2014.4.7

2013年度寿山ゼミ卒業生(3期生)の4年間を振り返って

2013年度寿山ゼミ卒業生(3期生)の4年間を振り返って

 平成25年度卒業証書・学位記授与式が、平成26年3月20日(木)に執り行われ、寿山ゼミの14名全員が自分の望む就職先に決まり、笑顔で阪南大学を巣立って行きました。私にとって3期生となるこの年度のゼミ生は、本当に個性豊かでゼミの時間がとても楽しく、一緒にいろんな学びができたように思います。全員がいつも積極的にゼミ活動に関わり、それぞれが自分の役割を理解し、自分を犠牲にしてまでもみんなのために行動していました。寿山ゼミの基礎と伝統である”one for all, all for one”の精神をしっかりと先輩たちから受け継いで実践してくれたことを本当に嬉しく思います。

 寿山ゼミでは普段から一般常識や社会ルールに目を向け、社会人として恥ずかしくない態度、礼儀・マナーが最低限身につくように厳しく指導してきました。寿山ゼミ生は「私が厳しいのではなく、社会が厳しいこと。私がそのことを真剣に伝え、その厳しさに負けない社会人基礎力を養成している」ことをちゃんと理解してくれています。こうした信頼関係があるからこそ、ゼミ生たちが自分の夢・目標に向かって一直線に突き進んでいく支援ができたのだと思っています。
 「社会人基礎力」が身につく具体的なゼミ授業内容として、ゼミ教室に学外からたくさんの社会人にお越しいただいて、各方面から「社会」の現状を語っていただき、質疑応答を行ったり、逆にゼミ教室から外に飛び出して、「社会」に直接触れる体験や社会人と交流を持つ機会を積極的に作っていきました。そのゼミ活動の過程において、安心して本音の話ができるゼミ仲間が生まれる中で、相互が本気で切磋琢磨してきたからこそ「社会人基礎力」も磨かれて身につき、全員の就職内定につながっていったと確信しています。
 卒業式当日、ゼミ教室で一人ひとりに卒業証書を手渡した後、全員に大学4年間を振り返ってもらい、みんなの前でコメントをしてもらいました。みんな目に涙を浮かべ声をつまらせながらも、阪南大学で、そして寿山ゼミで学べて本当によかったと語ってくれたことにとても感激し、胸がいっぱいになりました。卒業時にこの言葉を聞きたいからこそ、どんなに辛くてもしんどくてもいつも真剣に一人ひとりと向き合ってきたからです。
 4月になり新しい世界で卒業生それぞれの人生がスタートしました。きっと阪南大学寿山ゼミで学び得たことを活かし、自信を持ってさらなる夢・目標に向かって突き進んでいってくれると信じています。そして今、3期生の大学生活4年間を振り返った気持ちのこもった素晴らしい卒業コメントを噛み締めながら、改めて卒業生に心から感謝するとともに今後の活躍を願っています。(ゼミ指導教授:寿山泰二)

寿山ゼミ3期生の卒業コメント

橘 萌

私の大学生活5年間を振り返ってみると、胸を張って成長できたと言えるものとなりました。それも周りの人に恵まれ、支えてもらいながら毎日を過ごしていたので感謝の気持ちでいっぱいです。私は1年休学してカナダで英語を勉強しました。そこでは英語講師の資格を取得したり、インターンシップをして生活をしていました。自分のやりたいことをやる行動力の大切さを学び、それを日本に帰ってきてから就職活動に活かすことができました。その結果、希望する会社から内定を頂けました。寿山ゼミは、他のゼミとは比べものにならないぐらい厳しいゼミです。提出物も多くゼミの時間も長いです。しかし、その中で学生から社会人になることの厳しさを教えて頂き、自己成長できる時間になりました。また、ゼミのメンバーは就職活動に対する意識も高く、切磋琢磨し合える人が集まっています。そして人を大事にする仲間です。寿山ゼミのいいところは最高のゼミ仲間がいるところ!一緒に色んな時間を過ごせてよかったです。ありがとうございました!

