2014.4.7

シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2013年度学外活動第8弾!

シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2013年度学外活動第8弾!
<宝塚グランドロマン「風と共に去りぬ」を鑑賞致しました!>

 昨年5月、国際コミュニケーション学部の体験学習において、梅田芸術劇場で宝塚歌劇団のミュージカル「ME AND MY GIRL」を鑑賞する機会がありました。「ME AND MY GIRL」はロンドンを舞台にしたハッピーミュージカルで、鑑賞した学生たちにも大変な好評を博しました。そして2014年の今年、宝塚歌劇100周年という節目の記念すべき年に、幸運にも宝塚を代表する演目「風と共に去りぬ」を1月23日(木)シネマ倶楽部(寿山ゼミ)で鑑賞して参りました。特に、2回生全員が参加してくれたことを嬉しく思います。
 ご存知の通り、「風と共に去りぬ」は、マーガレット・ミッチェルの世界的名作として有名な小説が原作で、映画版はハリウッド史上に残る大ヒットを記録した名画です。宝塚歌劇団では、アメリカ南北戦争を舞台にしたスケールのとても大きいドラマチックな舞台を1977年にミュージカル化したところ、幅広い年齢層から支持を受け、今や公演回数1,200回以上、観客動員数270万人以上を誇る宝塚歌劇の代表作となりました。
 「風と共に去りぬ」は、南北戦争という大変な時代を背景に、強く生き抜いた南部タラの大農場主の娘スカーレット・オハラの生きざまとその周りの人たちとの人間模様を中心に様々な葛藤、悲しみ、苦しみ、喜びなどが描かれたとても感動的な作品です。
 生の舞台も初めて、ミュージカルも初めて、宝塚歌劇も初めてというゼミ生たちでしたが、素晴らしい脚本、出演者の演技力・歌唱力、豪華絢爛で場面転換の素晴らしい演出、たくさんのプロフェッショナルたちが協力し合って作り上げた名作だからこそ、それぞれが多くの気づきや学びが得られたのだと思います。これを機に芸術鑑賞の時間を一人でも多く持ち、楽しみながら感性を磨き、五感を鍛えて人間力の向上にも役立ててほしいと願っています。(指導教員:寿山泰二)

※この学生教育研究活動は阪南大学学会の補助を受けています。

シネマ倶楽部メンバー(寿山ゼミ2回生)のコメント

田坪千佳(4回生)

 宝塚歌劇のミュージカルと聞くと、女性が男性役を演じるところに深く興味を抱いていました。今回の「風と共に去りぬ」の主役でもあるレット・バトラーは、その期待を裏切らない程、ダンディーでとても女性とは思えないほどの迫力がありました。私は、このレットの生き方に注目して今回のミュージカルを鑑賞していました。
 主人公とも言えるレットの登場シーンは、華やかなのだろうと思っていたのですが、意外にもいきなり現れたので、初めはレットであると気が付きませんでした。しかし、セリフの第一声はたくましくて、女性の私でもドキドキするような声でした。何と言っても立ち振る舞いに女性らしさを感じさせず、且つ身振りはとても綺麗で紳士のような素敵な人でした。レットの第一声に心を打たれたのは私だけではなかったようで、会場にも少しざわつきがある程でした。
 そうこうしているうちに第一部が盛り上がっていき、レットは自分の本当の想いを素直に口に出さず、ただスカーレットを密かに見守り続けていきます。この時のレットは、まだスカーレットのことを本気で愛しているのかどうか定かではありませんでした。しかし、第二部になると、その想いが本気であることが次第に感じられました。自分ではない他の人を愛し続けるスカーレットにレットは嫉妬を隠しきれずに感情をあらわにしていきます。第一部では紳士を演じていたレットが第二部では恋愛をする一人の男として演じられており、時折レットの心の弱さを感じられました。その想いがやがてスカーレットに届いた時に、レットは去っていきましたが、レットはこれから先もずっとスカーレットをどこかで愛し続けるのではないかと思いました。
 今回のミュージカルは恋愛の儚さと人間の感情が、すごく伝わってくるものでした。この主演の2人だけでなく、家政婦のマミーや名士夫人たちなど、ユニークな登場人物がたくさんいて、どの場面も興味深く真剣に鑑賞させてもらいました。ミュージカルの醍醐味とも言える歌や曲は、とてもリズミカルで帰り道にゼミの仲間たちが口ずさむ程でした。
 このような演劇鑑賞はシネマ倶楽部(寿山ゼミ)では2回目ですが、どれも貴重な体験です。私も4回生となり、これがシネマ倶楽部(寿山ゼミ)での最後の参加となりましたが、これからもこのような体験をしていきたいと強く思います。演劇鑑賞に興味を持たせて頂いた寿山先生にはとても感謝しています。参加させていただき、ありがとうございました。

中村友紀(4回生)

