2013.5.10

シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2012年度学外活動第7弾!

シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2012年度学外活動第7弾!
<神戸スイーツ学会でホイップクリームとチョコレートについて学びました>

 2013年2月18日(月)神戸市産業振興センターにおいて19時から開催された神戸スイーツ学会に行ってきました。学会への参加は人生で初めてだったので、どんなんだろうという不安とスイーツを試食できることへの期待でいっぱいでした。今回は、就職活動の忙しい時期だったので、参加者は寿山先生と私のみでしたが、みんなの分までしっかりお話を聴き、みんなの分までチョコレートを試食して、何か1つでも2つでも吸収して報告出来るようにと強い意気込みを持って行って参りました。
 今回の学会定例研究会テーマは、「ホイップクリームとチョコレート」で、トーラク株式会社の佐野浩之常務からお話をお伺い致しました。研究会は、第一部と第二部に分かれており、第一部は「ホイップクリームについて」お話がありました。内容ですが、生乳からクリームまでの行程の説明や純正クリームと純植クリームの違い、生クリームの構造、そして、ホイップクリームとバタークリームの違い等を学びました。定例研究会には、スイーツの専門家や関係者がたくさん参加していることから、その内容は専門用語がほとんどで、私にとって少し難しいものでした。しかし、佐野常務のパワーポイントを使った分かりやすい説明で、何となく理解することが出来ました。中でも、ホイップクリームの作り方のポイントやアドバイスは、普段スイーツを自分でも作る私にとって、とても身近でより興味深く聴くことができ、大変勉強になりました。
 第二部では、待ちに待った「チョコレートについて」でした。私は、毎日チョコレートを食べるほどチョコレートが大好きなのですが、実際にカカオの収穫地やチョコレートが製品として完成に至るまでの行程を全く知らず、この学会で一から学びました。紀元前2000年頃、チョコレートは神様の食べ物だったようです。また、カカオの木の幹にさまざまな色の実が出来るなど興味深い話をたくさん聴くことが出来ました。そして今回、10種類のチョコレートを試食、食べ比べすることも出来ました。チョコレートの味は、ただカカオ豆の種類が違うだけでなく、発酵の仕方の違いやブレンドすることによっても出来上がったチョコレートの味が全く違うことを実感しました。これらの事を学んでからチョコレートを試食したとき、普段よりもっと楽しく、そして美味しく味わうことが出来ました。
 今回は、私にとって初めての学会参加でしたが、想像を超えた専門的内容の深さと面白さが詰まったものでした。佐野常務に直接質問をして、教えていただいたスイーツの知識等を将来何かの役に立てられたらと思います。(レポート:目 侑子)

寿山教授のコメント

 今回の神戸スイーツ学会定例研究会は、試験休みに入った2月中旬に開催されました。そのため、参加ゼミ生は1名にとどまりましたが、専門的な話を社会人と一緒に聴き、一緒に考えることで、今社会が何を問題とし、それをどのように解決しようとしているかなど、自分の目と耳で確認できたと思います。特に学会では、専門家同士の質疑応答場面から、社会で必要される問題意識の持ち方や質問等に対する理由や根拠を明確にした回答・説明方法なども学べたと思います。また、学会は参加した人と知り合い、交流を深める場でもあることも理解してもらえたと思います。これらのことは、今後の就職活動に限らず、社会に出てから自ら体験・習得していかなければならないことでもあります。こうした経験を少しでも早いうちにシネマ倶楽部を通して経験し、社会で必要とされる能力等を身につけ、さらに高めていってほしいと考えています。

※この学生教育研究活動は阪南大学学会の補助を受けています。