2014.10.24

基礎演習(2回生寿山ゼミ)でキャビンアテンダントガイダンスを開催しました!

基礎演習(2回生寿山ゼミ)でキャビンアテンダントガイダンスを開催しました!

 2014年10月14日(火)3限の「基礎演習(2回生寿山ゼミ)」の時間に元日本航空キャビンアテンダント(CA)で、現在エアラインスクール「ヴォア・ラクテ」代表の白井弘子先生にお越しいただき、CAのガイダンスを中心にグランドスタッフ(GS)など航空業界全般についてお話をしていただきました。
 白井先生は、日本航空で30年間CAをお勤めになられ、その後大手エラインスクールの非常勤講師を経て、現在は個別指導を中心としたエアラインスクールを設立し指導されている傍ら、多数の大学で非常勤講師、企業で研修講師をしていらっしゃいます。また、阪南大学においても「秘書技能検定試験」講師やキャリアセンターでカウンセリングなどのご支援もいただいています。
 今回、寿山ゼミでCAガイダンスを開催することにしたのは、現2回生ゼミのメンバーが全員女子であり、CAやGSを希望するゼミ生が多かったこと。また、その夢・目標を実現するには今の時期に意識を高め、その準備を始める必要があったからです。幸いにも、白井先生からは1年前から「いつでもゼミ内でガイダンス等のお話をさせていただきます」という心強いお言葉をいただいていたところから実現した次第です。
 イメージばかり先行するCAやGSの職務の実態を日本航空でCA30年勤め上げられたキャリアからゼミ生たちに丁寧にわかりやすくお話していただきました。その内容は非常に現実的で説得力のあるもので、ゼミ生たちの心にしっかりと届き、大いなるモチベーションになったと思います。今春、寿山ゼミから外資系航空会社のCAが実際に誕生しています。CAやGSは決してなれない職業ではありません。「必ずなる」という強い思いと地道な努力があればなれる職業だと今回のガイダンスを通してセミ生たちに伝わったと思います。質疑応答も全員が行い、とても充実した時間となりました。受講したゼミ生たちの感想等をご覧いただければ幸いです。(指導教授:寿山泰二)

白井弘子先生(元日本航空CA、エアラインスクール「ヴォア・ラクテ」 代表)のコメント

 参加したゼミ生の皆さんの就職への意識の高さと真摯な姿勢に感心しました。どの企業に就職するにしても、問われるのは人間力です。その人間力を養うには、大学生活の中で目標を決め充実した学生生活を過ごすことはもちろんのこと、沢山の社会人に会うことや本を読むことだと思います。寿山先生のゼミ生の皆さんは目標がハッキリしているので、後は自分でやると決めて情報を集め、準備に取り掛かるだけです。寿山先生と一緒にゴール目指して頑張りましょう!

ゼミ生(2回生)の感想等

神本万柚

 JALのCA歴30年の白井先生のお話を聞かせていただきました。白井先生は最初、試験を2回落ちてOLをされていました。ですが、もう一度試験を受け、見事に合格しCAになりました。CAをやめてからはエアラインスクールに勤めていたのですが、学費が高く、生徒と連絡を取ることが禁止だったので合格した人と連絡が取れない、末永くお付き合いできないことなどから白井先生自身がエアラインスクールを開き、今はそちらの方で生徒に教えているそうです。
 JALやANAの試験に落ちても諦めないで、外資系があることを教えていただきました。外資系CAではエミレーツ、カタール、シンガポールなどが多く、白井先生の生徒でシンガポールでCAをしていた人が、日本に帰ってきてANAに合格した人もいるそうです。夢は絶対に諦めないで最後まで頑張るとその先には絶対なりたい職業につけることがわかりました。白井先生は「”CAになる!”と言っていた人で、なっていない人はいない」とおっしゃっていました。「なりたい」ではなく「なる」ということが大切なのだと思いました。
 CAに求められる人材は、第一印象、コミュニケーション能力、日本人古来のホスピタリティー(目配り・気配り・心配り)だとおっしゃっていました。これはCAだけでなく、どこの企業もそういう人材が必要だと思います。周りの人を見て、今どのように自分が動かなくてはならないか、形から自分で作っていくことが大切だと思いました。私も何事においても求められる人材になろうと思いました。

