2015.2.19

カナダインターンシップ留学体験記6:寿山ゼミ2回生

カナダインターンシップ留学体験記6:寿山ゼミ2回生 岸 優花

こんにちは、寿山ゼミ2回生の岸優花です。バンクーバーに移って早1か月が過ぎました。新しい学校にも慣れ、充実した毎日を送っています。今回は“新しい学校とBULATS”、“Nessさんのお話”、“バンクーバーでの楽しみ”についてレポートしたいと思います。

新しい学校とBULATS

 私は今、ダウンタウンにあるバンウェストカレッジという学校に通っています。ここではビジネス英語を学びながら、週に一度、放課後にインターンシップに向けての準備を進めています。午後の授業はBULATSという、ビジネス英語のテスト対策の授業を受けています。
 BULATSはヨーロッパを中心に企業の採用テストなどで多く使われており、最近は日本でも導入する企業が増えています。選択問題だけでなくライティングやスピーキングのテストもあるので、TOEICよりもさらに実践的な英語能力が求められます。そのため難易度も高く、以前に比べて授業の内容も難しいです。
 また、週に一度、ホスピタリティと就職面接についてのセミナーも受けています。それについてはまた後日レポートしたいと思います。準備が進むにつれて、もうすぐ社会の中で英語を使って働くのだということを改めて感じ、身が引き締まります。学校で勉強できる期間は残りわずかなので、大切に過ごしたいと思います。

Nessさんのお話

 先日、午後の授業の代わりに自由参加型のアクティビティーが行われました。そこでは、Ness Murbyさんという、女性重量挙げ選手のお話を聞くことができました。彼女は生まれつき目を患っており、15歳の頃に完全に視力を失いました。しかし、何事にも前向きな彼女は高校卒業後、芸術学校に進学し、7年間デザインについて勉強する傍ら、様々なスポーツにも挑戦してきました。卒業後はメルボルン、スペイン、バンクーバー、ニューヨークなど世界中で仕事をし、韓国と日本では企業の英語教師として働いていたこともあるそうです。
 その後は、重量挙げの選手として競技に専念し、2009〜2012年の重量挙げの世界大会では優勝を重ねています。次の目標は、2015年にソウルで開催されるIBSAワールドカップでの入賞だそうです。Nessさんはとても明るく気さくな人で、なんでもやってみることが人生を楽しむ上で大切だとアドバイスをくれました。彼女の、自分で限界を作ってはいけないという言葉がとても心に残りました。

バンクーバーでの楽しみ

 バンクーバーにはたくさんのカフェがあり、放課後や休日に友達といろいろなカフェに行くのが楽しみの一つになっています。私はチーズケーキが大好きなのですが、先日、ウィニペグで出会った韓国人の友達がバンクーバーに来たとき、夜しか空いていないという人気のチーズケーキ専門店に行ってきました。
 私たちがお店に到着したのは開店したばかりの夜7時だったので、お客さんはそれほど多くありませんでした。お店の照明は暗く、テーブルにはキャンドルが置いてあって静かにジャズが流れているおしゃれなお店でした。生のジャズ演奏が聴ける日もあるそうですが、その平日だったせいか、残念ながら演奏はありませんでした。

 たくさんのチーズケーキがあって迷いましたが、私は名物のシンプルなチーズケーキにブルーベリーソースをトッピングしたものをオーダーしました。とてもやわらかい食感のチーズケーキで、添えてあるクリームも甘すぎず、見た目のボリュームに反してとてもあっさりしていて美味しかったです。帰るときにはお店がお客さんでいっぱいになっていましたが、その理由も納得がいきました。
 インターンシップの準備も本格的に始まってきて、楽しみな気持ちもありますが、不安や緊張もどんどん高まってきています。しかし、美味しいものを食べたり、友達やルームメイトとお喋りしたり、息抜きも大切にしながら、そのときそのときの時間を大切に過ごしていきたいと思います!

寿山教授のコメント

 カナダでの留学も後半戦を迎え、いよいよインターンシップに向けての実践的なトレーニングに入ったようです。阪南大学におけるカナダインターンシップ留学の1期生として、前向きに挑戦していることを嬉しく思います。通常の留学にはない就労体験ができるプログラムですが、その分厳しさ大変さはかなりのものだと思います。岸さんならそれを乗り越え、自分の将来につながる大事なものをきっと掴んでくれるはずです。