2012.12.21

2012年度寿山ゼミ就職支援第4弾!日本ほめる達人協会による就活セミナー

2012年度寿山ゼミ就職支援第4弾!日本ほめる達人協会による就活セミナー

 2012年12月17日に行われた寿山ゼミ3回生の専門演習は、「日本ほめる達人協会」からお越しいただいた、植本宰由(うえもと・ただよし)さんに「就活と仕事の目的」についてお話をしていただきました。まず、お話されたことが「know how」(ノウハウ)のお話です。就職活動に対してのノウハウはとても大切で、就活生皆が今現在このノウハウを収集している状況です。しかし、それより大切なことがあります。それは「know who」(ノウフー)です。これは「就職活動の経験を知っている」ということです。そしてなんと、もう一段階上の大切なことがあります。それは「know why」(ノウホワイ)です。これは「なぜ就職活動をするのかを知っている」ということです。この「know why」、就職活動を行う理由を追求することが、内定獲得への近道になるということです。
 次にお話されたことが「目的」と「目標」の違いについてです。「目的」とは、「追い続けるもの」であり、「目標」とは、「短いスパンでみた数値化できるもの」だということです。私はこれまで、この2つの言葉は同じように使用してきたので、これからはきちんと区別化し、使い分けたいと思います。「就職活動の目的とは何か?」や「仕事の目的とは何か?」は、とてもよく聞かれる質問です。私はこの質問をされると、いつも答えに困ってしまいます。植本さんはこの答えを「自分と社会の接点探し」、「周りの人を幸せにすること」とおっしゃいました。「上手な人の上手な部分は盗む。」私は自分なりの答えを探し続けます。しかし見つかるまでは、この植本さんの答えをベースに答えさせていただこうと思います。
 最後は「企業側の求める人材」のお話です。エントリーシートは沢山送られてくるのですが、企業の求める人物像に当てはまった学生の割合がとても少ないそうです。これは志望者の企業・自己研究が足りていないことを表していると思います。そして、企業が最も重要視していることが、「社会人基礎力」です。この力を備えるためには、「現場」を持つことが良いそうです。この「現場」とはアルバイトやサークル、ボランティアなど大学生が行動を起こしている場のことを指します。「現場」でアクション、シンキング、チームワークをとることで、「社会人基礎力」の向上に繋がるようです。
 以上お話を大きく3つに分けさせていただきましたが、この他にも興味深く、勉強になるお話しが沢山ありました。本当に素晴らしすぎて、驚くほどに90分間が短く感じられました。質疑応答の時間には、積極的にゼミ生全員が質問を行いました。植本さんは1人ひとりに丁寧に応えてくれ、就活への不安や疑問を解消してくれました。寿山ゼミ生一同、植本さんに良い報告ができるよう、本日のお話を活かしてこれからの就職活動を過ごしていきたいと思います。植本さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。(レポート:伊勢勇大)

植本宰由さん(日本ほめる達人協会)のコメント

 本日は皆さんと素晴らしい時間を共有できたことに、心から感謝をしております。ありがとう御座いました。今回は「目的」と「目標」について御話をさせて頂きました。就活の目的は「内定」ではありません。自分と社会の接点を探すことです。どんな過去があり、どんな未来を生きたいのか。是非、この就活で自分と向き合ってみて下さい。そして、就活を勝ち抜く秘訣は「考える力」を持っているか。この「考える力」こそ、社会人基礎力であり、企業が求める力であります。この力をつけるためには、サークル、ゼミ、バイト先にて主体的に動き、考えることによってどう成果が生まれたか。それを体験しなければいけません。無目的に生きると、やり甲斐は感じませんし、曖昧な思考からは、曖昧な結果しか生まれません。素晴らしい寿山ゼミの仲間と一緒に、楽しい就職活動にして下さいね!いつでも私は味方です。そして何かあれば駆けつけます。心から、この御縁に感謝します!

寿山教授のコメント

 就活生支援にも数多く携わっておられる、「日本ほめる達人協会」の植本さんに、「就活」する真の意味・意義などについて、現在就活真っ最中の3回生に向けて、よい気づきとモチベーションを高めるお話をしていただきました。寿山ゼミでは、社会人をたくさんお招きし、社会の現状・現実を知るとともに、社会で必要とされる「社会人基礎力」を養成しています。今回、植本さんのお話を通じて、これまで実践してきたゼミ活動の方向性が間違いないこと、「社会人基礎力」がしっかりと身についていることなども再確認してもらえたと思います。そして、自信を持って「就活」に取り組み、自分の夢・目標を実現してもらいたいと心から願っています。