 私は宝塚の舞台を一度も見に行った事がなく、以前から宝塚の舞台を見に行きたいと思っていたので、今回見に行く事が出来て本当に良かったです。宝塚の劇団員の方は、全員女性だと知っていましたが、男性役の方はとてもかっこ良く、立ち姿、身振り手振り、声までも本当の男性のようで驚きました。一方、女性役の方は本当にきれいで、女性らしい振る舞いで感動しました。大人から子供まで幅広い人たちに憧れられている理由が分かったような気がしました。
 ストーリーは、見るまで南北戦争の話だと聞き、とても悲しいストーリーだと思っていたのですが、その時代の中で生きていく人たちの強さや葛藤が多くみられ、喜びと悲しみが混ざったストーリーだったような気がしました。スカーレットは、長年アシュレのことを想い、二度も気持ちを伝えたがその想いは届かなかった。しかし、そのアシュレは妻であるメラニーの弱い身体を心配し、戦争に出ている間スカーレットにメラニーを頼んだ。まだ、アシュレに想いのあるスカーレットはその頼みを聞き、必死で約束を守るため戦争の被害を受ける中、脱出しました。この時、スカーレットの心がとても強いと感じることができ、二度も想いを伝えるほど強く想いを寄せていたのに自分の気持ちを抑え、約束を守ることができるスカーレットは本当に正直で強い女性だと感じました。ストーリーの最後では、自分に本当に必要な男性に気付くことができ、スカーレットはさらに強い女性になっていくような気がしました。
 そのスカーレットに想いを寄せるレット・バトラーもまた強く優しい人だと思いました。
 初めは南北戦争で「北が勝つ」と南の人達に言ったとき冷たい印象を受けました。しかし、スカーレットにアピールするレット・バトラーは少し不器用な人で、本当は優しい性格であることが伝わってきました。南軍が敗戦しそうになった時も南軍に志願するといい、戦場に行ったことで、レット・バトラーの優しさと強さをより感じることができました。
 劇を見ている時、私はそんなレット・バトラーの優しさと強さをスカーレットに早く気付いてほしいと思っていました。二人が結婚してもレット・バトラーがスカーレットを想う気持ちの方が強く一方通行でした。その状況でレット・バトラーは苦しみスカーレットを傷つけてしまった時の気持ちは痛いほど伝わってきました。
 最終的にレット・バトラーは家を出ることを決意しその想いに気付いたスカーレットはもう手遅れでした。もっと早く気づいていれば幸せな二人でいれたはずなのに、自分の気持ちと相手の気持ちが交差することは難しいと思いました。
 今回の劇では多くの人の想いをすごく感じることができ、本当に良い体験となりました。もっと他の舞台を見て、感性を磨き、今まで感じる事が出来なかったものも感じることができるようになればいいなと思いました。

目 侑子(4回生)

 1月23日(木)に梅田芸術劇場にて宝塚の「風と共に去りぬ」を鑑賞しに行ってきました。宝塚は私にとって人生で1度は観てみたかったミュージカルの一つだったため、とても楽しみで当日が待ち遠しい程でした。今までに数回ミュージカルを観た経験がありますが、こんなに大きい劇場で鑑賞するのは初めてだったので、観客者全員に感動を伝えるためにどのように表現されるのだろうかと始まる前からワクワクしていました。
 第一幕が始まると同時に、素晴らしいコーラスの効いた迫力のある歌声で始まったので、一瞬で鳥肌が立つような感覚になりました。ストーリーにのめり込むまでに少しの時間も掛からなかった程で、今までに感じた事のない臨場感でした。第一幕では、スカーレットの自由奔放さと無責任さで「どうしてそんなに無責任な行動が出来るのか?」と感じながら観ていました。それでも、スカーレットとアシュレ、レットの三角関係を面白く表現されていて楽しく鑑賞出来ました。また、2人のスカーレットが登場し、スカーレット本人とその対照的な心の内に秘めたスカーレットとのやり取りがとても面白く、一番好きな場面でもありました。
 第二幕では、南北戦争に負け、全てを失ったスカーレットは泣き崩れてしまうけれど、故郷のタラがあると気付き、生きる希望を抱きながら絶望から立ち上がる姿はたくましくかっこ良く見えました。最後の最後に自分の気持ちに気付くまで成長したスカーレットだったけれど、すれ違うようにレットと別れる事になったシーンもまた感動的でした。情熱的なスカーレットだったけれど、プライドが邪魔をして自分の気持ちと裏腹な行動を取ってしまい、本当の幸せを掴むことが出来ずに終わってしまった所も感動させられました。
 今回の宝塚のミュージカルは、約3時間という長編ストーリーでしたが、始まった瞬間から引き込まれ、あっという間でした。とても悲しいストーリーでしたが、時には笑いのあるシーンもいくつかありました。自分の気持ちと向き合い、自分の気持ちに正直になることが出来たスカーレットの成長と、戦後何もかも失った中、たった一つ彼女の故郷であるタラを命懸けで守り抜いた強い心に大変惹かれ、私も社会に出る上で強い女性になりたいと感じました。
 また、座席が3階で双眼鏡なしでは、出演者の顔の表情や細かな部分が見えないほどの距離でしたが、出演者の1人ひとりが表現にこだわっていて、歌やダンスもまるで自分もその舞台に居るかのように臨場感がありました。1つ心残りなのが、このストーリーの時代背景(特に南北戦争時代)を少しでも調べていたら、もう少し違った見方が出来たのかなと感じました。次回ではきちんと下調べしてからもう一度鑑賞したいと思います。

東谷彰哉(2回生)

