2014.6.30

ゲルフ大学留学体験記10:寿山ゼミ3回生

ゲルフ大学留学体験記10:寿山ゼミ3回生 望月 槙

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の望月槙です。最近、ゲルフでは30度近くまで暑くなったり、10度まで下がったりと気温の差が激しい日々が続いています。冬眠していたリス、ウサギ、ビーバーなど日本ではなかなか見ることができない野生の動物たちが大学内で見かけられます。今回は「スクールアクティビティー」、「ワールドカップ」、「学校生活」についてレポートしたいと思います。

スクールアクティビティー

 今月のアクティビティーでは、バスケットボール、フリスビー、バドミントンをしました。バスケットボールではカナダ特有のゲームを教えてもらいました。日本人の他にも、ブラジル人、中国人、韓国人、ベトナム人の生徒が来ていて、各国のバスケットボールの遊びを皆で教え合いました。時間を忘れるほど皆夢中になっていました。前回のサッカーと同様にスポーツは国籍関係なく、みんなの心を繋げるなと感じました。
 フリスビー、バドミントンのアクティビティーでは、学校の中にある芝生に集まってみんなでゲームをしました。カナダではフリスビーの競技がとても有名で、雪がとけ春になると多くのカナダ人が野外でフリスビーを楽しみます。私もその競技に参加したのですが、ただ投げて遠くに飛ばすだけではなく、相手にフリスビーを取られないようにチームメイトに渡すことはとても大変でした。今月は、冬に出来なかったスポーツを多く体験することができました。

ワールドカップ

 6月上旬からブラジルでワールドカップが始まりました。ゲルフ大学にはサッカー大国のブラジル人が多くいて、ブラジルの試合がある日にはみんなで集まって一緒に応援しています。私もブラジル対メキシコの試合を学校の中にあるバーで一緒にブラジルを応援しました。その試合ではブラジル選手が何度もシュートを決めようとしていました。その度にみんなで盛大に盛り上がっては、がっかりしての繰り返しでした。
 結果は0対0の同点で終わってしまいました。しかし、大勢の外国人と一緒になって応援するサッカーは日本で応援するよりもとても迫力がありました。この写真はゲルフ大学で有名な大砲と一緒に撮ったものです。この大砲は誰でも塗り替えることができ、自分の好きなデザインにすることができます。ワールドカップが始まる前日に、ブラジル仕様に変えられていて、ブラジル人はサッカーに対しての思いが強いのだと改めて実感しました。

学校生活

 夏の間、多くの学生は実家に帰るので前タームに比べて、大学内はとても静かです。今週で今回のセミスターが終わり、残すこと後1セミスターになりました。グラマー、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの5科目ある中で、今回のセミスターはライティングの授業がとても難しいと感じました。ライティングのクラスでは、4ページ分のエッセイ、そして前回のレベルとは違った構成で書く必要があり、とても苦労しましたが、その分やりがいを感じることができました。今回はグループプレゼンテーションがとても多く、ディスカッションする必要のあるプレゼンテーションは私にとって難解でした。
 6月下旬となり留学生活も残すこと2か月となりました。最後のセミスターなので特に気を引き締めてしっかり英語を学びカナダ生活を満喫できるように頑張ります。
 留学生活9か月目に入り、残すところ3か月となりました。最近では字幕なしの映画も大体理解できるようになり、私の英語力も成長したのだなと実感しました。授業がとても難しくついて行く事が大変ですが頑張りたいと思います。

寿山ゼミ3回生 峯 遙香

 こんにちは、国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の峯遥香です。早くもゲルフに到着して1か月と2週間が過ぎました。こちらの気候は本当に変化が激しく、暖かい日は夏のように暑く、寒い日にはトレーナーでも肌寒いほどです。今回は「学校生活」、「スクールアクティビティー」、「日常生活」についてレポートしたいと思います。

学校生活

 クラスでの授業が始まって7週目が終わりました。週に23時間、リスニング、スピーキング、ライティング、グラマー、リーディングの授業を受けています。私のクラスはレベルが下なので人数も4人しかいません。私はクラスメイトの態度に閉口していますが、各クラスの先生全員がとてもフレンドリーで優しいので救われています。日々、違う国との文化の違いを受けながら授業を受けています。
 例えば、私のクラスのサウジアラビア人は毎日普通に遅刻してきます。リビア人とそのサウジアラビア人は、先生が誰かを指定し答えを聞いても、自分がわかれば人が答える番でもすぐに横から答えを言います。人が説明や意見をしているときにでも自分の言いたいことがあれば割り込んで自分の話をします。ですが彼らは、とても明るく優しいと思います。それは私のクラスメイトだけかもしれませんが、こういった面で毎日文化の違いを受け、刺激を受けているなと思います。
 来週からは最後の重要なテストが始まり、日々の小テストなどの成績のトータルで70パーセント以上あれば次のレベルに上がることができるのですが、私は90パーセント以上を目指しているので、その分頑張らないといけないなと思っています。

スクールアクティビティー

 5月31日にワンダーランドというテーマパークに行ってきました。ものすごく高いジェットコースターやプールもありすごく楽しめました。やはり外国なだけあって、ウォータースライダーもとても大きかったです。このアクティビティーがゲルフに来て一番楽しかった行事です。
 別の日にはバスケやフリスビー、野球などをスクールアクティビティーで参加しました。今、ゲルフにはアジア人が多いのですが、このようなアクティビティーに参加すれば色々な人との出会いがあるので、これからもこういった機会を大切にし、たくさん参加できればいいなと思っています。

日常生活

 学校以外では色々なところにホストファミリーや家族と行きました。まず、友達の家でBBQをしました。カナダのBBQは日本と違います。日本では焼肉のようにお肉や野菜を焼きますが、こちらは、ハンバーガーやホットドッグを作って食べるということだけでBBQと言います。ですので、最初知らなかった時BBQと聞いてすごくテンションが上がっていましたが、いざ実物を見ると少しガッカリしました。
 あとは、中国人の家でパーティーをしたり、父の日のパーティーをしたり、映画を見に行ったりしました。私が心に残っているのは、外で見た映画です。外で映画を見ると聞いたときはどういうことだろうと思いましたが、行ってみると、本当に外に大きなスクリーンがあって、車がいっぱい停まってあり、みんな車の中で見ていました。私とルームメイトは外に椅子をだして外で見ました。少し寒かったですが、日本ではなかなかできない経験なのでとても貴重な経験となりました。
 あとは、みんなでサッカーワールドカップのブラジル対メキシコの試合を観戦しました。応援していた場所にはメキシコ人の応援団、ブラジル人の応援団、日本人がいて少し気まずかったですが、さすが移民の多い国だなと実感しました。
 もうカナダでの留学生活はあと半分と少しになりました。少し焦っていますが、これからも自分のペースでたくさん楽しんでたくさんのことを学んでいこうと思っています。

寿山教授のコメント

 本格的な夏を迎える前の6月、いよいよ世界的なスポーツイベントであるサッカーのワールドカップも始まりました。世界各国から集まった留学生たちにとってもそれぞれの母国を応援する機会が自らのアイデンティティーを確認するよい機会になったのではないかと思います。これを機会に今一度、留学の目的を思い出し、残り少ない生活を充実させてもらいたいです。