2014.12.18

カナダインターンシップ留学体験記4:寿山ゼミ2回生

カナダインターンシップ留学体験記4:寿山ゼミ2回生 岸 優花

 こんにちは、寿山ゼミ2回生の岸優花です。12月に入り、こちらでは−20度を下回る気温が続くこともあります。現地の人はこのウィニペグの冬のことを、親しみを込めて“ウィンターペグ”と呼んでいます。寒さは本当に厳しいのですが、雪で真っ白の景色は本当に美しく、時にはダイアモンドダストを見ることもできます。今回は“インターナショナルディナー”、“Remembrance Day”、“G5クラス”の3つについて紹介したいと思います。

インターナショナルディナー

 ELPの学生を対象にしたインターナショナルディナーが11月に開催されました。会場では、お互いに持ち寄った世界各国のたくさんの料理を見たり、食べたりすることができました。私はだし巻き卵を作りました。意外と好評だったので嬉しかったです。また、料理を置く場所は材料によって分けられていました。それは、宗教やベジタリアンであるなどの理由で食べられないものがある生徒のためです。このように、違った環境で生活している人とも一緒に食事を楽しめる工夫は素晴らしいと感じました。
 食事の後は、theatreクラスの生徒が中心になって、いくつかのゲームを楽しみました。その一つがWing Blows というゲームで、ルールは日本のフルーツバスケットと同じです。ゲームの名前は違いますが、カナダや韓国、その他の国でも子供向けのゲームとして馴染み深いものの一つだということを知りました。途中からは数人の先生も交じり、みんな童心に帰って盛り上がりました。その他には、何人かの生徒による母国の伝統衣装の紹介や韓国の文化についてのプレゼンテーションも行われ、国際色豊かな時間を楽しむことができました。

Remembrance Day

 カナダを含むイギリス連邦の国々において、11月11日は第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日として、戦争で亡くなったすべての人を追悼し、敬意を払う祝日になっています。この日のことを“Remembrance Day”といい、この数日前から街では赤い花を胸に飾った人をよく見かけるようになりました。不思議に思い調べてみたところ、それは激戦地であったフランドル地方に咲いていたポピーの花を表し、追悼の意を示すシンボルになっているということでした。
 また、この日は午前11時11分より1〜2分間、故人の冥福を祈る黙祷の時間が設けられています。スーパーなどのお店でもこの習慣は守られていて、大半の店がそのあとから営業を開始するのだとホストマザーが教えてくれました。当日は、午後からホストファミリーと一緒に買い物と食事に出かけました。日本では馴染みのない祝日でしたが、平和を願う気持ちはどこの国も同じだということを、多くのポピーの花を見て感じました。

G5クラス

 最後に、私の午前中のクラスについて紹介したいと思います。私のクラスではスピーキングとリスニングを中心に学んでいます。他国の生徒に比べて会話が苦手な日本人と韓国人がクラスの半分を占めていますが、その他にはブラジル、ウクライナ、ベトナム出身のクラスメイトがいます。授業内容はグループごとによるプレゼンテーションが多いです。それぞれが好きな洋楽のアーティストについて紹介しあったり、新聞の記事にあった差別問題について意見を交わしたり、内容はその時によって様々です。
 授業以外にも、放課後や週末に集まって皆でご飯を食べに行くこともあり、とても仲がいいです。クラスでは、お互いの文化の話題でよく盛り上がります。最後のテストも終わり、先日は卒業式の前に一足早くブラジルに帰ってしまうクラスメイトのお別れ会をしました。別れのことを考えると本当に寂しいですが、皆と出会えたことを本当に嬉しく思います。
 9月から始まったウィニペグでの生活も、とうとう終わりを迎えようとしています。もうすぐウィニペグを離れることを思うと寂しい気持ちでいっぱいですが、それと同時に出会った人々への感謝の気持ちでいっぱいです。最近は急激な気温の変化から体調を壊してしまうこともありましたが、残された時間を本当に大切に過ごしていきたいです。

寿山教授のコメント

 カナダの極寒の冬を迎え、岸さんは大自然の厳しさを強く実感しているようです。そんなカナダでの生活も3か月が過ぎ、今年も残すところ半月となってしまいましたが、異文化体験を自ら積極的に参加してたくさんのことに気づき、学び成長していることを嬉しく思います。そろそろウィニペグでの語学研修も終え、次なる新たなステップへと進んでいく岸さんに陰ながらエールを送りたいと思います。