2015.5.25

リーズ大学留学体験記8:寿山ゼミ3回生

リーズ大学留学体験記8:寿山ゼミ3回生 浅井里美

 国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の浅井里美です。日の入りが遅くなり、夜中の9時を過ぎても明るい日が続きますが、肌寒さを感じる天候なので、コートが手放せません。今回は「ホストファミリー」、「学校」、「カラーラン」についてレポートします。

ホストファミリー

 イギリスに留学にきてから、私は4回のホストファミリーと住むことを経験しました。今までお世話になったホストファミリーとは全くと言っていいほど、お互いのフィーリングが合わず、彼らの環境に合わせることが難しく、辛い思いをたくさんしてきました。
 ホストファミリーはビジネス経営として、生徒を受け入れているといいますが、今回のホストファミリーは私が経験した中で、一番と言っていいほど、私に尽くしてくれるとても優しい方でした。ホストマザーは、会ったその日から私に心を開き、ホストマザーが経験した人生の全てを話してくれました。小さな何気ない会話から、学べるものがたくさんあり、貴重な体験をさせていただきました。ホストファミリーは、私の言う全ての言葉を、優しく頷きながら聞き、間違っている言葉があるにも関わらず、私をすごく褒めてくれました。

学校

 新学期からすでに5週間が経ち、ミドルタームに突入しました。新入生、リターニングスチューデントが混じる新しいクラスにも、日が経つにつれて慣れていき、教室はいつも笑顔でいっぱいです。オプションやクラスの雰囲気もがらっと変わり、自分たちで決めたトピック(音楽)について、直接ブリティッシュの人たちにインタビューし、それを画像や動画で収め、最終的にプレゼンテーションにして、発表するという楽しい授業も始まりました。
 やはり、ネイティヴの人たちの英語は、早口で全てを聞き取ることは難しいです。私達の知るイギリスのトップチャートの音楽が好きだというネイティヴの人はほとんどおらず、インディーズの歌手を好む人がほとんどでした。全く知らない情報からのインタビューなので、納得や共感できることすらできず、理解するのに苦労しました。

カラーラン

 5月16日、リーズのハローウッドでカラーランが開催されました。晴れの日が珍しいイギリスですが、その日は天気にも恵まれ、良い天気の中でイベントが行われました。アメリカで創設されたこのイベントは、健康的で積極的なライフスタイルを追求する、ユニークで笑顔にあふれたペイントレースであり、5km間隔で設けられた4つのカラーゾーンでカラーパウダーを浴び、真っ白な服装をカラフルにしてゴールするというものです。
 日本では、イギリスよりも早く開催されているため、馴染みのあるイベントとなりました。10時半スタートのコースだったのですが、あまりにも多い参加者のため、大幅に遅刻をしてしまい、スタートラインが閉鎖していたため、カートで第一カラーゾーンまで乗せていただきました。容赦なくかけられるカラーに、第一ゾーンから、全身真っ赤になり、笑いが絶えない思い出となりました。
 残りのイギリス生活も4か月となり、プレッシャーや焦りから、自分を追い詰めすぎて、しんどくなることがあります。もう少し、自分に余裕を持てるよう、自分の考え方をもう少し、違った角度から考えられるように努力したいと思います。

寿山教授のコメント

 言葉や習慣・文化が大きく異なる世界で暮らしていくことは本当にしんどいことだと思います。理想と現実のギャップがより自分自身を苦しくさせるのでしょう。環境を変えられないとするならば、自分が変わるしかない。より強く、よりポジティブに捉え方が変えられると世界は一変する。今こそ浅井さんが大きく飛躍するチャンスが来ているようです。身体に気をつけて目の前の壁を乗り越えてほしいと思います。