青木早彌果

四年間の大学生活では「挑戦」を大切に、自分が興味のあることに次々とチャレンジをしてきました。そのおかげもあり、自分のなりたい職業に就くことができましたし、後悔の無い大学生活を送ることができたと思います。これらを通じて「他人の支えの大切さ」、「他人の協力があってこその今」ということに気が付くことができました。今振り返ると、私が挑戦してきたことすべてに、他人の支えがありました。ゼミに関すると、留学を理由にゼミ参加が通常に比べ半年遅れましたが、その遅れを感じさせないくらい温かく迎いいれてくれました。また授業内容は就職活動や将来の生き方に関する事が多く、常に意識を高く持てましたし、みんなと意見交換をすることで新しい発見もありました。たくさんありすぎて書ききれないくらいです。ゼミの仲間、友人、家族、寿山先生を含めみんなに支えられてきたからこその、充実した、後悔のない四年間を送ることが出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。みんなと再会できる日を今から楽しみにしています。

伊勢勇大

寿山ゼミで過ごした2年半を振り返り、まず思う事は、最高に楽しかったということです。さらにその中で、自分自身の成長も実感することが出来ています。私はゼミ長でした。就任当時は自ら手を挙げる勇気が無く、仲間たちからの推薦という形でした。しかし、今もう一度就任当時に立ち会えるなら、自ら進んで就きたいと考えています。何故なら、最高の教授、最高の仲間達が居てくれて、サポートしてくれると分かっているからです。改めてそう思わせてくれる寿山ゼミには、心の底から感謝しています。寿山ゼミで過ごした2年半は一生の思い出です。戻れるものなら戻りたいですが、来月からは社会人として生きて行かなければなりません。正直寂しさはあります。しかし、仲間達のカッコ良い姿を見られる楽しみも大きいです。もちろん私自身の成長した姿も見てもらいたいです。本当に本当にまた必ず再会したい仲間達です。最後に私達を常にサポートし、楽しませ、成長させてくれた寿山先生には、心から感謝しています。社会人としても男としても大きくなった伊勢勇大を楽しみにしていてください。寿山先生、大好きです。そしてみんなのことも大好きです。

太田かおり

私が寿山ゼミでの活動の中で、一番印象強く残っていることは、大学3年の夏休みに就活への準備として2日間集中的に学ぶ時間が与えられたゼミ合宿です。この合宿を通し、就活とはどういうもので、どのような姿勢で取り組まなくてはいけないのか。また、実際に自己分析をしながら自分を見つめ直す時間となり、就活生としての力を得ました。今、こうして大学を卒業し、改めてこのゼミ合宿を振り返ってみた時、私にとってこの活動は人として訓練される場でもあったと感じます。もともと同じ学部でも話したことのなかった人と「寿山ゼミ」を通して出会い、この合宿を通して丸2日間共に過ごしたこと。朝から夕方までの学習に対して、辛いな・・と思ってもその思いと戦いながら皆で学び、吸収し、それぞれが身につけていったこと。どれも、当たり前のようにしてきたことでしたが、今思えばこれからの人生、人として社会人として大切な姿勢を身につける時間だったと思います。そして、そのような仲間が「寿山ゼミ」の活動を通して与えられたことがとても幸せで感謝しなければいけないことだと思います。寿山ゼミでの合宿で体験・体得したことを生かし、社会に貢献していきたいと思います。本当にありがとうございました。

川中美咲

大学生活4年間は本当にあっという間でした。1〜2回生の間は、ただ大学に通い、遊んでバイトして、という毎日を過ごし、何かに必死に取り組むことはありませんでした。3回生になり、自分を変えたいという一心で、学生団体に入ったり、ゼミの活動も全力で取り組むことで、とても充実して楽しい時間を過ごすことが出来ました。寿山ゼミでの思い出は書き切れないほど沢山あります。その中でも一番はやはり、就活準備合宿です。先生や先輩方に沢山指導して頂き、気持ちが切り替わり、気合いが入りました。今や最高の仲間、ゼミのみんなとの距離がぐっと近づいたのもこの合宿でした。無事に内定を頂き、卒業することができ、只今研修の真最中なのですが、寿山ゼミで学んだことは本当に今に繋がっていると感じています。これからも寿山ゼミで得たことを活かし、どんどん成長していきたいと思います。