 今回、シネマ倶楽部(寿山ゼミ学外活動)で鑑賞したのは宝塚歌劇「風と共に去りぬ」でした。普段は馴染みのない初めての場所、梅田芸術劇場ということで皆道に迷いながらの集合となりました。私自身も友達に連れられなんとか集合することができました。
 私は初めての宝塚の観劇だったので、宝塚歌劇というもの自体がどのようなものか全く予想もたたなかったのですが、舞台を見終わってみると、感動の二文字では表せないくらいの自分の気持ちの高ぶりに驚きました。舞台はアメリカ南北戦争の戦前、戦争中、終戦後などの時代背景を舞台に、男女間の恋愛、様々な人間関係が主役となり、シリアスな場面の中に笑いもあるというもので、考えながら見入ってしまいました。ぜひ見てみてほしいので深く内容には触れません。なので、今回私が感動した要因の一つの演者の所作一つ一つの華麗さ、力強さについてレポートします。
 舞台が幕を上げ、劇が進むに連れ、最初に目に入ったのは、女の人のとは思えないほどの男っぷりでした。立ち方、話し方、手の指先まで格好のいい男性なのです。宝塚なので当然女の人なのですが、男役の方全員にたくましさを感じてしまい、劇を通して終わり頃には男である私自身が男役を演じている女性を本当は男性なのでは? と思い、おかしなことに男性の私が女性を男性として好きになりそうなほどでした。セリフなども現代にはないほどロマンチックでありながらも嫌味ではない素晴らしい言い方をされていました。女性役の方々はまさに男と正反対、本当に淑やかで可憐な女性らしさを表現されていて、まるで漫画の世界のような優雅な動きを指の先までされていました。
 私は三階の中央部分に座っていたのですが、途中でスカーレット役の演者の方が上の方を見ながら神に頼み事をするような場面があり、ちょうど私達の座っているところをそのスカーレットが見ながらセリフを言う場面がありました。「おお神様よ」という感じのセリフです。その様子を見ながら私はその瞬間まるで自分自身が神様になり、話しかけられたかのような気持ちになりました。これは大げさではなくそれほど演技がすごく、心を動かされたということです。男役、女役どちらも共に演技に宝塚のプロの迫力を感じてしまい、こちらが劇を見ている間、圧倒され続けました。
 たった3時間の劇を見ているのに、なぜかその演者の役の事を前々から知っていた知り合いのように思え、この人達と別れをしたくないと思えました。宝塚という舞台を1度見ることでまた見てみたい、というように思えることは当然でした。
 この舞台を見ることで、単純な劇の感想だけでなく、これだけの人を感動させて、観客に気持ちを共有させることのできるエンターテイメントの力というものを考えさせられました。私がこのようなエンターテイメントを演じることはできませんが、私は努力や伝え方一つで人の心を動かせることはできると思っています。なので、人の心を動かせる一言をすっと言えて、表情や動きでも伝えることのできる宝塚の方々みたいな表現力のある大人になりたいと思えることができた日でした。初めての宝塚歌劇が宝塚歌劇団結成の100周年の年であり、劇への感動だけでなく、またこれもどこかに縁を感じ、また様々なことを宝塚に学びに行きたいと思いました。

岡城弘明(2回生)

 今回、寿山ゼミ2回生の学外活動(シネマ倶楽部)が早くも第4弾となりました。今回はミュージカルということで、ミュージカル自体は二回目だったのですが、一回目のときは小さい時だったので覚えていませんでした。行くまではミュージカルの印象は私の中で薄かったのですが、今回を機に180度変わりました。見た感想からいうと、とにかく感動ともう一度見たいというのが正直な感想でした。失礼なことですが、まさか感動はしないだろうと思っていたのですが、良い意味で見事に期待を裏切るミュージカルでした。
 私はいろいろな面で感動した場面が何度かありました。私は鑑賞するにあたり、いろいろな所に注目しました。当たり前ですが、まず演技力が素晴らしいなと思いました。轟悠さんなどメインの方々はよく噛まないでセリフを言えるなと素朴に思いました。そして、声もよく通り聞き取りやすく、歌声はきれいとさすがプロだと当然のことながらも感じました。
 メインの方々以外にも私は着目していると、メインの方がスポットを浴びている後ろでも、細かな演技が行われているのを発見しました。細かな演技を行うことにより、メインが引き立ち、劇全体が自然に見えることがわかりました。それに裏方の照明や音響、幕おろし、セットの入れ替え、衣装の入れ替えが、この裏方さんがいることにより、劇が成功すると思いました。
 私が内容で感動したところがありました。一幕の終わりの所でした。戦争で南部が敗れ、すべてを失ったスカーレットの心情の部分でした。やはり人というものは、大切な人やモノを失ったとき、気付き、立ち直り、人は強くなると改めて気づきました。実際に、私も無くなってから気が付く機会がたくさんありました。例えば、私は祖父と仲が良く、正月のとき将棋や囲碁などをするのがとても楽しく祖父のことが好きでした。しかし、会う機会といえば家は近かったのですが、正月などたまに行く程度でした。
 ある時、祖父はがんになり病院に入院することになりました。がんは早期発見ですぐに退院できるはずだったのですが、がんがほかの臓器に転移し状態が悪化し始めました。そして、長い入院生活の始まりでした。祖父はどんどん身体が衰弱し、しゃべるのもしんどそうに見えました。それでも私がお見舞いへ行くと、いつも笑顔で私を気にかけてくれました。「学校は楽しいか?」「勉強頑張っているか?」など何気ない会話ですが、その時間楽しく短いものでした。そして、ますます悪化し、呼吸するのがやっとの状態までになり、祖父は亡くなりました。祖父が亡くなってから、祖父との思い出が自然と出てきました。そこで私は気づきました。祖父にもっと孝行してあげればよかったと思いました。これを教訓に当たり前に今、あるものを感謝しようと思いました。
 今回で学んだことは、ミュージカルというものは、見る人が違うだけで感動する場面が違ったり見方が変わったりすることが分かりました。また、その人の価値観が違うのでそこがまた芸術のおもしろいところだと感じました。ぜひ今回を機に今後もミュージカルをもっと鑑賞していきたいと思いました。

