2014.8.19

2014年度前期科目「専門演習アプローチ(寿山ゼミ2回生)」を振り返って

2014年度前期科目「専門演習アプローチ(寿山ゼミ2回生)」を振り返って

 2014年6月24日、「専門演習アプローチ」において、来年度3回生「専門演習1」のゼミメンバー13名が決定しました。その後5回の授業に加え、2回生と3回生の合同ゼミで観光業界の就職ガイダンス、学外活動(シネマ倶楽部)で神戸ウェディング会議会員交流会の参加を行い、前期授業を無事に終了致しました。今年度の寿山ゼミ6期生の特徴は、13名全員が女子学生だということです。確かにこれまでも女子学生が多く、全体の6〜8割を占めていましたが、少ないながらも男子学生もおり、バランスの取れたゼミ運営がなされてきました。しかし、今年度は意識が高く、意欲のある女子学生が例年以上に集まり、逆に男子がいない分、いい意味でお互いに遠慮することなく話し合い協力し合い、思い切ってゼミ活動に取り組んでもらえるのではないかと密かに期待しています。
 これまで、国際コミュニケーション学部では2回生ゼミとして、「基礎演習」を前期科目、「専門演習アプローチ」を後期科目に配置してきましたが、今年度から前期と後期を入れ替え、「専門演習アプローチ」は前期科目に変更されました。これは大学生活後半の中心となる専門ゼミの決定前の「基礎演習」においては、学生たちのモチベーションがそれほど上がらないことが多く、専門ゼミ決定を少しでも早く実施し、将来の方向性を定めて自らの夢・目標を叶えてもらうための意図があったからです。
 寿山ゼミでは、とにかくゼミ生同士が少しでも早く仲良くなり、相互理解を深めるような取り組みを毎年行っています。今年度も寿山ゼミ独自の「サークルクエスチョン」、「コンセンサスワーク」などを通して、お互いに心から本音の話ができる関係性作りをしました。全員が誰とでも話し合え、信頼し合える環境こそ、彼女たちが今後大きく成長していく場となるからです。
 そして、7月末のオープンキャンパスに向けて全員が話し合い、協力し合って自主的に行動に移してもらう時間も実際に作りました。その中でゼミメンバーの性格、価値観、行動特性などを相互理解し合いながら、それぞれの役割と責任が明確になっていったように思います。オープンキャンパスで使用する制作物を共同で作成するだけでなく、前日の飾り付け等の準備作業の大変さや当日のスタッフとして必要な「おもてなし」、気配り、マナー、先輩たちとの交流などからもいろいろと学んでもらえたはずです。
 さらには、2回生と3回生の合同ゼミを行い、観光業界に詳しい元ホスピタリティツーリズム専門学校校長、関西トラベル同友会参与の児玉哲也氏による就職ガイダンス、学外活動(シネマ倶楽部)では、神戸ウェディング会議会員交流会や英語落語会への参加も行いました。この他、夏休みにも学外活動は盛り沢山予定されています。後期の「基礎演習」は3名の学生が海外留学のため、ゼミ活動を1年間ともにすることができないのは大変残念ですが、まずはゼミスタートに当たり、少ない授業回数ではありましたが、寿山ゼミでの授業等についての感想、抱負などをゼミ生13名全員からコメントしてもらいました。2回生寿山ゼミメンバー(6期生)が、今後より活発なゼミ活動を行い、国際コミュニケーション学部全体をも大いに盛り上げてくれることを心から期待しています。(指導教授:寿山泰二)

2回生ゼミ生のコメント

柴垣由佳

 私は、1回生の頃から寿山ゼミだったので厳しいことはもちろん覚悟して入りました。でも、それは「先生が厳しいのではなく社会が厳しい」という言葉の意味が少しずつではありますが、実感できている気がしています。ゼミでは、良き仲間を大切にして切磋琢磨しながらお互いに成長できたらいいなと思います。
 これからいろんなことを気づいたり感じたりすることがとても多くなると思います。そんなときこそ学ぶことはたくさんあって、今まで気づけていなかったことや課題など見えてくると思います。これから起こりうるたくさんの課題を乗り越えて、将来の自分がなりたい自分、強い自分になっているように今できることから積極的に行動していきたいと思います。
 また、自分の意思や意見といったものが相手に伝えられ、説得できるようなコミュニケーション能力や知識を身につけ、これからの社会についていけるように今から努力することを心がけたいと思っています。自分の憧れる人になれるように今からたくさん努力していきたいです。