ゼミ生(3回生)の感想等

田坪千佳

 植本さんの講義は、とてもわかりやすい内容でした。目的や目標の違いを考え、何事にも目的を持って行動していけば人生が変わるように思えました。また、これを通して今の自分に足りないもの、もっと努力しないといけないことが分かってきました。周りの変化に合わせて就活をし始めて、ただ、内定を取れば良いと思っていた私にとって、今回の講義はこれからの就活に対する意識を大きく変えるものでした。自分の夢を叶えるため、やりがいのある仕事をして、いつまでも輝く人生を送るために私は就活に取り組み、自分に合った企業を見つけようと思いました。今回の講義は私にとって得たものが大きく、刺激を与えられたものでした。

青木早彌果

 目的とは何か、目標とは何か。就職活動は何のためにするのか、なぜ働くのか。本当に素敵なお話を聞けました。考え方を少し変えることによって、マイナスのことをプラスに変えられることにすごく共感しましたし、これからもそういう考えをしようと思いました。そうすることによって、気持ちが前向きになれますし、自分に自信を持てるようになると思います。また、何をするにもしっかりと目的を考えることで、自分の行動が意味あるものということをしっかりと頭に叩き込み、今日から実践していきます。そして、たくさんの人と話し、たくさんの考え方や価値観を広げていきたいです。今日聞かせていただいたお話は全て私の財産です。本当に貴重なお話をありがとうございました。就職活動は、学生生活の青春の一つと思って、前向きに自分らしく笑顔で頑張っていこうと思います。また周りに優しく、どんなことにも感謝の気持ちをもつことを絶対に忘れません。また機会があればお話を聞きたいと思いました。

須蒲伸一

 本日は貴重なお時間を提供して下さり誠にありがとうございました。植本さんのお話を聞き、就職活動に対する意識がより強くなりました。就職活動をする、仕事をする目的は考えてみると難しいもので意味合いが似ているように捉えていました。ですが、それは違うもので、社会で活躍している方だからこそ分かるものだと思いました。就職活動の目的は自分と社会の接点をみつけること。自分の社会的価値、役割を発見することに意味があると考えました。たくさんの業界に視野を広げることで、自分に合致する仕事を見つける可能性が発見できると考えます。だからこそ、周りの方と自分双方が喜びを共有できる仕事に就けるよう自分をアピールして頑張っていきたいと思います。

伊勢勇大

 本日は植本さんにお越しいただき、本当に素晴らしいお話を聴くことが出来ました。特に印象に残ったのは、「就職活動の目的」と「仕事の目的」のお話です。私は「就職活動とは何か?」と聞かれると、答えに困ってしまいます。自分がこれからやることを理解できていなければ、上手くいくはずありません。しかし、「就職活動=自分と社会の接点探し」ということを本日のお話の中で聴いて、「就職活動」という言葉の本質を知りました。さらに「仕事の目的=周りの人を幸せにすること」ということも知りました。就職活動は自分がベクトルであり、仕事とはベクトルが外に向いています。今自分がやるべき就職活動は、自分を知ることで初めてスタートラインに立てます。本日のお話は、自分が今何をすべきかがより明確になったとても良い機会でした。現在の「目標」は、今年中に100社エントリーと、自己分析を一度しっかりと行うことです。植本さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

藤村祐司

 20年間生きてきましたが、今まで考えたこともない観点から多くのキーワードを投げかけられ、就活の域を超えた生き方そのものも学ばせていただきました。植本さんのお話をお聞きするまでは、「内定を取るためにはどうすれば良いのか。」という思いにとらわれ、気持ちだけが焦っていた状況でした。ですが、「就活は内定が目的ではない。就活の向こう側とはなにか。」という言葉を問われたとき、就活の本質的なところに気づき、大きく考え方が変わりました。また、植本さんの仕事に対する熱意を見て、仕事をするのは幸せなことなのだと感じることができました。この気づきにより、さらにモチベーションが上がり、働く意味を深く理解することができました。植本さん、本当にありがとうございました。

辻本夏海

 今日の植本さんの話を聞いて、私は自分自身の考え方が成長した気がします。目標と目的の違いを初めて考えさせられました。目標も目的もどちらも欠かせないもので、目的はいつまでも変わらず、目標を達成させることによってまた新たな目標が出来て、やる気が起こるものだと感じました。また、私は人と携われる仕事に就きたいと思っているので「相手が何を求めているかを考える」という言葉にすごく共感しました。これからは相手が何を求めているかを常に考え、そのなかで自分が出来る最大限のことを見つけて実行し、相手を幸せに出来る人間になりたいと考えます。

多野加菜子

 植本さんのお話、とても面白く興味深く聞かせていただきました。目的と目標の違い、夢の明確化、就活の方法等を教えていただきました。私には、心の隅で密かに思っている実現したいことがあります。その質問に対しての、植本さんの答えは考えさせられることばかりでした。そして、改めて自分を見つめ直す時間でもありました。言葉では言い表せませんが、植本さんのお話は、人を幸せにし、強くしていると感じました。自分の過去を振り返り、もっと出来ることはあったなと反省しました。なので、今日から目的を意識し、素晴らしい過去を作っていく努力をします。本当に、貴重なお話、ありがとうございました!

