2014.7.15

マルタ島留学便り2:寿山ゼミ4回生

マルタ島留学便り2:寿山ゼミ4回生 石本有希

 こんにちは、現在マルタという島国に留学している石本有希です。今回はマルタと日本の違いというか、日本という島国と海外の考えの違いについてレポートしてみました。

タトゥー

 日本では一度タトゥーを入れてしまうと仕事を選べなくなってしまう、温泉や銭湯には入れない、という生活する上で不便になってしまうことが多いとよく聞きます。なので、タトゥーを彫ってくれるような店もあまり見かけないように思います。ですが、海外ではタトゥーというものはファッション感覚で入れるようなものらしく、お店も歩いているとすぐ見つかりますし、普通のサラリーマンや学校の先生もタトゥーをしていることが珍しくありません。
 実際、私の授業を担当してくれている先生は3人いるのですが、そのうち2人、そしてクラスメイトでも3〜4割はタトゥーをしています。クラスメイトでもワーホリで来ている人が多いのですが、みんなビジネスマン、薬剤師、パイロット、接客業と様々ですが、特にタトゥーが仕事の邪魔になることは無いそうです。ただし、大企業で働く場合は必ず長袖などを着て隠さなければいけません。首や顔の隠れないところに入れてしまうと職を見つけるのが難しくなるそうです。

野菜

 日本では形が崩れて育った野菜、果物はスーパーなどであまり見かけることがありませんが、八百屋などで見かけるとすごく安く購入できたりします。一方、海外では同じ大きさの野菜、果物を売っているところは見かけたことがありません。フルーツなどはパックにぎゅうぎゅうにつまっており、重さに耐えきれず、柔らかいフルーツのイチゴなどは下が潰れてしまっていることも少なくありません。ですが、とても甘くおいしいですし、値段も€2〜3といったお菓子を買うより安く買えます。このようなものを見て、日本は海外から見たら異常にきっちり、清潔さを守らなければいけない国なのかなと思いました。
 この日本独特のきっちりした部分は良いところでもありますが、息苦しく感じてしまうところでもあります。例えば「潔癖症」という言葉を聞くことがありますが、海外でこのような言葉は聞いたことがありません。これは、この日本の清潔さ故にできた言葉ではないのかなと思います。ですが、この日本人の特徴があるからこそ、様々なテクノロジーが世界1位になっているのかもしれません。

性格

 これはマルタと日本というより、海外と日本の違いです。海外からの日本人のイメージは「とても礼儀正しく恥ずかしがり屋であまり発言をしない。思いやりを大切にしていてNOとハッキリ言えない。表情はいつも笑顔だが、胸のうちの表情はあまり表に出てこない。」この3つはまさに日本独特の文化であり、特徴だと思います。日本にいるときはこれが普通でしたが、一歩海外に出るととても奇妙にも感じました。
 また、日本語にはたくさんの言い回しがあり、注意するときなどは遠まわしに言うことが多いように思います。でも、英語には遠まわし出来る言葉はほとんど無く、ストレートに物事を伝えます。日本だと嫌な顔をされることもありますが、逆にこっちではハッキリ言わないと嫌な顔をされることが多いです。嫌なものは嫌とみんな言うのでハッキリ「NO」と答えたとしても日本人が気にするほど相手も気にしていません。私も授業内・外でもハッキリ言うようになったと思っているのですが、外国人から見たらまだまだみたいなので、「Don’t be shy.」と言われないように物怖じせず発言していきたいです。

寿山教授のコメント

 石本さんが春先にマルタに留学して約3か月、異文化に触れていろんな気づきが出てきたように思います。今回のレポートを読んで物事を深く見るようになったと感じました。「郷に入れば郷に従え」ということわざがありますが、現地に早く適応するためには素直にその慣習・文化を受け入れることが重要かと思います。しかし、なぜその慣習・文化が生まれ今も続いているのか、日本となぜ違うのか、その理由・背景をしっかり考えることが、真の異文化理解と自身の成長につながるのではないかと思います。次回のレポートが楽しみです。