2022.9.29

【2022年度シネマ倶楽部(寿山ゼミ学外活動)】2弾!劇団四季「オペラ座の怪人」を鑑賞しました!

 2022年9月23日(金祝)、大阪四季劇場で公演中の劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」をシネマ倶楽部(寿山ゼミ学外活動)有志で鑑賞してきました。テレビCMでも流れている「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい」は実際に鑑賞した人なら誰もが納得するキャッチフレーズです。しかし、まだ鑑賞されていない人にとって何が凄いのかよくわからないと思いますが、心理学的にもみんな気になり記憶に残るキャッチフレーズになっています。「オペラ座の怪人」は劇団四季の演目の中でも大人の愛憎と心情の移り変わりが見事に描かれたまさに大人のミュージカルで、主要キャストの迫力のある歌唱、美しいメロディーラインと心に刺さる歌詞が含まれた楽曲の多さは秀逸しています。一方で舞台に怪人ファントムの登場を予見させ不安を掻き立てる独特の音響効果、大掛かりな舞台セットとその見せ方としての演出が観客の度肝を抜く形として随所に見られるとても上質なエンターテインメントに仕上がっているように思います。
日本のトップ劇団で、特にミュージカル集団としては他に追随を許さない圧倒的なパフォーマンスを見せる劇団四季の完成された大人のミュージカルをゼミ生たちに観てもらい、キャストたちが劇場公開できるレベルに至るまで、切磋琢磨し舞台裏でどれほどのたゆまぬ努力をしてきたか感じ取ってもらえたらと思います。その本物の努力こそが観客を真に感動させ魅了させる力となっていることがわかるはずです。生舞台で得たいろんな気づきや学びから感性、人間性を磨いてもらいたいと思います。このような活動を通して成長、心豊かに日常生活を送っていけば夢・目標に向けての新しいモチベーションにもなり、さらに精進していけるのではないかと思っています。
(指導教授:寿山泰二)

シネマ倶楽部メンバー(寿山ゼミ生)のコメント

木崎 薫(3回生)

ミュージカルを見たのは初めてで、「オペラ座の怪人」という名前は知っていましたが内容については全く知らなかった為、楽しめるかどうか正直不安でしたが、とても惹き込まれ、あっという間に終わってしまったと感じるほどでした。また内容だけでなく、セットや演出、出演者の方々の衣装やダンスにも非常に圧倒され、とても感動しました。また表に出ている出演者の方々だけでなく、照明担当の方やヘアメイクの方など、多くの方の協力があって、このような素晴らしい舞台が出来上がっているのだと実感することが出来ました。 今回、このような貴重な体験が出来、本当に良かったと感じました。次回もこのような機会があれば、是非足を運びたいと思います。何度でも見たいと思える本当に素敵なミュージカルで、私自身このミュージカルからたくさんの勇気を貰えました。また、どの世代の人が見ても、それぞれの年代だからこその感じ方で楽しめる舞台だと思ったので、社会人になって、チャンスがあればもう一度見たいと思いました。

杉本乃亜(3回生)

本日は貴重なお時間をありがとうございました。姉が以前鑑賞したことがありその際にとても感動し面白かったと言っており、事前に内容をある程度予習していたため劇場に入る前からワクワクが止まりませんでした。初の劇団四季鑑賞で照明の使い方や自動で道具が動く様々な仕掛けにびっくりし、何より豪華なステージに感動しました。遠くまで響き渡る素晴らしい歌声とシーンに合わせた音楽やバレーダンスの揃い方など初めて目にするものばかりで圧倒され、あっという間の時間でした。特に印象深かった場面は大きなシャンデリアが上昇・急降下する場面が最初からとても迫力がありスケールの大きさに圧倒されました。今回を機に他の作品にも興味を湧いたため、機会があれば鑑賞してみたいです。「オペラ座の怪人」は本当に素敵な作品と感じました。映画もあるということで劇団四季を思い出しながら鑑賞したいです。最後の出演者がお辞儀をするときに、皆さんがとても笑顔で達成感を感じられ、観客の拍手も鳴り止まなかったため、最後まで鳥肌の立つ作品でした。シネマ倶楽部という寿山ゼミしかない活動に改めて興味が湧き、そんな場所で学べる環境に感謝したいと感じました。本日はありがとうございました。

川田麻由(3回生)

私はミュージカルを観ること自体初めてだったので、歌と劇にとても圧倒されました。「オペラ座の怪人」で最も印象に残った場面は、怪人が出てくる場面です。怪人の話し方、登場の仕方、音楽など全て奇妙でどのシーンよりも迫力がありました。前半の劇中で印象的だった場面は、シャンデリアが落ちるシーンや首吊りのシーンです。両方とも奇妙で劇にどんどん引き込まれる感じがしました。また後半の劇中で印象的だった場面は仮面舞踏会で演者の方が一斉に踊るシーンやクリスティーヌ、エリック、ラウルの3人による三角関係を描いたシーンです。後半の幕開けは仮面舞踏会で始まったのですが、演者の方がおそらく全員出てきて踊っていたのでとても印象的でした。終盤の3人のシーンでは、クリスティーヌがエリックに寄り添う場面やクリスティーヌ、ラウルが愛を確かめ合った場面が面白く、最後までどのように終わるのかハラハラしました。このような芸術に触れる機会を設けてくださった寿山先生、ありがとうございました。また機会があれば参加したいです。