峯 遥香(2回生)

 1月23日に、寿山先生、4回生の先輩たち、2回生ゼミのみんなと一緒に、宝塚グランドロマン「風と共に去りぬ」を観てきました。梅田芸術劇場で鑑賞するのは2回目なのですが、変わらず感動する華やかさがありました。私は、宝塚歌劇を観に行くのは今回2回目で、前回観させてもらった「ミーアンドマイガール」という作品と比べて、ストーリー的にも感情面にもすごく激しさを感じました。 
 物語は、アメリカ南北戦争中のお話で、ラブストーリーでした。すごく周りの人達から憧れの目で見られている主人公スカーレットは、アシュレという男の人を一途に思うのですが、叶わず、最終的には自分の思い描く通りにするために、男の人をたくさん利用して、結果、すごく切なく人生を終えるのでした。これを観ていて、私もすごく切なくなって、自分の心も痛くなりました。こうやって観ている人を感情移入させるのは、演じている側も、全力で演じないと無理だろうし、さすがプロだなと感じさせられました。
 この舞台を観て私が気づいたことは、明るいシーンだと色の配色がとてもカラフルで、暗いシーンだと、色の種類が少ないなと感じました。みんなで踊るシーンなどは、出演者の衣装もいろいろな色のドレスだったし、背景の家までもがカラフルでした。もう一つ感じたのは、小さなひとつの動きでも、すごく大げさにしていることです。ひとつの溜息や、息切れなども三階席から観ている私たちにも見える位、大きくて、後ろの席の人達でも、楽しめるようにしてくれているのだなと思いました。
 私たちは普通に観ていましたが、思い返すと一回もセリフを間違えてなくて、どれだけ練習をしているのか、どんなスケジュールなのかが気になるなと一人で思っていました。寿山先生が、同じタイトルの舞台を何回観ても、座席の位置や出演者たちのその日の体調や観客のノリなどで感じ方が全然違うとおっしゃっていて、それは映画やドラマでは味わえない魅力だなと思いました。ですので、機会があれば同じタイトルのものを二回観てみたいです。
 私が、この舞台を観た感想は、スカーレットもスカーレットのことを好きだったレット・バトラーも表面上では、あまり良い人ではなかったのですが、中身はとても良い人に私は感じました。一人の人を一途に想い、そんな人と出会えることは、つらいこともたくさんあるかもしれないけれど、幸せなことだなと、ちょっと羨ましくなるような、そんな熱いラブストーリーでした。終わり方が切なかったので、終わったあとはとても心が痛かったのですが、最後の挨拶代りでスカーレットとレットが一緒に踊るダンスを観てハッピーな気持ちで帰宅することができました。

今西一真(2回生)

 2014年1月23日、初めて宝塚歌劇という舞台を観に行きました。人生でも初めて観るので、会場に入る前からドキドキ感がすごくて緊張気味でした。やはり、会場に入ってみると会場の大きさに圧倒されました。ものすごく大きな舞台と多くの観客席がありました。「風と共に去りぬ」は、戦争、恋愛、悲しい物語などいろいろと舞台場面がありました。 
 全部が全部すごかったのですが、僕が一番心に残った場面は、全員の踊り、衣装、その一人一人の個人の役の個性がとても出てるところでした。宝塚だけあって、全員が女性の方で、男性の役も全部女性がやるというところがとても魅力的でした。主役の男性役の方の素晴らしさには驚きでした。僕は個人的にはスカーレットがレット・バトラーに頼んでタラへ連れ戻ってもらう途中で、レット・バトラーが南軍に参加し、戦場に戻って行くところが興奮しました。やがて南軍は敗北してしまいます。それがとても辛かったです。
 戦争の話だけあってちょっと難しかったところや、悲しくなるシーンが多かったです。一度観てみるとはまりそうになるという話を聞いていて、その通りだと感じました。次の展開がどうなるのか、最後はどうやって終わるのかなど最後まで気が抜けないぐらい集中して観ていました。戦場に行って病気でなくなるシーンや、南と北軍が戦争をしていて、決着がつき北軍の勝利で終わったと思えば、一緒に北軍と南軍がパーティーをやることになる状況も印象に残っています。自分自身もあの状況になれば、今まで戦ってきた南軍と北軍が一緒にパーティーに参加するなんて考えられないので、一緒の考え方をすると思いました。
 演技の面では僕も初めて観たので、一番最初にこの舞台を見せられ、これ以上の舞台があるのかと思って観ていました。個人がすごい演技をしても、まわりもそれについていって全員合わせなければ上手くパフォーマンスができないことがわかります。今まで劇団にはあまり興味がなく、観に行ったこともなく興味すらわかなかったのが現実でした。まわりの人でも宝塚の劇団を観て好きになった人は多くて、とてもその話だけ聞いているといかにすごいことなのかわかり感激しました。
 普段なかなかこういう機会に恵まれなかった自分がいましたが、「風と共に去りぬ」を観てとても興味がわきました。そして、一度観たものでも、次は違う観点から観ていろいろな見方で劇場に足を運びたいと考えています。この観劇をきっかけに、たくさんの人にも僕自身も観てほしいと思ったし、自分も趣味が増えるということはとても素晴らしいことだと思いました。とても素晴らしい舞台をこれからもたくさん観られると想像しただけでワクワクします。いろいろこれからも知識を増やして会場に足を運び楽しみたいです。