目 侑子

阪南大学で過ごした4年間は、新しい自分を発見することができた時間でした。また、たくさんのことに気づき学んだかけがえのない時間でもありました。高校生まで、やりたい事があっても「自分には向いてない」とやる前から諦めてしまう性格が大嫌いでした。だからこそ、大学生活は少しでも挑戦したいと感じた事を全部しようと決めていました。資格取得、留学経験、スピーチコンテスト、エアラインスクール、就職活動でも最後の最後まで自分自身が100パーセント納得できるまで挑戦し続けたこと、卒業論文、全て自分が挑戦したいと感じた事をまっすぐ取り組めたという経験が今までに無かった自分に成長したと言っても過言ではありません。また、いまの自分があるのは、両親をはじめ寿山先生、ゼミの仲間、お世話になった沢山の人に支えられたからこそだと心底感じています。これから社会人になる上で、阪南大学、寿山ゼミで学んだ一つひとつのことと感謝の気持ちを忘れず大きく成長していきたいです。本当にありがとうございました。

多野加菜子

大学四年間を振り返り、私は本当に寿山ゼミで良かったと誇りに思います。寿山先生の元で過ごした二年半は、本当に社会人に向けて教育してくださっていると就職活動を通してやっと理解することが出来ました。先生は、本当に一人一人を真っ直ぐに見てくれていて、寿山先生の元で学んだからこそ、今の私があるのだと実感しています。そして、ゼミの仲間を誇りに思います。ゼミ長の伊勢くんを始め、私を温かく受け入れてくれました。いつでもゼミの仲間は近くにいて、支えになっていました。寿山ゼミの一致団結力と、やる時はやるという切り替えの早さはどのゼミにも負けないと思います。このゼミだったからこそ、今の私が胸を張って『誇り』と言えることを感じています。本当にありがとうございました。

出口智健

この4年間は、自分にとって素晴らしい経験ができ大変充実していました。そして、 大学のゼミ仲間で初めて飲みに行って失敗してから、こんなに時間が経ってしまったのかと思うと、もう少し出来たこともあったかもしれませんが、いつもいっぱいいっぱいの状態が多かったと思います。特に寿山ゼミの課題は、常に少し難しく設定されていて、特に卒業論文では苦労しました!ですが、先生はその間、ずっと私たちゼミ生を常に見てくださっていて、本当に適切なアドバイスをしてくださり、僕の成長につながりました。もうひとつ、僕の大学生活を充実させたのは、友人関係です。イベント企画、部活、サークル、留学などで出来た友人の考え方よって、自分の考えが出来、今やっと自立しようと思うまでに至りました。僕と関わって頂いた方!ありがとうございました。 学生の皆さんは、是非自分が感謝出来るような知り合いを見つけてください。

中村友紀

4年間の大学生活を振り返ると寿山ゼミのみんなと過ごした思い出が一番多いです。最初の頃は、みんな個性豊かでその中で自分はやっていけるのかという不安な気持ちがありましたが、みんなとても温かくて阪南大学の中で一番仲の良いゼミになったと思います。しかし、寿山ゼミはただ仲良く授業を受けていたわけではありませんでした。就職活動のために毎回レポート発表したり、グループディスカッションをしたりと自分の意見を伝える場が多く、その分周りの意見も多く聞けるので周りから吸収できる事がたくさんありました。そのような環境の中で自分の未熟な部分を見つけることができ、寿山先生、ゼミのみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。一緒に考えたり励ましあったりできる仲間と出会えたことが大学生活の中で一番大きな収穫だと思います。これからも寿山ゼミのみんなとはずっと仲間でいたいし、寿山先生と会っても恥ずかしくない素敵な社会人に成長していきたいです。

福地俊介

阪南大学で過ごした四年間は、とても充実したものでした。他愛のない話で盛り上がったり、将来や現状について真剣に語り合うことのできる大切な仲間ができたことが私にとって一番の財産です。そして、寿山教授やゼミの仲間たちとの出会いが私を成長させてくれました。自分の成長を感じたのは、就職活動を終えた時でした。何事にも中途半端であった私が、将来なりたい自分をしっかりと描き、そのためにするべき事を積極的に熱心に行なった自分がいたことに気付きました。そのように自分が変われたのは、やはり寿山ゼミとの出会いがあったからです。ゼミでは、社会人基礎力を養う授業でモチベーションを上手く上げていただけたことで、私は就職活動を無事に終えることができたと感じています。そして、寿山教授だけではなく、ゼミの仲間たちが、側にいてくれたことで助けられたことが多々ありました。大学生活を振り返ってみると、寿山ゼミで学び、楽しむことができ、本当に良かったと感じます。また、いつかみんなで集まれる日を楽しみにしています!ありがとうございました!

