綺麗さです。  そして先日、ウェリントンにある有名なMount Victoriaという名前の山の頂上に行ってきました。そこにはウェリントン全体を見回せる展望台があって、様々な景色を眺めることができます。その日は本当に天気も良くて、海や山、そして町全体などの景色を見ることができました。他には、本当に小さくですがニュージーランドの南島が見えました。私は夕方ころにいったのですが、夜にはとても綺麗な夜景を眺めることができるそうです。このような綺麗な景色を見ることができるのもあと少しと考えると寂しい気持ちもありましたが、自分が暮らしてきた町を最後にきちんと眺めることができ嬉しく思いました。  長かったようであっという間だった5か月間。まだまだたくさん勉強したいことや学びたいことがありますが、もうすぐ終わりを迎えます。期間は短かったものの、今までの人生の中で最も濃く充実し、そして自分の為になるたくさんのことを経験できたと思います。ここでの生活で得たものを帰ってからでも生かせるように、自分なりに前へ前へと成長していきたいと思っています。

寿山教授のコメント

 約5か月にも及ぶニュージーランドでの二人の留学生活。長いようで短い、でもそれぞれにとって中身の濃い時間を過ごしてくれたように思います。ちょうど日本と真逆の気候で、自然も厳しく体調管理も大変だったと思います。それでも、自分の目指す将来に向けての準備が少しずつ進んだものと確信致しました。どんなことを学び身につけたかは、後期の授業でゼミ仲間みんなに披露してもらえれば嬉しく思います。