2014.10.22

カナダインターンシップ留学体験記2:寿山ゼミ2回生

カナダインターンシップ留学体験記2:寿山ゼミ2回生 岸 優花

 こんにちは、寿山ゼミ2回生の岸優花です。10月に入ってこちらでは日に日に寒さが厳しくなり、朝の気温が氷点下になる日もあります。しかし、週によっては暖かい日が続くこともあり、毎朝服装に悩まされつつ、変化を楽しんでいます。今回は“国際交流サークル”、“Theaterクラス”、“Thanksgiving day”について紹介したいと思います。

国際交流サークル

 先日、私は韓国人、日本人の友人と一緒に、国際交流を目的としたサークルの食事会に参加しました。このサークルはウィニペグ大学の留学生が集まり、食事やゲーム、ディスカッションなどを通してお互いの理解を深める活動をしています。リーダーは現地学生の兄弟で、今回は彼らの自宅で行われたパーティーに参加させてもらいました。
 韓国、エチオピア、インド、中国、カナダなど様々な国籍の学生が母国の料理を持ち寄り、たくさんの料理が並びました。その中に、クレープのような生地にチキンの入ったシチューをかけた料理がありました。私は最初フォークを使って取り分けようとしていましたが、その料理を作ってきてくれたエチオピアの学生に、これは一つの大皿を皆で囲み、手でちぎって食べるのだと教わりました。他国の文化を肌で感じることができ、本当に貴重な体験でした。これからも、このような機会があれば積極的に参加したいと思っています。

Theaterクラス

 私のクラスは午後の授業が月・水と火・木に分かれていて、それぞれ自分で受けたい授業を選ぶ形になっています。私は月・水のクラスに“Theater”を選びました。このクラスでは演劇の基礎から表現方法を学び、人前で英語を話すための練習をしています。私は人見知りで引っ込み思案な部分があったので、それを克服するためにもあえてこのクラスを選びました。私は発音が苦手なので、聞いている人が分かりやすいように練習するための良い機会になっています。
 また、自分たちでセリフを考えるので日常会話にも役立ち、たくさんのことをこの授業から学んでいます。先生のジェシカは普段クールな表情が多いですが、演技になると人が変わったように様々な表情やリアクションで私たちを驚かせたり、笑わせたりしてくれます。先日、昼休みを利用して授業で練習したロールプレイを他のクラスのみんなの前で発表しました。大勢の前で発表するのは緊張しましたが、最後まで楽しみながらやりきることができました。

Thanksgiving day

 “Thanksgiving day”とはカナダとアメリカの祝日の1つで、家族や友人が一つの家に集まり、一緒に食事を取りながら神々に収穫の恵みを感謝する日です。日本では感謝祭とも訳され、カナダでは10月の第2月曜日がその日に当たります。私は前日の日曜日にホストグランマの家にお邪魔して、家族みんなでターキー、マッシュポテト、スイートポテトパイ、パンプキンパイなどをごちそうになりました。どれもとても美味しかったです。
 当日はホストファミリーと一緒にドライブに連れて行ってもらいました。車の中から見た景色は本当に美しく、カナダの広大な自然を全身で感じることができました。こちらの文化を実際に体験することができ、とても楽しかったです。10月の終わりにはハロウィンも待っているので今から待ち遠しいです。しかし、それと同時にテストもあるので、気を緩めず勉強にも力を入れていきたいと思います。
 こちらに来てもう2か月が経とうとしています。日が過ぎるのは本当に早く感じるのですが、1日の時間はゆっくり流れているような不思議な感覚です。1日1日を大切に有意義に過ごしていきたいと思っています。

寿山教授のコメント

 岸さんもTheaterクラスに入り、積極的に自分を変え成長しようと努力しているところが見えとても嬉しく思っています。実は、事前にウィニペグ大学に留学経験のある寿山ゼミ4回生の辻本くんからのアドバイスがあったからです。楽しみながら語学力をブラッシュアップするだけでなく、演劇には素晴らしいいくつもの効用があり、そこから学ぶことはたくさんあると思います。より感性を磨き、コミュニケーション能力を高め、気配りのできる人間となり、その後のホテルインターンシップ、帰国後の就活を乗り切ってもらいたいと思います。