藤村祐司

阪南大学で過ごした時間と出会った人達との思い出は、私の宝物です。入学当初を思い返すと大学の雰囲気に馴染めず、学校に行きたくないという日々がありました。そんな苦痛な日々を送っているときに出会ったのが寿山ゼミです。この出会いは自分の人生を変えたと言っても過言ではありません。人見知りで、人前では話すことも苦手だった私が、ゼミでの発表やグループディスカッションを繰り返すうちに自発的にアクションを起こすようになりました。また、就職合宿では、先生に何時間もお話を聞いていただいたことにより、就職活動に対する姿勢も大きく変わりました。結果、就職もいち早く決まり、卒業論文も完成させることができました。自分をこれまで変えてくれたのは、寿山先生のご指導とゼミの仲間の支えがあったからこそだと思います。「感謝」という言葉では言い表せないほどの気持ちです。4年が過ぎ、気付けば大切な友人ができ、最高のサークルに恵まれ、かけがえのないゼミにも巡り会うことができました。この大学に入学して本当に良かったと思っています。本当にありがとうございました!

ヨウセイ

学生生活はこれで終りました。嬉しいことも悲しいこともあリ、いろんな経験をしてとっても濃い4年を過ごしました。「私が厳しいのではなく社会が厳しいのです」と初めて寿山先生から教えていただいた事でした。そこから自分の考えが変えて頑張ってきました。就職活動の際にもこのゼミは大変役に立ちました。就職活動の最初はなかなか順調に行かず中国に帰るつもりでした。そのとき、寿山先生に支えられました。そして、失敗することを恐れずに自分を信じていろんなことをやってきました。また、この4年間大学もバイト先もいろんな人と出会い、いろんな人から助けてもらい、外国での生活の寂しさを全然感じずにとっても楽しかったです。本当にありがとうございました。これから社会人になり、たくさんの出会いがあると思うので人との出会いを大切にしていきたいと思います。

田坪千佳

この4年間を振り返って、まず思うことは寿山ゼミで良かった!と言うことです。1回生、2回生の時は、将来について何も考えずに、ただ大学生活を満喫していました。大学で出会った友達と過ごす毎日はすごく新鮮で、毎日が楽しくて仕方なかったのを覚えています。私が変わったのは寿山ゼミに出会ってからです。ハッピーキャリアデザインと題して活動し、将来について真剣に考えるようになりました。勉強させられるのではなく、学習していくゼミだと私は思っています。就職活動では、みんなが情報を共有し、励まし合いました。この就職活動が大学4年間の中で一番辛かった時期でもありましたが、寿山ゼミで学んだことが活かせた時期でもありました。なにげなく過ごすゼミ活動の中で身に付けたマナーや行動力が就職活動でも通用したおかげで、みんなが内定を勝ち取れたと私は思います。4月から、みんなそれぞれ進む道は違うけど、胸張ってお互いに良い報告が出来ればと思います。みんなに出会って、濃い時間を共に過ごすことができて本当によかった。みんな大好き!ありがとう。

辻本夏海

阪南大学の思い出はやはり寿山ゼミです。なので、大学の思い出とゼミの思い出を一緒に書かせて頂きます。ゼミでの思い出は正直たくさんあります。みんなで懇親会や誕生日会などで色々集まったり、就活で一緒に成長したり、辛いこともあったけど、今思い返せばみんなの笑顔がすごく浮かんできます。私は、正直ここまで信頼関係のある仲の良いゼミになると思っていませんでした。友達と一緒に入ったし、その子と居られればいいと自分自身も相手を受け入れてなかったことを思い出しました。最近信頼って何だろうと考える機会がありました。そこでたどり着いたのは「お互いを受け入れること」だという考えです。私たちのゼミは初め出来ていなかった「受け入れ、受け入れてもらう」ということをすることによって今のゼミに成長し、信頼しているからこそ、学ぶことがたくさんあるゼミだと誇りを持って言えます。この2年間本当に短くて、もっともっと思い出を作りたかったと思いました。また絶対にみんなで集まりましょう。素晴らしい思い出をありがとうございました。