井上理菜

 今回の寿山ゼミでは、30年日本航空でCAのお仕事に携わってこられた白井先生にお越しいただき、普段聞けないような貴重なお話をたくさんしていただきました。航空業界について私は細かい知識が全くありませんでしたが、CAの他にもGSという業務があることを知りました。さらに試験は一回で通るのはなかなか難しく、大変な努力が必要であることも分かりました。
 私は会社がどのような人材、能力を求めているのか、という白井先生のお話が特に印象に残っています。お客様が言葉を発しなくても、何を求めているのか感じ取り行動できる、など自分で判断できる能力が必要であることを学びました。これはCAだけではなく、全ての接客業において大事な事だと思います。また、面接は第一印象で決まってしまうということなので、普段の生活から姿勢をよくしたり、挨拶をきちんと当たり前にできるようにしたいです。
 私は少し嫌なことがあったりするとネガティブになり、自分自身メンタルが弱いなと感じることがあります。しかし、くよくよ落ち込んでいると社会ではやっていけないと思いました。また、自分がその夢を叶えたいと強く願い諦めなければ、必ず夢をつかむことができると白井先生がおっしゃっていて、すごく前向きな気持ちになりました。今は一生懸命ゼミ活動に取り組んで行きたいです。白井先生、今回は素敵なお話をありがとうございました。

小林 唯

 今回ゼミの時間に長年JALで勤務されていて、今はエアラインの専門学校の講師をされている白井先生にお越しいただき、貴重なお話をしていただきました。まずはじめに、白井先生自身、面接で2回も落ち、一度OLをしてからやっぱりまだ諦められないとのことで面接を受けたところ、トントンと採用まで進んだとお伺いしました。航空関連の面接は採用までに時間がかかるということは知っていましたが、JALやANAは通らなかったのに外資系は通ったという例やまたその逆の例もあったりして、何がどうなるかわからないということを知りました。「ここがダメだったからここもダメだ」と諦めたりする必要は全くなく、諦めずに粘り続けることが大事なのだと痛感しました。
 私は航空業界のお仕事に興味があって、CA(キャビンアテンダント)やGS(グランドスタッフ)の方がどのような仕事をするのか、ある程度わかっているつもりでいましたが、実際に勤務されていた方のお話をお伺いすると、まだまだ知らないことも沢山あって、すごく勉強になりました。GS(グランドスタッフ)の方の仕事の量が多く、とてもバタバタしていることなども聞いていてとても興味が出ました。
 CA(キャビンアテンダント)になる為の準備として、第一印象を良くしないといけないと感じました。もし、自分がお客さんだったら愛想のない、だらしない態度、格好をしたCA(キャビンアテンダント)には話しかけようと思わないので、まずそこから見直していきたいと思います。あとは、話し方も綺麗な日本語を話すように心がけます。なりたい自分に近付く為に「型から入る」ということも学びました。本日の機会を頂けたことに感謝しています。ありがとうございました。