保坂樹希(2回生)

 今回、寿山ゼミの活動(シネマ倶楽部)で宝塚グランドロマン『風と共に去りぬ』のミュージカルを見に行かせていただきました。ミュージカルを見に行くのは初めてでした。まず、会場の梅田芸術劇場に入った瞬間、衝撃的でした。一階、二階、三階と縦に長く、上から下を見下ろす感じでミュージカルを鑑賞しました。
 幕が開き、芝居が始まり出演者が出てきた瞬間、今まで映画などで見てきたものとは違う迫力を感じました。衣装も綺麗ですごく感動させられました。遠くて顔が見えなくても、衣装がキラキラ光っているのがすごく分かりました。遠くても綺麗に見える工夫がされているなと感じました。
 衣装だけでなく舞台の作りにもすごく驚きました。私の観劇などの経験では、背景を絵で書いて後ろに貼り、幕を開け閉めしてという発想しかなかったのですが、舞台が回転し、背景が変わっていくという創りにもすごく驚き感動しました。舞台が回転することで待ち時間もなく、気持ち良くミュージカルを鑑賞することが出来ました。
 そして、出演者が全員女性だというところにもすごく衝撃的でした。男性役の人はすごくかっこよくて声もすごく低くて本当に男性の方のようでした。踊りも見ているだけで、自分も踊り出したくなるくらいキレが良く、歌声も低い音から高い音まですごく感動しました。
 『風と共に去りぬ』という作品は今回のミュージカルで初めて知ったのですが、すごい感動と考えさせられることが多くありました。約70年ほど前の南北戦争を表現しているミュージカルでした。戦争の辛さ、悲しさ、大切な人を失うこと、貧富の差、戦争の恐ろしさも感じられるミュージカルでした。私達は戦争を経験していないからその悲しさ、辛さを実際に知ることがない分、戦争の事実を現代の私達が見ることで感じ、これからの世代の人達にも伝えていくことがすごく大切な事なんだと思いました。
 一番私が伝えていかないといけないと思ったことは、大切な人が側に居る大切さだと思います。当たり前のように側に家族が居て、友達が居て、現代はすごく幸せだなと思いました。南北戦争の時代では戦争で失うことも当たり前のようにあったし、男の人は戦争に参戦しなくてはいけないし、すごく切ない気持ちになりました。
 そして、同時にこの作品は伝えることの大切さを教えてくれるミュージカルだなと感じました。最後は主人公が本当に大切だと思う男性にその想いを伝えることが出来ず、その大切さに後から気付き、大事な人を失ってしまいました。このミュージカルを見て、大切な人が周りにいることが当たり前の事ではないことを実感し、日頃から想いを伝えることを心掛けて行きたいと思いました。

北川恵太(2回生)

 今回、宝塚歌劇団のミュージカル、「風と共に去りぬ」を鑑賞させていただきました。「風と共に去りぬ」は名作中の名作らしいのですが、私はミュージカルを観たことがなく、正直楽しめるかが不安でした。
 ストーリーを予習して梅田芸術劇場に向かうと、私の心はもうドキドキしていて、早く観たいという気持ちになっていました。劇場内の雰囲気には圧倒されました。”GONE WITH THE WIND”と書かれたカーテンなど、その華やかな雰囲気は三階席からでも伝わってきました。
 ミュージカルが始まると、役者の躍動感、感情のこもった演技や、伸びのある歌声など、ミュージカル独特の世界観に引き込まれました。三階席でしたので、出演者の細かい表情までわかりませんでしたが、大きく変わる感情の起伏、緊張感や細かい歩き方など、もっと近くで観たいと思っていました。
 物語はアメリカ南北戦争中の時代で、南部の大農場の娘のスカーレット・オハラは、戦争中に夫を失くし、それでも希望を捨てず、惚れているアシュレを彼の妻メラニーから奪い、自身の欲望を満たすために強く激しく生きるという物語で、場面が変わると背景が変わり、また照明も変わっていって、全員で舞台を創っているようでした。
 そんな舞台で私が印象に残っているのは、前半部分のクライマックス、レット・バトラーがスカーレットと妊婦のメラニーを連れて北軍が攻めてきたアトランタからタラへ逃げる場面です。スカーレットは、愛するアシュレから体の弱いメラニーを頼むと言われ、自分の本心と彼のためにという心が葛藤で揺れ動くスカーレットと、スカーレットに想いを寄せるレットの一途な思い、そして、敵の中を馬車で突っ走る姿は誰よりも男らしく、一番感動しました。
 幕間の間もその圧倒的な迫力に鳥肌が立ちました。役者や裏方の人たちの気持ちが一つとなり、気持ちを合わせて取り組んでいるからだと思います。素人の私にはわからないタイミングや演技、劇場内の雰囲気などが一体となり、この素晴らしいミュージカルが生まれるのだと感じました。
 次第にミュージカルに引き込まれていき、一つ一つの場面に感情移入してしまい、悲しくなったりしました。ミュージカルが終了した時、鳴り止まない拍手が印象的でした。一人一人役者が出てきて、全員でダンスや歌を歌って笑顔で観客の拍手に応えていました。
 またこのようなミュージカルをぜひ観たいと思います。今度は一階の前の席で役者の表情などに注目したいです。今回のような体験は自分にとってミュージカルという新しい世界が広がった気がします。行ったことのない人たちもどうかこのドキドキや躍動感を味わってもらいたいです。