岸 優花

 私が寿山ゼミに入って、約1ヶ月半が過ぎました。この短い間にも、様々な活動に参加することができました。第一回目のゼミ活動は、3回生の先輩方と一緒に受講させていただいた観光業界についての就職ガイダンスでした。今まで、就職は自分にはまだ先の話だと思っていました。しかし、児玉さんのお話をお聞きして、自分の将来について真剣に考えるようになりました。質問力を養うことと、日々のちょっとした際でも姿勢を正すことを意識して、少しずつですが自分を変えていこうと思います。
 次に、ゼミの時間を使ってオープンキャンパスの準備をしました。なかなか意見がまとまらず、難航した場面もありましたが、最終的には満足のいく作品を作り上げることができました。それぞれが自分にできることを考え、行動した結果だと思います。そして、土曜日だけでしたが、オープンキャンパス当日のスタッフも務めました。来学した高校生と接する時間はそれほど多くありませんでしたが、3回生の先輩たちといろいろお話ができて楽しかったです。また、先輩方の高校生に対する接し方や切り替えの早さは、見ていてとても勉強になりました。
 そして、先日は2回生のゼミの時間と放課後に懇親会がありました。初めは話したことのないメンバーが多かったので不安もありましたが、今までの活動の間でそれぞれとの交流もあり、とても楽しい時間を過ごすことができました。留学中も寿山ゼミの一員であることを意識し、カナダでたくさん学んだことを日本のみんなに伝えたいと思います。

浅井里美

 皆と一緒に寿山ゼミで活動できた時間はすごく短かったですが、とても内容の濃い思い出ばかりです。2回生のうちから就職について真剣に考え、夢を叶えるために、今何をしなければならないのか、皆で一つのことに一生懸命に取り組み、限られた時間を有効的に使い、効率よく行動すること、今の行動力が今後の社会に役立つことだと、寿山先生だけでなく、先輩方からも教えてもらいました。言われていることを一つ一つしっかり受け止め会得し、常に成長し続けることが今の私の目標です。
 私は10月から1年間、イギリスに留学することが決まっていましたが、留学先で英語以外に学ばなければならないこと、社会でも通用するビジネス英語を習得すること、人並みの英語力ではいけないこと、私がキャビンアテンダントになりたいことを知っているうえで、当たり前だけども気づいていないことを寿山先生から改めて話を聞くことで、本当にしなければならないことに気づき、再確認することができました。
 皆の絆が深まり、これから仲良くなっていく時期に留学するのは寂しいですが、1年後にお互いが成長した姿で会える日を楽しみにしています。寿山ゼミは、向上心が強く、お互いを刺激し合い、皆で成長していくことのできる最高のゼミです。寿山ゼミに入れたことを心の底から嬉しく思います。

上野詩歩

 寿山ゼミ6期生が結成してから、数回の活動で様々なことを行いました。初めは仲良くなるために自己紹介をし、さらに、一対一で話したことでその人の誕生日や好み等も深く知ることが出来ました。ゼミ長や副ゼミ長を寿山先生から発表され、私が副ゼミ長の一人に任命され、不安と驚きでいっぱいでしたが、このような経験はあまりないので、責任をもって努めていこうと思いました。
 観光業界についての就職ガイダンスに先輩に交じって貴重なお話を聞くことが出来ました。自分の課題も見つけることができ、さらにモチベーションが上がりました。オープンキャンパスでは2回生の出し物の準備をし、そして、前日には先輩方と一緒に飾りつけもして、飾りつけをすることは意外と頭を使うのだなと思いました。2日間オープンキャンパスに参加して、性格診断ができるSPトランプを先輩に教えていただいたり、高校生達を勧誘して一緒にお話をしたり、その中で先輩との交流もできたので参加して良かったと思いました。
 最後のゼミの時にお菓子パーティをして皆とお話をし、その夜にはハワイアンレストランで懇親会をしました。13名全員がそろわなかったのは残念でしたが、とても良い思い出になりました。数回の活動の中で、ゼミの仲も深まったと思います。後期からは3人が留学へ行くので、10人で留学組に負けず、成長できるように頑張っていきたいです。

井上理菜

 前期のゼミを振り返ってみると充実していてあっという間に感じました。今年の寿山ゼミは女の子ばかりで、みんな向上心が高く行動力のある人達ばかりです。すごくいい刺激を与えてもらっていると思います。また、寿山先生はゼミの中で、私達が社会に出た時にも通用できる力を鍛えてくださっています。ゼミの始まりと終わりにこんなにきちんと挨拶をするゼミは寿山ゼミぐらいしかないと思います。5分前行動だったり、当たり前だけど今までなかなかできていなかったことができるようになってきたと感じています。
 ゼミが始まった当初は喋ったこともない人がたくさんいて不安だったけれど、今はだんだんみんなの事が分かってきて楽しいです。前期最後のゼミの時間ではお茶会をし、ガールズトークで盛り上がりました。後期からは3人が留学に行ってしまうので寂しくなりますが、1年後私達がどれだけ成長しているか楽しみです。また後期はいろんな行事に積極的に参加し、もっともっと大学生活を楽しみたいです!!