木村 愛

 白井先生のお話を聞いて、私はCAのお仕事内容を知るだけでなく、たくさんの一般的に必要なことを教えて頂いたと思っています。CAになるために身につけないといけないことは、他の仕事でも大切になっていくものだと話を聞いていて感じました。面接では視覚からの印象と話し方や声の印象がとても大切だと教えて頂きました。今から、立ち振る舞いや言葉遣い、座っているときの足の位置など気を付けていくことで、自然と体が覚え面接のときに役に立つと思い、少しまだ時間がある今から心掛けることが大切だと感じました。
 身近におられる先生や先輩などの目上の方に対する態度を改めて見直していかなければという考えにさせていただきました。そして、白井先生の「CAになりたかったら、たくさんの面接に行き経験値を得て本命の面接に備えることが大切」という言葉は、何の職種の面接にも言えることだと感じました。本命の所の面接をする前に他の所の面接も経験することで本命の所で少し余裕を持つことができるという考え方がすごく心に響きました。なので、私が就職活動をする際には第一の就職先の前にたくさんの面接で経験値をあげていこうと強く思いました。
 そして、周りを見て自分に振り返ることが大切という言葉を頂き、ただアルバイトをするのではなく、接客をしている際にお客様の態度を見て、綺麗な行動をされている人などを見て真似をし、自分もその行動ができるように心掛けるなど、他のアルバイトスタッフのよい接客を見て真似していくなどを心掛けていこうと思いました。そうすれば、自分も綺麗な女性に見られるようになるので、就職活動をするまでにそういった女性になっておきたいと強く思うことができました。白井先生からたくさんのよい言葉を頂いたので、無駄にしないよう今後どんどん自分を成長させていきたいと思います。

坂本 茜

 今回、白井先生にお越しいただき航空業界、CA業務、空港業務などの話を聞かせていただきました。白井先生は日本航空で30年CAのお仕事に携わってこられた中での生々しいお話から実践的なお話、就職活動において他では聞けないようなお話をたくさんしてくださいました。
「なりたい」のではなく「なれる!なる!」のだとおっしゃっていたのがとても印象深く残っています。今からでもまだ間に合うのだから、今自分にできることを何かをはっきりと認識し、日常的なところから心がけて頑張り、1度ダメだったからと諦めずに、それが次へのいい経験になったのだとプラスに考えて、なりたい自分になるまで逃げずに努力し続けることが何より大切なのだと感じました。
 また、なにより第一印象が大事だと教えていただき、日頃の言葉遣いであったり、容姿・姿勢などを常に意識してこの1年間を過ごしていき、就職活動が始まる頃には、社会が求める人材にふさわしい人により少しでも近づけたらと思いました。それは外見だけでなく心身ともに強くなければいけないし、メンタル面でもより強く、へこたれないように鍛えなければいけないのだと改めて実感することができました。自分の未来のために今どれほど頑張るかが勝負なのだと気づくことができ、今回このような機会を設けてくださり、本当にありがとうございました。

柴垣由佳

 寿山ゼミに元日本航空CAの白井先生がお越しくださいました。CAに関する情報や今できる事など自分にとって、とても役に立ついいお話を聞くことができ大変勉強になりました。今回のお話を聞き、1番印象に残っていることは“本当になりたいのか”“なりたいのなら、最後まであきらめない”“自分の人生、後悔ないのか”という夢に対する本当の気持ちというところが私は印象強く残りました。CAという女の子なら誰もが憧れる職業であるが、これは心身が共にタフでいなければやっていけないという現実も聞き、今からタフな心身を作り上げていきたいと強く思いました。
 CAになるためには、自分磨きが必要だと学びました。それは、日常から学べるものであり、自分の憧れる人や好きな人のいいところは、なぜこの人が好きなのかという分析から入り、その好きなところは自分にも採り入れるということ。そして、日常的なアルバイトでも学ぶことはたくさんあり、お客様からも学ぶという身近なところからも学ぶことはたくさんあり、日々自分磨きをし、周りや全体を見るという観察力も今日からつける為に努力していきたいと思いました。
 自分で自分をプロデュースし、役になりきるという仕事のモチベーションも学べました。日常から今からやるべきことをして、なりたいという強い気持ちを忘れずに、自己分析をしっかりこれからやっていけば全然遅くないし、充分間に合うという言葉を白井先生から聞き、さらに私のモチベーションが上がり、頑張りたいと強く思いました。今回のような貴重な機会を頂けたことにとても感謝しています。

