2014.12.19
マルタ島留学便り4:寿山ゼミ4回生
マルタ島留学便り4:寿山ゼミ4回生 石本有希
こんにちは、マルタ共和国という島国に留学している国際コミュニケーション学部寿山ゼミ4回生の石本有希です。今回は「日光に対する考え方」、「肌の色」、「この留学について」についてレポートしました。
日光に対する考え方
海外のカフェやレストランには屋外のテラスがついているお店がほとんどです。どんなに暑い真夏でも、風が強くても晴れている日はみんな外で食事をしたがります。私は、マルタ共和国に来た当初、なぜ30度を超える暑い日に、クーラーのきいていない屋外でホットコーヒーを好んで飲むのか理解ができませんでした。その理由は、ヨーロッパでは冬になると雨期に入り、雨と曇りの日が続き日光を浴びることができる日がアジアに比べて貴重なのです。
また、日本では屋外に店を無許可で出すことはできませんし、行政が禁止しているところも少なくありません。たとえ、地主や役所が有料で、一時的な出店や屋外への拡張営業を許可したとしても、その街の清掃や美化に料金が還元される仕組みはありません。ただ、ヨーロッパは、行政の方が進んでおり、飲食店に公道へ営業スペースを拡張して、その分、地方税を徴収しその税金で清掃や景観を良くするなど効率よくまわっています。
また、日本では屋外に店を無許可で出すことはできませんし、行政が禁止しているところも少なくありません。たとえ、地主や役所が有料で、一時的な出店や屋外への拡張営業を許可したとしても、その街の清掃や美化に料金が還元される仕組みはありません。ただ、ヨーロッパは、行政の方が進んでおり、飲食店に公道へ営業スペースを拡張して、その分、地方税を徴収しその税金で清掃や景観を良くするなど効率よくまわっています。
肌の色
日本人の女性は、色白の肌が美しいと思っている人がほとんどですが、海外では真逆です。海外では肌が小麦色のほうが健康的でセクシーであり、昔は夏のバケーションを楽しんだ象徴とされていたそうです。実際に、夏の間はベランダで日焼けをするためだけに水着に着替えて、サンベットに寝転んでいる西洋人をよく見かけていました。海辺でも水温が低くても、日が照っていれば多くの人が海辺に寝転がり、日焼けをしている光景をよく目にしていました。
この考えの違いは、日本人が「儚い女性」を美しいと感じるからなのかと思います。この「儚い美しさ」という考えがまず日本特有なのだと思います。また、白人は生まれつき色素が少なく小麦肌にはなれないのと、逆にアジア人は小麦肌になりやすいというのも理由の一つではないでしょうか。最近の日本人女性は、古風な顔よりも目鼻立ちがハッキリしている西洋人寄りの顔をかわいいと認識し、青い目、白い肌など持ってないものに対する憧れからくるものもあると思います。逆に、西洋人も一重や奥二重の切れ長の目と黒髪、幼い顔というアジア人特有の見た目にあこがれを持っている人も多くいます。
この考えの違いは、日本人が「儚い女性」を美しいと感じるからなのかと思います。この「儚い美しさ」という考えがまず日本特有なのだと思います。また、白人は生まれつき色素が少なく小麦肌にはなれないのと、逆にアジア人は小麦肌になりやすいというのも理由の一つではないでしょうか。最近の日本人女性は、古風な顔よりも目鼻立ちがハッキリしている西洋人寄りの顔をかわいいと認識し、青い目、白い肌など持ってないものに対する憧れからくるものもあると思います。逆に、西洋人も一重や奥二重の切れ長の目と黒髪、幼い顔というアジア人特有の見た目にあこがれを持っている人も多くいます。
この留学について
マルタに滞在するのも早いもので残り2か月となってしまいました。正直帰りたいと辛く思った日もありましたが、振り返ってみるとあっという間でしたし、楽しかったです。また、このレポートを通じて新たな海外と日本の発見ができたことも嬉しく思います。
今回の留学を通じて英語はもちろんですが、家族や友人に対しての感謝の気持ちや大切さ、日本の過ごしやすさなど日本に住んでいると当たり前すぎるものがすごくありがたいものだと痛感しました。この1年という期間、海外で過ごすというのは決して安い金額で行けるものではないですし、私の家も特別裕福というわけではありません。それを「お前が行きたいなら行きなさい。」と背中を押してくれた両親には本当に感謝の気持ちしかありません。この気持ちを忘れずに日本に帰ったら、両親に恩返しをするというモチベーションを持ち続けて就活・卒論に励みたいと思います。残りのマルタでの生活を悔いのないよう送りたいと思います。
今回の留学を通じて英語はもちろんですが、家族や友人に対しての感謝の気持ちや大切さ、日本の過ごしやすさなど日本に住んでいると当たり前すぎるものがすごくありがたいものだと痛感しました。この1年という期間、海外で過ごすというのは決して安い金額で行けるものではないですし、私の家も特別裕福というわけではありません。それを「お前が行きたいなら行きなさい。」と背中を押してくれた両親には本当に感謝の気持ちしかありません。この気持ちを忘れずに日本に帰ったら、両親に恩返しをするというモチベーションを持ち続けて就活・卒論に励みたいと思います。残りのマルタでの生活を悔いのないよう送りたいと思います。
寿山教授のコメント
残り少なくなったマルタ共和国での留学生活。言葉、文化、習慣など日本とは大きく異なるものに気づき、そして、その理由や背景を知り、それを受け入れ現地で実際に暮らしていく中で初めて生きていくための適応力が身に付いていくのだと思います。また、日本のよさも再発見するよい機会となり、人間としての器を広げたように思います。帰国後は、自分の国日本でも十分に適応力を発揮してもらえると期待しています。