曽我瑞貴(2回生)

 今回はシネマ倶楽部(寿山ゼミ)で梅田芸術劇場で現在公演中の宝塚グランドロマン「風と共に去りぬ」を観てきました。元々舞台劇やミュージカルに興味を持っていましたが、中々観に行くことができずにいました。そのため、物心がついてから、舞台劇・ミュージカルを観るのは今回が初めてでした。また、私はその中でも宝塚は一度も観たことがなく、一番興味深いものだったのです。そんな中、このお話しをいただき、即参加を決定し、この日を楽しみにしてきました。物語のあらすじを頭に入れてから観る方が、話しを理解できて面白いということで、しっかり頭に叩き込んで舞台を観ました。
 いざ、幕開けの時、盛大な拍手と共に舞台からワッとオーラが飛び出でるかのように見え、正直、私は鳥肌が立ちました。始まってすぐ、リズミカルなミュージックに、三階までキラキラ輝いて見える、綺麗なドレスを着飾って楽しそうなダンスが始まりました。そこで、舞台化粧をされた人たちが、息の揃ったダンスをされているのを見て、いい意味で人には見えませんでした。全てが完璧すぎて、何かの映像や人形が踊っているのを見ているかのようでした。
 シーン別で舞台の風景が変わり、その度に私自身がその世界に引き込まれたようで感動しました。皆さん、同じように化粧をされて、同じように着飾っているものの、一人一人のキャラクターや、その個性がはっきりとしていて、とても分かりやすかったです。その中でもやはり、主人公スカーレットのキャラクターは一番わかりやすく、自分に正直で明るくどちらかといえばアグレッシブな方でした。
 また、それとは対象的ともいえる、アシュレの奥さんメラニーはお淑やかで、女性らしい方でした。宝塚の女性役といえば、メラニーのような女性のイメージが強かったため、今回のスカーレットのような女性は意外でした。普段は男性役をされている方だそうで、明るく皆にチヤホヤされていて、カッコいいスカーレットにはピッタリな方でした。
 宝塚で女性役男性役といえば、当然ながら全て女性です。「本当に女性?」と思えるほどの演技力とそのルックス、紳士的な性格はとても魅力的でした。同性からも沢山支持を受けていると、以前聞いたことがありましたが、そんな方の気持ちがとても分かりました。
 ストーリーは恋愛をテーマとし、一人の人を一途に思う大切さが学べるものでした。また、ちやほやされていたはずのスカーレットが、戦争のこともあり、気付けば自分ひとり取り残された場面をみて、周りから愛されることの幸せを再確認すること、今置かれている環境に感謝することの大切さも学びました。
 そして何よりも、今回の舞台を観て、その裏側や背景を想像することができ、その凄さに感動しました。この一つのストーリーを仕上げるために、たくさんの人々の協力、それぞれの練習背景がとてもよく見えました。ダンス一つでも、振り付けはもちろん、位置も完璧でした。クオリティーの高さは想像を超えるものであり、大変価値の高いものだと思いました。今回は三階から拝見させていただきましたが、前の方の席にも座ってみたいと思いました。ぜひ個人的にまた観に行こうと考えています。

田中 慶(2回生)

 今回の寿山ゼミのイベントで、梅田芸術劇場で観た「風と共に去りぬ」について感じたことをレポートします。まず最初に、主人公で大農場主の娘であるスカーレットの劇場全体を覆うほどの一途な恋心によって、私は物語に引き込まれていきました。しかし、その想いは届くことはなく、彼女の軽率な判断と行動によって物語は大きく変化していきます。その時の彼女を取り巻く人たちの、内なる感情や想いが私たちに訴えかけるように伝わってきました。
 スカーレットが愛している男性アシュレには、すでに婚約者であるメラニーがいて、スカーレットの彼に対する熱い想いに応えることができませんでした。自分の愛の告白を受け入れなかった彼にスカーレットは怒りをあらわにしている場面で、私は彼女の怒りに燃える演技に夢中になって鑑賞していました。そして、観ていた私はスカーレットが愛を受け入れないアシュレに、結婚を求めていたメラニーの兄であるチャールズと腹いせに衝動的に結婚を決めてしまった場面に驚きを隠せませんでした。そんな形で結婚を決めてしまっても良いのだろうか、他に自分の気持ちを整理する方法を見つけられなかったのかという考えが私の中に出てきてしまいました。しかし、その後どのような展開が繰り広げられていくのかが楽しみになってきて、期待が膨らんでいくことになりました。
 そして、結婚を決めたスカーレットは夫チャールズが戦病死し、喪に服すことになります。その時スカーレットに想いを寄せるレット・バトラーが彼女に愛の言葉を求めますが、アシュレにずっと恋しているスカーレットにはその願いが叶うことはありませんでした。自分の気持ちに素直な彼女に、他の女性にはない魅力を感じているバトラーも一途な恋心を抱いているのだと舞台から感じました。スカーレットの記憶からアシュレの面影が消える日を待つことにするバトラーの場面は、悲しい雰囲気を上手く表現していると感じました。しかし、彼の気持ちとは裏腹に、彼の言葉はスカーレットの怒りを買うばかりで、結局お互いがすれ違う形となっていき、物語の結末がどのように進展するのかが最後まで予想できませんでした。
 戦争の影響により、彼女の人生が急変していくことになり、その時々の彼女の苦しみなどの感情の叫びが、舞台からあふれ出ていて、観ていた私は思わず釘付けになってしまいました。スカーレットに想いを寄せていたレット・バトラーの演技にも私は魅力を感じ、最後まで物語を楽しむことができました。物語の後半に戦場によって、荒廃した自分の故郷に強い想いを抱くスカーレットのシーンに、並々ならぬ想いを私は感じました。観終わった後に演劇の様々なシーンを思い出して感動し、この劇場に来て得るものが多々あって、良かったと思いました。

