2013.10.3
シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2013年度学外活動第3弾!
シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2013年度学外活動第3弾!
<オペラ「ロメオとジュリエット」を鑑賞しました!>
9月7日(土)堺市民会館にて、シネマ倶楽部の活動でオペラ「ロメオとジュリエット」を鑑賞して参りました。私にとって、オペラは初めての体験で、鑑賞する前は少し緊張していました。舞台が始まるまでのオペラの印象は、喜怒哀楽でいうと「哀」に当てはまるのかなと感じており、決して楽しいというものではないという印象でした。特に、今回の「ロメオとジュリエット」は、シェークスピアの四大悲劇のひとつでもあったので、そのイメージがさらに強かったです。
そんなイメージを抱きながら演奏会場に入りました。入ってまず、オーケストラが舞台の下でスタンバイしているのに気付き、本格的なオペラが観られるのだと緊張感とともに期待感も高まりました。そして、いよいよ開演です。物語の内容は、14世紀の北イタリアのヴェローナを舞台に、この地域の支配権をめぐってキャピュレット家とモンターギュ家が争っていた。そんな中、キャピュレット家の娘ジュリエットとモンターギュ家の長男ロメオが出会い、恋に落ちるという内容で、悲しき恋の物語でしたが、最後まで目の離せない展開が続きました。
そんなイメージを抱きながら演奏会場に入りました。入ってまず、オーケストラが舞台の下でスタンバイしているのに気付き、本格的なオペラが観られるのだと緊張感とともに期待感も高まりました。そして、いよいよ開演です。物語の内容は、14世紀の北イタリアのヴェローナを舞台に、この地域の支配権をめぐってキャピュレット家とモンターギュ家が争っていた。そんな中、キャピュレット家の娘ジュリエットとモンターギュ家の長男ロメオが出会い、恋に落ちるという内容で、悲しき恋の物語でしたが、最後まで目の離せない展開が続きました。
特に、物語の中盤の第三幕でのロメオが相手方の兵士を殺してしまい、町からの追放を命じられるシーンは、処刑という形でもいいからこの町でジュリエットと短い時間ではあるけど、一緒に過ごせる方がいいのか、それとも素直に受け入れ、遠くの地からジュリエットの幸せを願うのがいいのか、と悩むロメオの複雑な感情を表すシーンは、自分だったらどうしようと考えさせられるほど印象的なシーンでした。
それから、舞台のセットがシンプルだっただけに、物語に集中する事ができました。そんな魅力的な作品にさらに磨きをかけたのが、ジュリエット役の古瀬まきをさんをはじめとするオペラ歌手のみなさんの美声とオーケストラの生演奏です。オペラ歌手の大まかのイメージはありましたが、そのイメージがどれだけ浅はかであったことか。力強くかつ透き通る様な声には本当に魅了されてしまいました。そして、その声とマッチしたオーケストラの生演奏は、普段ipodなど機械から流れる音楽を耳にする事が多い私にとっては、演奏者1人1人の場面ごとに対する感情が、音にして表現されている様な気がして、これが本物の音楽なのかなと感じました。
あと、個人的にすごく印象に残ったのは、この舞台の言葉は全部フランス語だったので、舞台の袖のモニターに日本語の訳が流れるのですが、そこに流れる翻訳がすごく綺麗な表現されていて、改めて日本語の良さを感じ印象に残っています。今回のオペラ鑑賞で、観客を魅了する演出、そして、オペラ歌手の美声とオーケストラの迫力のある生演奏、さらに綺麗な日本語の翻訳など、オペラというのは本当に失敗が許されない状況で、それぞれのプロが自分の力を最大限に発揮して作る舞台なんだとわかりました。だからこそ、それらに私達は魅了されるのです。
私も今後社会に出た時、失敗が許されない状況の中で、力を発揮できる人になりたいです。もちろん、発揮するためにはしっかりとした準備や練習が必要です。ただ、自分の力を最大限に発揮できると相手に感動、あるいは感心されるのだなとこの舞台を観て感じました。本当にいろんな事を考えさせられる素晴らしいひと時でした。(レポート:林 玲於)
寿山教授のコメント
関西若手トップのソプラノ歌手古瀬まきをさんは、その美声、歌唱力、演技力は日本国内で高く評価されています。古瀬さんとは以前から親交があり、去年もシネマ倶楽部の学外活動として、「ソプラノリサイタル」やオペラ「ランメルモールのルチア」の舞台などもお伺いさせていただきました。
今回の「ロメオとジュリエット」は、ストレートプレイはもちろんのこと、映画、ミュージカル、クラシックバレエなどでも上演される世界的に最も有名な演目のひとつです。しかし、オペラでの上演は今回が関西初演で、本当に貴重な舞台にご招待いただいたこと深く感謝しています。林くんには、本物のクラシック音楽、演技を通して、これまで経験したことのない感覚・感動を大切にして、さらに心を磨いてもらえたらと思います。
※この学生教育研究活動は阪南大学学会の補助を受けています。
今回の「ロメオとジュリエット」は、ストレートプレイはもちろんのこと、映画、ミュージカル、クラシックバレエなどでも上演される世界的に最も有名な演目のひとつです。しかし、オペラでの上演は今回が関西初演で、本当に貴重な舞台にご招待いただいたこと深く感謝しています。林くんには、本物のクラシック音楽、演技を通して、これまで経験したことのない感覚・感動を大切にして、さらに心を磨いてもらえたらと思います。
※この学生教育研究活動は阪南大学学会の補助を受けています。