山口萌菜(3回生)

寿山ゼミのシネマ倶楽部の活動の一環として、劇団四季の「オペラ座の怪人」を鑑賞させていただきました。以前、ミュージカルを鑑賞させていただいた際に、鑑賞前にストーリーを頭に入れておく事でより深く物語を楽しむことが出来るということを寿山先生に教えていただいたので、今回は「オペラ座の怪人」を鑑賞する前にストーリーを頭に入れておきました。内容を知った上で作品を鑑賞すると、知らないで鑑賞する倍以上面白いと感じました。どのようにあの場面を表現するのか、どんなリズムの音楽が流れるのかなど様々な観点から観ることができたので、ただ観るだけより何倍も面白く鑑賞できました。バレエなどの要素も入っており、動きがしなやかで揃っていてとても綺麗で見入ってしまいました。歌、踊り、演出など様々な要素が含まれる劇団四季の作品にとても魅力を感じ、これからも積極的に鑑賞しに行きたいと考えるようになりました。

上野叶実(3回生)

私は以前、同じ作品を題材とした、宝塚歌劇団のファントムを大学の授業で鑑賞したことがあります。登場人物は同じでしたが、宝塚の方はファントムとクリスティーヌの恋愛が中心でラストは2人が結ばれ、ハッピーエンドに終わるのに対し、今回の劇団四季の「オペラ座の怪人」は、見る人にもよると思いますが、私は悲劇だったと感じました。ファントムは奇異な容姿や殺人鬼だということでみなから酷い仕打ちを受け、クリスティーヌも父がくれた天使だと思い最初は慕っていましたが、ファントムの本物の姿や犯した罪を知ってからは、ファントムを恐れるようになったことにとても胸が痛みました。最初、ファントムはクリスティーヌの歌声が好きで、彼女の歌声を愛しているのかなと感じたのですが、クリスティーヌに似た花嫁姿の人形を見せるシーンで、彼はクリスティーヌを恋愛的に好きなのだと感じました。しかし、2人は結ばれることはなく、ファントムが可哀想でなりませんでした。これを機に原作も読んでみたいと思いましたし、こだわり抜かれた演出や繊細な歌声などの劇団四季の素晴らしさにも感動し、劇団四季の他の作品も是非鑑賞してみたいと思いました。今回は貴重な体験をありがとうございました。

大石碧奈(3回生)

今回、シネマ倶楽部の活動で、劇団四季「オペラ座の怪人」を鑑賞しました。劇団四季には以前から興味があったのですが、人生で初めて鑑賞しました。開演前は、なぜか緊張していてずっとそわそわしていましたが、開演すると、その世界観に引き込まれていきました。プリマドンナやクリスティーヌの高音や、怪人に怯えている様子を歌や動きで表現しているところがとても印象に残りました。また、大きなシャンデリアやドレス、舞台など、高級感が漂う小道具が、細部までこだわれているところも、この「オペラ座の怪人」を楽しむひとつだと考えました。「オペラ座の怪人」を鑑賞するまでは、怖いシリアスな舞台だと想像していましたが、途中クスッと笑える場面や、キュンとする場面もあり、とても面白かったです。舞台が終わった後も、劇中に流れていた歌が頭から離れず、改めて電車の中で聞き返すなど、余韻でもしっかりと楽しみました。今回、劇団四季「オペラ座の怪人」を鑑賞し、ほかの劇団四季の舞台も鑑賞したいと考えました。この作品を鑑賞し、私の新たな趣味が増えました。

以倉安未里(3回生)

華麗な舞台の外では「オペラ座の怪人」の仕業と噂されている理由が解明していない事件が続発していて、事件を起こらないようにする策略がない支配人にカルロッタは腹を立ててオペラにもう出演しないと言い出したところから物語がスタートしました。その代役として亡き父の贈り物"音楽の天使"にレッスンを受けていたという歌声をクリスティーヌが披露し、舞台を見事演じ切ったのですが、その歌声は透き通る声で高音まで相手に届くような迫力のある声でした。特に感動した中でも特に場面切り替えが以前ゼミ活動で観に行った「ミス・サイゴン」の時よりも多かったです。そのため、銃声の音やシャンデリアが落ちてくる動きに迫力があったので、クリスティーヌが鏡に吸い込まれたように演技の中に自分自身も吸い込まれそうになりました。2回目のミュージカル鑑賞ということもあり、拍手のタイミングや最後の挨拶が何回あるかなど知識が少しついたのでその面は安心して鑑賞に望むことができました。また機会があればプライベートでも劇の小さいこだわりにも目を向けてみたいと思います。