神本万柚

 私は寿山ゼミに入って感じた事は、自分より上の人がたくさんいると思いました。勉強や全てのことに自分のほうが下にいるんだと感じ、私はこの寿山ゼミのメンバーの中で何かに一番になろうと思いました。それは一番にリーダーシップ性を発揮し、寿山ゼミのみんなをまとめられる人になりたいです。それは誰もが出来ることではないし、その人の性格に合っていなければ出来ないことだと思います。私は先生に副ゼミ長に選んでいただいたので、これを生かし寿山ゼミ6期生はまだ始まったばかりですが、今以上に良いゼミにしていけるように頑張りたいと思います。
 私のゼミでの抱負は、将来アパレル系に就職したいと考えているのですが、アパレル系にも色々あるので、明確に何をしたいかを見つけ、なりたい自分になれるように努力し、誰にでも認めてもらえるような人になります。ゼミ内の活動でも自分から積極的に取り組んでいきたいと思います。それにはまず、当たり前のことですが、毎日学校に行き、しっかりと単位をとることが第一です。私は寿山ゼミのメンバーの中で一番単位取得が少ないのでみんなに絶対追いつけるよう頑張りたいです。

坂本 茜

 寿山ゼミに入り、女子ばかりだということに少しの不安がありましたが、活動していくうちに少しではありますが、みんなの性格や考え方が見えてきました。第一印象とはまた違った子も多くて、なんだか楽しくなってきています。みんなそれぞれに意志を持ち、わたしはこう思うというのを出し合い、否定せずにいいところを少しずつ合わせていく感じがとてもいいものだと思いました。
 私は自分の意見をまとめて発言するのがあまり得意ではなかったのですが、この環境だと恥ずかしいという感情よりも、意見を言わない自分の方が恥ずかしいのでは、と思えるようになりました。興味・関心がないから動かないのではなく、参加することで興味・関心が得られることのほうが多いので、そのような出会い、機会を大切にしなくてはいけないと思いました。
 実際に、初めて今回観光業界全般にわたる就職ガイダンスに参加させていただき、私は少しホテル業界に興味がある程度で参加したのですが、リアルなお話をたくさん聞くことができ、自分のためにすごくなり刺激にもなりました。そこで、児玉さんと1対1でお話させてもらう時間を設けていただき、ホテルで働いてみないかという話をもらい、正直最初は私には無理だと断るつもりでした。しかし、いろんな人に相談すると、大変だろうけれど挑戦する価値はあると思うと言ってくれる人が多く、ホテルでアルバイトをすることを決めました。今までの環境と全く違うものになると思いますが、新しい自分になるための一歩だと思い、やれるところまでやってみて、いい経験になればと思っています。

小林 唯

 寿山ゼミはとても希望者が多く、人気だったのでゼミメンバーが発表されるまで、ものすごくドキドキしていました。寿山ゼミ生になることができ、教室に入ってみると見事に女の子だらけで、今まで女の子だけのゼミを聞いたことがなかったので正直驚きました。また、喋ったことのある子が少なかったので、上手くやっていけるのかなと少し不安にもなりました。
 ですが、その不安は全く必要がなく、寿山ゼミの仲間はとても優しいですし、しっかりしている子ばかりで、自分ももっと頑張らないと、と思える環境に身を置けたことが、自分にとってプラスになっていると思います。周りからいい影響をもらっている分、私も周りにいい影響を与えることができるような存在になりたいです。
 また、寿山ゼミではゼミ活動が盛んで、寿山先生や社会人の方からいろいろお話を聞くことができ、自分の将来のためになることを学べるので、これからもゼミの活動に積極的に参加していきたいと思います。最後に、周りの意見も聞き、自分の意見も取り入れながら話を進めることができる力と英語の力を伸ばすということが私の2回生後期の目標です。

岡原加絵

 寿山ゼミになって1か月半が経ちました。ゼミ生全員が女の子というだけあって、とても馴染みやすく、わいわいと楽しくゼミ活動ができています。オープンキャンパスの出し物を決めたり作成したりするのも、一人一人が積極的に行動し意見を出しあって、積極的に取り組む事ができたと思います。全員参加とはなりませんでしたが、ゼミ生と行った懇親会もみんなとたくさんお喋りする事ができて、とても楽しかったです。女子だけのゼミならではのお店の雰囲気も素敵でした。また13人全員が揃うのは1年後になりますが、次の懇親会もとても楽しみです。
 後期からのゼミ活動でも、みんなで協力していき、楽しむ時はみんなで楽しんで、学習や就職のためのガイダンスなど、寿山ゼミならではの学習には意欲的に取り組んで、オンとオフをきちんと切り替えていける、そんなゼミ活動にしていきたいです。私自身では、目標にしている夢に向かって、目の前の事ひとつひとつに取り組んでいき成長していきたいと思います。ゼミ生みんなで高め合って、支え合ってそれぞれの夢に向かって進んでいきたいです。卒業までまだ時間はあるようで、きっとあっという間だと思います。ですので、今できることを精一杯して、卒業する時に悔いのないような学生生活を過ごして、ゼミ生みんなで夢をつかんで笑っていたいです。

