2015.4.16

リーズ大学留学体験記7:寿山ゼミ3回生

リーズ大学留学体験記7:寿山ゼミ3回生 浅井里美

 国際コミュニケーション学部、寿山ゼミ3回生の浅井里美です。阪南大学では、すでに新学期に入り、たくさんの新入生も入学してきたことだと思います。寒い期間がとても長かったイギリスも、だんだん暖かくなりつつあります。今回は「学校」、「ロンドン」、「ホストファミリー」についてレポートします。

学校

 4月13日からいよいよ待ちに待った3ターム目のクラスが始まりました。春からのクラスということで日本人はもちろん、今まで以上にたくさんの新しい生徒たちが、リーズ大学のジェネラルイングリッシュに集まりました。私たちはリターニングスチューデントということで、私たちの6か月の生活を振り返り、経験を基にしておすすめしたい、Yorkshireを新しい生徒たちに紹介するというプレゼンテーションを準備しているところです。
 私たちのグループは、奇遇にも何度もヨークに訪れたことのある生徒だったので、ヨークについて発表することになりました。前回のターム始まりにも、同じようなプレゼンテーションが韓国人生徒に対して行われたのですが、この3か月で習得した英語力をいかに伝えられるか、どれだけ成長したかが自分との戦いになるので、悔いなくできたらと思います。3週間ぶりに馴染みの先生や友達に会うことは、とても新鮮で新たに気持ちを切り替えることができました。

ロンドン

 たくさんの日本人の友達が一度に帰り、春休みの長期休暇を無駄に過ごしていたので、一人でロンドンに旅行をすることに決めました。今まで何度か訪れたロンドンですが、一人でゆっくりと観光できたことはなかったので良い機会になりました。
 シャーロックホームズはイギリスのベイカーストリートが舞台なので、ロンドンにミュージアムがあります。興味はなかったのですが、授業でシャーロックホームズの本を読み、一度訪れてみるのもいいかなと興味本位で観光しましたが、いつの間にか心を奪われたかのように夢中になっている自分がいました。
 シャーロックホームズが昔住んでいたとされる場所に、まるで生きているかのように、再現された等身大の人形がミュージアムに展示されていました。春休みのせいもあって、いろんな国から来た観光客が主に長蛇の行列を作っていました。興味のないことでも一度体験してみると自分の経験としての知識が増えていくので、何事にも挑戦することが大切なんだと改めて感じさせられました。

ホストファミリー

 4月5日にイギリスだけではなく、たくさんの国でキリスト教の復活を祝うためのイベントが行われました。日本ではまだ馴染みのないイベントなので、知らない人もいると思います。イースターはキリストが死後3日で蘇った復活のことを祝福するイベントのことです。
 イースターの日には、ラムの肉を食べるという言い伝えがあるようで、ホストマザーは昼から料理の下準備をし、私たちに豪華な料理を振舞ってくれました。私のホストマザーは今までに日本人を留学生としてたくさんの人数を受け入れているので、日本の文化や、料理にとても興味を持ってくれています。私の振る舞うお好み焼きや照り焼きのような日本料理にも、興味津々にチャレンジしてくれるのでとても嬉しいです。今回のホストファミリーは、近所の人たちともすごく仲が良く交流が深いので、たびたびパーティーや寄り合いが開かれ、ブリティッシュの人たちに囲まれる機会が多くなりました。
 私の留学生活も折り返し地点になりましたが、6か月間を振り返ってみると、失敗するのを恐れて挑戦することから少し逃げていたように感じます。気付くのは遅いですが、これからの生活を少しでも自分の力にできるよう、一日一日を大切に送りたいと思います。

寿山教授のコメント

 長い冬が終わって春となり、自身の成長とともにより活動的になった浅井さんがとても充実した留学生活を送ってくれていることを嬉しく思います。留学期間も半分が過ぎ、残りの時間をどのような目標設定をして有意義に過ごすのか、どんな成長ぶりを見せてくれるのか、今後のレポートが益々楽しみになりました。