2014.2.21

ゲルフ大学留学体験記6:寿山ゼミ2回生

ゲルフ大学留学体験記6:寿山ゼミ2回生 望月 槙

こんにちは。国際コミュニケーション学部2回の望月槙です。ゲルフでは雪嵐がきたり、‐30度以上になったりと、冬の気候はとても良いとは言えません。しかし、晴れた日には皆で雪合戦や雪だるまを作って雪遊びが出来るのでとても楽しいです。今回は学校生活、バレンタインデー、スクールアクティビティーについてレポートしたいと思います。

学校生活

 新しいクラスにも慣れてきて、休み時間には皆でお互いの母国語を教え合ったり、何気ない会話をしています。グラマー・ライティングクラスでは、レベル5のクラスからエッセイを書きます。エッセイはいくつかのパラグラフによって構成されます。毎週異なった内容でエッセイを書くのですが、まだ慣れていないエッセイはなかなか上手く書く事が出来ません。しかし先生は分からないところは私が分かるまでしっかりサポートをしてくれます。
 リーディングクラスでは、プレゼンテーションがあります。自分が先生になって、20分間教科書の説明をします。グループプレゼンテーションの1番の難問はグループ全員が同じ意見になるまで、話し合わなければならないことです。日本語でも説得させる事が得意ではない私にとって、それはとても難しいことでした。しかし、分かり合えたときの喜びはそれ以上でした。
 リスニング・スピーキングクラスの先生はとても厳しく、とても尊敬できる先生です。文法が少しでも間違っていると指摘をされます。発言する際には教科書やプリント類を一切見る事ができません。最初はクラスで発言することが得意でなかったのですが、最近では自分から積極的に発言しています。このセミスターでは習慣付けることがとても大切だと実感しました。

バレンタインデー

 カナダのバレンタインデーは男性が女性にチョコレートやカードをプレゼントして、食事に出かけるのが一般的です。私のホストファザーとホストマザーも二人で食事に出かけていました。バレンタインデー前日にホストファザーとバレンタインデーについて話をしました。彼は40回以上ホストマザーとバレンタインデーを過ごしてきたのですが、1度も忘れた事がないそうです。私はそれを聞いて、とても感動しました。
 私はクラスメイトと友達にお菓子を作って学校に持って行きました。カナダでは手作りよりも買う方が一般的なのですが、ブラジル人の男の子が自分でチョコレートを作って来ていたので驚きました。私はホームステイ先で女の子だけでパーティーをしました。カナダで、女の子だけのパーティーの事を“Hen party” (ヘンパーティー)と言います。”Hen”は日本語で雌鳥を意味します。それにちなんで、女の子だけのパーティーという事で“Hen party” (ヘンパーティー)と言われています。ホストシスターが食事やお菓子を用意してくれて、皆で食事をしながら映画を見てバレンタインデーを過ごしました。バレンタインデーの夜には雪が粉雪のように降っていて、とても綺麗でした。

スクールアクティビティー

 アクティビティーで、ゲルフの近くにあるブルーマウンテンというスキー場に行きました。スキーかスノーボードのどちらかを選ぶのですが、ほとんどの生徒はスノーボードを選んでいました。アクティビティーに参加していたブラジル人は皆が初心者だったのですが、帰る頃には皆滑る事ができていました。
 二つ目のアクティビティーで、ファーマーズマーケットというところに行きました。馬のソリに乗ったり、ファームを見学しました。そこでは、メープルシロップが出来るまでの過程を見る事が出来ました。メープルシロップの水が木から採られていて、砂糖はほとんど使っていないという事を知って驚きました。
 三つ目のアクティビティーでは、イングリッシュプログラムのスチューデントと放課後にサッカーをしました。多くのブラジル人がそのイベントに参加していました。ブラジルでは男女問わずたくさんの人がサッカーをします。サッカーを見ていて、やはりブラジル人は上手だなと実感しました。
 毎月ゲルフ大学のイングリッシュプログラムでは色々な種類のアクティビティーがあります。それに参加することによって今までにたくさんの友達が出来ました。これからも、積極的にアクティビティーに参加していろんな人と友達になりたいと思います。
留学生活も残り半分となりました。本当に、この6か月でかけがえのない出会いがたくさんありました。授業も少しずつですが難しくなっていて、自分のレベルも少しずつですが上がっているのが分かります。残り少ない留学生活も頑張ります。

寿山教授のコメント

2月は一年で最も寒さが厳しい時期ですが、その時期ならではのイベントや楽しみ方がどこの国でもいろいろあるんだと改めて思いました。留学生活に限らず、人生に潤いを与え、自分のモチベーションに変えるにはやはり心の持ち方が一番重要です。自分の心をうまくコントロールしてカナダをまるごと楽しんでいるのはとても素晴らしいことだと思います。