宮本晃幹(2回生)

 先日1月23日に梅田芸術劇場メインホールへ「風と共に去りぬ」を寿山ゼミで観に行きました。「風と共に去りぬ」の舞台は南北戦争で、スカーレット・オハラとレット・バトラーの複雑な愛の物語です。このミュージカルを観に行く前に、映画の方も観ておこうと思ったのですが、残念ながらDVDはお店には置いていませんでした。梅田芸術劇場で初めてこの物語を目にしました。もともとミュージカルを観に行くのも初めてで、緊張感と共にすごく興奮していました。おそらく他のメンバーもそうだったと思います。
 さすが、宝塚でも人気のミュージカルだけあって、席はほぼ満席でした。御年輩の方がたくさんいる中で、学生はほとんどいませんでした。初めは難しい内容なのかなと思っていました。初めて観たということもあり、最初はなかなか内容を把握できませんでした。しかし、物語が進むにつれて、素晴らしい話だなと思いました。スカーレットの生々しい人間の欲や感情、戦争の厳しさなどをこのミュージカルで教わりました。スカーレットみたいに素直に真っ直ぐな人はそういないと思います。
 いきなり歌が始まったりと、予想のできない展開に釘付けになりました。最後のシーンは大迫力ですごく綺麗でした。 ミュージカルを知らない自分でもとても感動し、初心者でもわかりやすい内容でした。上の方から観ていたので、舞台上の人と人の気配りや、配置、タイミング等を観察することができました。大人数で一つのものを作る難しさを気づかされました。
 このミュージカルのすごいところは、出演者の全員が女性というところです。物語ではたくさん男性役がいる中で、本物の男性がいないということを後で気づき驚きました。すごくたくさんの時間をかけて、練習したんだと思います。「風と共に去りぬ」は笑いあり、感動ありという内容でした。最後の終わり方が少し腑に落ちませんでしたが、レット・バトラーが最後に「風と共に去りぬ」と言ったときには、ゾクッとしました。ミュージカルに夢中で作品のタイトルを忘れていたからです。タイトル通りの終わり方で、とてもよかったです。
 すごく面白く深い内容だったので、観に行くことができ、本当に嬉しかったです。新しい知識として、これから生かしていきたいです。機会があれば、またゼミのメンバーでミュージカルに行ってみたいです。個人的にはもう一回「風と共に去りぬ」を観て、一回目では気づけなかった新たな発見をしたいと思います。

吉田愛梨(2回生)

 私は、1月23日に寿山ゼミで梅田芸術劇場に宝塚歌劇団の「風と共に去りぬ」を鑑賞しに行きました。「風と共に去りぬ」は、アメリカ南北戦争の時代の物語でスカーレット・オハラの半生を描いた作品です。本では大ベストセラーになり、映画でもアカデミー賞9部門獲得した素晴らしい作品です。私は宝塚歌劇団の舞台を見に行くことも初めてで、「風と共に去りぬ」を見に行くことも初めてでした。
 梅田芸術劇場に入ると、綺麗なシャンデリアが飾られており、始まる前から心が躍り出していました。舞台が始まると、きらびやかな衣装を着た宝塚歌劇団の人たちが出てきて、さらに心が躍り出していました。宝塚歌劇団の人は、男の人の役も女の人の役もお婆さんの人の役もすべての人が女性が演じているとは聞いていましたが、本当に舞台に出てくる人が女性で驚きました。しかし、男性役の方も男性になりきっていて、すごく男らしく格好良かったです。あと女性役の方は歩き方が綺麗で、着ていたきらびやかな衣装がより綺麗に見えました。
 歌っている歌もうまく男性の声で歌っていて感激しました。宝塚歌劇団の人たちは難しい審査を受けているだけあって、やはりルックスも声も仕草もすべて美しかったです。舞台の風景も変わるたびにがらりと違う雰囲気になり、照明などをうまく利用して素晴らしい舞台になっていました。すべての場面がよかったので、どこがよかったかは選べませんが、やっぱりラストシーンのスカーレット・オハラがすべてを失うシーンは心が痛みました。自分を大切にしてくれている人を失う前に自分も大切にしたいと思いました。すごく悲しいラストシーンでしたが、自分の今までの行動を考えさせられるラストシーンでもありました。
 ラストシーンが終わってずっと観客は拍手していました。初めて宝塚歌劇団を見にいったこともあり、その拍手がすごかったので驚きました。最後の最後まで宝塚歌劇団の人たちは疲れを見せず、演じていました。終わりにまた、「風と共に去りぬ」をもう一度見に行きたいと思いました。自分で見に行くときは一番前の席で宝塚歌劇団の人たちの顔をもっと近くで見ながら鑑賞したいと思いました。私自身では宝塚歌劇団などを見に行くことがなかったので、寿山先生にこういう機会を与えてくださったことに感謝します。ありがとうございました。今回参加して初めての舞台を見ることができて本当に良かったです。また、こういう機会があればぜひ参加したいと思います。