中村友紀

 今回のゼミでは、ほめ達の植本宰由さんからお話を聞かせて頂きました。その話を聞き、就職活動する目的とは、仕事をする目的とは何か、自分なりに考えてみようと思いました。授業の中で、3分間考える時間を与えられとき、私は答えを出すことができませんでした。自分の答えが合っているのか間違えているのか分からなかったからです。しかし、その答えは人それぞれで正解はないと教えて頂きました。面接の中でも不思議な質問をされた時、正解はなく自分の想いや考え方を伝えることが大切だと知りました。なので、人と違っていても自分の目的をしっかり持とうと決めました。そして、たくさんある企業の中から自分に合った企業と出合えるように頑張っていきたいです。

川中美咲

 何のために就職するんだろう?自分の目指すものって何だろう?などと自問自答しているところだったので、今日の植本さんのお話は今の自分にぴったりで、沢山の気づきを得ることが出来ました。考えること、目的を持って行動することの大切さも改めて感じました。植本さんは私たちと歳はそんなに離れていないのに、将来のビジョンを持っていてパワーが溢れているすごく素敵な方だなと感じました。質問や相談にも応じてくださり、いま自分が考えていることの答えが少し具体的なものになりました。何を大切にしたいのか、視野を広く持ちつつ自分の軸がぶれないように、積極的に行動していこうと思います。植本さん、お忙しい中お越し頂き貴重なお話をありがとうございました!

ガクミンジョン

 今回ゼミでは植本さんの話を聞いて色んなこと自分なりに就活について、働く事について意味を正確に理解することができました。今まで社会人基礎力より知識やスキルの方を重要視した自分を反省しました。また、ただ「やる」ことじゃなくて、そこで「何を得たのか。」そして、自分ももっと考える力を伸ばしたいと思いました。今日の授業はこれから私が何をしなければいけないのか。これからのことについて現実的に考えることと共にきちんと改めて就活に向かってもっとしっかりしようと覚悟するきっかけになりました。なので、就活についてより自信を持てるようになりました。今日とても良い時間でした。ありがとうございました!

目 侑子

 就職活動が始まってもう17日が経ち、エントリーシートの練習や説明会に行き頑張っているところです。しかし、就活の方法という型に捕らわれてしまい、一番大切な「就活をすることの本当の意味や目的」が全く定まっていないことに気がつきました。また、就活を成功するのが目的ではなく、社会で何をしたいのかを考えなければ意味がないということも理解することができました。就活する上でたくさんの人と出会う機会がものすごく増えると思います。なので、今日教えて頂いた「ほめるということ」を実践してより良い関係を保てるように頑張りたいと思います。今日は、本当に貴重なお話ありがとうございました。

福地俊介

 本日は、外部から植本宰由さんに来ていただきました。本当に貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございます。私が特に印象に残った言葉は、「就活の向こう側を語れるか?」です。まず、企業からの内定を取るには、将来仕事で活躍する見込みのある人材であるということ。その将来性を私たちの考え方、意欲や熱意で見ています。それらを伝えきるためには、企業に入ってからのビジョンや夢を明確にしなければならないと感じました。明確にするために、今するべきことは、説明会に積極的に参加すること、OB訪問など多くのことがあります。これらを深く考えて行動することが大事だと改めて思いました。企業から内定をもらうことがゴールではなく、その先を語れるように、自分の軸をしっかり持ち、企業の研究をしていきたいと思います。モチベーションの高まりを実感できるイベントでした。ありがとうございました!

ヨウセイ

 本日、就活支援の植本さんに来ていただきました。90分のプレゼンでしたが、就活、仕事の考え方が変わりました。「仕事の目的何ですか?」と質問された時、ただ自分を充実したい、そして、今よりもっといい生活をするためと考えました。しかし、植本さんは「周りの人を幸せにすることです」とおっしゃいました。確かに周りの人を幸せにすれば自分も嬉しいことです。私たちは周りの人あっての自分であると思います。また、仕事の給与より、目に見えない報酬の方は自分の宝物で、それは「成長」ということです。会社に入って自分はどんどん変わって、ストレスがあり、乗り越えたらいつの間にか成長していることがわかるようになりました。日本の会社、社会は厳しい、辛い、怖いと思いましたが、本日の授業を通して面白さがわかるようになりました。みんな楽しんで仕事を頑張っています。私たちも立ち止まらずに就活頑張りたいと思います。