大野木 梓

 大学生活の中で大切な時間になるゼミが決定しました。私は1回生の時はオープンキャンパスに参加したり、資格取得を目指し勉強してきました。その頑張りを先生に認めてもらえたような気がして寿山ゼミに入れたことがとても光栄です。
 そして、2回生のうちから意識の高いみんなとゼミの活動ができることに嬉しく思っている反面、緊張しています。ゼミが決まってからもう何度か活動しましたが、すでにゼミのみんなの行動力や積極性に驚いており、私自身がまだまだなことをより実感しました。社会で通用する人間になるためにも、このゼミで頑張ることが大切だと思っているので、ゼミでの抱負は積極的に行動、発言することにしました。
 もともと人見知りということもあり初対面の人と会話することが苦手ですが、社会に出るとそんなことは言ってはおれず、嫌でも発言しなければいけないので、今のうちから克服したいと考えています。また、寿山先生のゼミはたくさんのイベントがあります。積極的に参加するのはもちろんですが、先生が呼んで下さるいろいろな企業のトップの方々のお話を聞かせていただく際には積極的に質問をしたいと考えています。そうすることで、自分の世界観が広がると思っているからです。そして、意識の高いゼミのみんなに負けないように行動し、「なりたい自分」になるためにこのゼミ活動を通してできることを頑張っていきたいです。

木村 愛

 寿山ゼミに入っての感想は、まだ授業を数多くしていませんが、このメンバーと一緒にオープンキャンパスで飾る制作物を作ったときに、皆のチームワークが初めにしてはあったなと感じました。今後、もっとたくさんの行事などがあるので、前回以上のものを作れるようにと思いました。
 今後の抱負は、このレポートも出すのが遅くなってしまったので、今後はもっと行動力をつけていきたいです。そして、イベントにも積極的に参加していき、魅力的な女性になれるようにと思います。私たち2回生の寿山ゼミは女の子だけというゼミなので、私たちにしかできないゼミを作り上げたいです。私たちが卒業する頃には、自分たちが就きたい仕事にみんな就き、笑顔で卒業できるゼミにしていきたいです。今の目標としては寿山ゼミに貢献していき、寿山ゼミが一番輝いているゼミにしたいです。

塩野真奈美

 2回生で寿山ゼミになって、1回生の時も先生の下でたくさんのことを学び、2回、3回、4回と就職まで先生のもとでやっていきたいと思っていたので、たくさんの人数の中から寿山ゼミになれてとても嬉しく思います。また、寿山先生にゼミ長に推薦していただき、とても誇りに思えました。ですが、自分自身で足りない点がたくさんあると思っているのと不安で、私なんかがゼミ長できるはずがないと初めは正直思ってしまいました。初めてゼミ長として行った終わりの挨拶もすごくグダグダでみんな困っていました。初めて行った円になってのグループディスカッションも、私の理解力の足りなさで自分自身うまく頭で整理できずに、みんなをうまくまとめることが出来ませんでした。
 自分では精一杯頑張っているつもりでも周りを巻き込み、相手を理解させてあげられる力がなければいけないのだとわかりました。このグループディスカッションでより私の不安が高まりましたが、いつも近くにいてくれる小林さんが、「いつでも力になるし、一緒に考えることもするからゼミ長頑張って」と手を差し出してくれたり、前期が終わると何人かの人が「ゼミ長お疲れ様」といってくれとても嬉しく思いましたし、やっていてよかったなと感じました。
 前期で私には、思い立ったらすぐに行動する力と理解力などが足りないなと実感しました。また、私はのんびりしている部分が多いので、寿山ゼミのみんなとこれからやっていくにはこれを一番直さなければいけないと思いました。人をまとめる、人の上に立つということは、私にはゼミ以外でも、バイトの指導係であったり、地元で行っているだんじり祭りの女の子の中でトップに立ち、まとめたりしています。ゼミ長はバイトや祭とは違ったものなので緊張しますが、みんな就職に向けてなりたい自分を探している途中です。私は、みんなの仲間として、ゼミ長として意見を言います。時には間違ったことを言うかもしれませんが、みんなで高め合って、卒業するときに素晴らしい社会人になれるよう、後期から卒業に向けてこつこつ頑張っていきたいです。