松田莉奈(2回生)

 私は数年前から宝塚のミュージカルを観に行きたいと思っていました。しかし、なかなか観に行く機会がなかったので、今回の観劇を、とても楽しみにしていました。「風と共に去りぬ」このタイトルを聞き、悲しい、さみしい、という印象を受けました。その後、あらすじも読んでみました。少し内容が難しいのかなと感じましたが、当日がさらに楽しみになりました。
 座席に着き、まず舞台の幕が目に入ってきました。そこには「Gone with the Wind」という文字がほどこされていました。場内の照明もとても華やかで、始まる前から宝塚の世界観に入り込んでしまったような気持ちになり、開演がますます楽しみになりました。
 アナウンスとともに始まり、ステージは華やかな衣装の役者さんに埋め尽くされ、一気に引き込まれました。三階席で観ている私もスパンコールの輝きがまぶしく感じました。舞台セットもとても豪華で次々変わるセットと速さに圧倒されました。セットが変わることで、一面しかないステージの一瞬の変化に一瞬で引き込まれました。背景を変えるだけで同じステージでも全く違うイメージを作り出すことができるのかと驚きました。
 女役の役者さんの歩き方がとても印象に残りました。ほとんど揺れることなく一定の高さで素早く移動し、上品さを感じるような歩き方でした。対照的に男役の役者さんは、力強く歩いているように見えました。三階の距離からでもはっきりわかるほどでした。歩き方が違うだけで受ける印象がこんなにも違うのかと、とても興味がわきました。
 南北戦争中のアメリカを舞台にしたストーリーです。私は今まで日本の戦争中の話にしか目を向けたことがなかったので、アメリカの戦争中について少しイメージすることができました。読んだあらすじは一幕ですべて終わってしまい、二幕の続きを幕間で想像しましたが、結末は予想外でした。気が付いたころにはもう手遅れだったという悲しい結末で、見ている私も苦しくなりました。結末を見てタイトルが連想されました。
 きれいな歌声と華やかな衣装。テレビで見ていたものを生で観ることができてとても感動しました。宝塚の衣装やメイクにも興味がわきました。次に行く機会までにはストーリーだけでなく、衣装やメイクなど、装飾などについても調べて、今回とは違った面から見ることができるといいなと、次を考えてしまうほど宝塚の世界に興味を持ちました。また近いうちに宝塚のミュージカルを観に行きたいと思いました。

竹村さゆり(2回生)

 今回は寿山ゼミのみんなで「風と共に去りぬ」を見に行きました。私はミュージカル自体見に行くのが初めてだったのでいろんなことに衝撃を受けました。ショーが始まってすぐにみんなのオーラを感じました。生の演劇は迫力があり、五感がはたらきます。映画とかで見るのとは全く違うものでした。劇中でのセリフがミュージカル調なため物語の展開の楽しさだけでなく、歌やダンスの楽しさも味わえてとても良かったです。
 普通の舞台上ではシーンが変わるごとにセット交換の際に時間がかかるが、こういったステージはとても工夫されており、ステージ上の床が回転し、幕を閉めることもなく、観客を待たせることなくすぐに次のシーンへ移ることができたり、暗闇でもセットの設置がしやすいように、床の所々に小さなライトの目印がついていたところに感心しました。
 さらにステージ上だけでなくステージの端にある柱をくり抜いたような形で部屋を造り、そこも活用していました。照明もシーンに合わせて演出があり、迫力が倍増していました。
衣装は当時の文化がわかる西洋のドレスやスーツで、街並みや風景、建物も当時のものが再現されており、その世界に自分も入り込んでいるかのように自然と引き込まれていきました。このように演出は演技だけでなく様々な方法で素晴らしさを出せるのがわかりました。
 内容は、みんなの憧れであったスカーレットは素直ではなく、我が道を我が良かれと思い、進んできました。しかし、自分の好きな人が他の女性と結婚すると知り、自分の気持ちとは裏腹に自分の利益のため様々な男性を利用していきます。そのため、かかわった男性の人生が次々に壊れ、失われていきました。それに気づきもせず自分中心だったスカーレットは、自分の愛する人の死でようやく自分がしてきたことに気がつきました。
 それからは自分の気持ちに素直になって自分の気持ち通りに行動するようになりました。
自分の周りの人が自分を愛してくれて、周りに恵まれていた環境がどれだけ大事だったか、初めて実感したのです。しかし、もうそのときにはすでに遅かったのです。そのまわりの環境が一変し、愛してくれていた人が離れ、今までのありがたみをあとで知りました。
 それとは逆に、自分の好きだった人の結婚相手メラニーはとても心が清らかで透き通っており、人のためだけを思って行動し、一人の人間だけを愛し、亡くなっていきました。
私はこれを踏まえて自分の人生を今一度改めて見直し、まっとうに生きているかを考え直そうと思いました。また、自分の周りの環境のありがたさにも感謝しようと思います。そして、自分のためだけでなく、人のために生きていくことが大事なのだと学びました。そのためには自らがみんなを愛し、みんなのために何かをしようという気にならなければいけないと思いました。