上野詩歩

 今回ゼミの時間で第一回目の社会人講義に元JALのCAであり、今では様々な講師をされている白井先生にお越しいただきお話をお聞きしました。私は航空業界を目指しているので、今回の講義をとても楽しみにしていました。
 まず、始めにCA(キャビンアテンダント)とGS(グランドスタッフ)の説明を聞きました。CAにはお馴染みのJALやANA、そして、LCCや外資系など種類が様々です。最近では、中東系の会社(エミレーツ、カタール、エデハド)が人気だそうです。何故、外資系は日本人を求めるのかというと、日本人はお客様がしてほしいことを察して行動できるからです。それを聞いて、日本人は細かいところまで気を配ることができるのだなと誇りに思いました。また、GSは搭乗券の発行までにVISAの有効期限の確認や機内食のリクエストの確認などを細かいところまでしなければいけないので、CAよりGSの方がハードそうだなと感じました。
 そして、質問の際に、お客さんと関わってきて一番印象が残っているエピソードを尋ねると白井先生はスティービー・ワンダーやお相撲さん等の有名人の方々に出会ったことを話していただきました。それを聞いて、飛行機という狭い空間の中でも様々な人たちと出会うのだなと思いました。面白いエピソードなども聞くことが出来てとても楽しかったです。
 これから就職活動をするにあたって大事なことは、今からでも言葉遣いや態度を見直していき、さらにこのゼミの中でしっかりと自己分析するという課題を見つけることが出来ました。今回の白井先生の貴重な話を聞くことができたお陰で、モチベーションがとても上がりました。

岡原加絵

 今回、私達2回生は日本航空で30年間CAのお仕事を携わってこられた白井先生のお話を聞かせて頂きました。CAやGSの仕事内容や、他にも航空業界がどのような人材を求めているのか、就職活動をするにあたって意識すべきポイントなど事細かく教えて頂きました。マナーや礼儀、挨拶、印象のよい表情が必要とされるのはもちろん、いち早く動き、判断する力、お客様を何よりも思いやる心、自分自身に必要なタフさなど、数々の事をお聞きし、生半可な気持ちでは携わる事の出来ないとても大変な職業なのだと実感しました。
 この職業の大変さを知って、私になれるのかな?と不安に思いました。ですが、質疑応答の時に白井先生がおっしゃって下さった「夢は誰にだって叶える事ができる」「なりたいではなく、なる。決めないとなることができない」「諦めたら、そこで終わり」。この言葉が今の不安な気持ちを打ち消してくれました。まだ、時間はある!と背中を押して頂いたので、今から将来の事をきちんと意識して、今できることを精一杯していこうと思います。
 英語をもっと勉強してTOEICスコアをあげる事。アルバイトでもお客様と接する上で、もっと礼儀やマナー、表情を意識して取り組む事。たくさんの課題がありますが、夢に向かって頑張ろうと思います。今回のガイダンスをお聞きし、本当に自分自身の意識を変えることができました。白井先生のお話をお聞きすることができて大変嬉しく思いました。このような機会を設けて下さり本当にありがとうございました。

大野木 梓

 今回、日本航空で30年CAのお仕事に携わってこられた白井先生に貴重なお話を聞くことができました。CAのお仕事は華やかで厳しいものと思っていましたが、CAの仕事はとてもサービスに気を配っている仕事だなと思いました。お客様一人一人に満足してもらえるように、その人に合わせた対応を探しながら対応するというサービス精神の素晴らしさが今回のお話で改めて感じました。
 CAのお仕事は、私が目指しているサービス業のお仕事と似ている部分が沢山あり、サービス精神の大切さをより学ぶことができました。そして、不快な思いをお客様にさせないためにも、日頃から正しい敬語を使うように普段から練習しようと思いました。その練習する場は何気ない日常生活の中にあり、自分自身を成長させることができるので、これからはしっかり実践していきたいと考えています。
 また、きついときは質問にお答えしていただいたように「役に成りきり」乗り越えようと思いました。そして、落ち着いて仕事をこなし、周りをよく見て行動することの大切さを教えていただきました。そうすることにより、問題を事前に防げることもできるからです。白井先生に言っていただいた「あきらめなければ夢は叶う」という言葉が胸に響き、私は就活に向けて今からできることを精一杯頑張ろうと思いました。