2021.1.29

日経BPコンサルティングからコロナ禍のキャリアデザインのあり方(ワンイヤーデザイン)について取材を受けアデコグループの「Power of Work」に掲載されました!

 昨年10月、日経BPコンサルティングから現在のコロナ禍におけるVUCAと言われる閉塞した時代のキャリアデザインのあり方(ワンイヤーデザイン)についてオンラインで取材を受け、スイスに本部を置く総合人材サービス企業アデコグループが変わりゆく仕事の未来や働き方の未来像を伝える会員向け雑誌「Power of Work」並びに「Power of Work」ウェブ記事に掲載されました。日経BPコンサルティングから今般のコロナ禍に伴い、多くの人々にとって自身の仕事観・キャリア観を見つめ直す機会が増加したことを踏まえ、長い人生を見据えたキャリアをどのように構築すればよいのか。自分自身をどれだけ深く理解し、どのようにマネジメントしていくべきか。具体的な手法とともに、実践のためのヒントを読者に提供したいとの主旨で、特に「自分らしいキャリアの築き方」について詳細にインタビューされました。
 以前にビジネス誌「プレジデント」でも紹介した私独自のキャリアデザイン法である「ワンイヤーデザイン」を中心にお話させていただきました。詳細な内容については上記の「Power of Work」の記事をご覧いただければと思いますが、「ワンイヤーデザイン」とは、夢や中長期目標を1年ごとに実践してきたことを振り返って整理し、その夢・目標に対する接近割合を数値化して、達成できたことできなかったこと、外部環境要因と内部心理要因を分析したうえで、現在考えうるすべての選択肢を列挙し、そこから次年度の夢・目標を新たに選択・決定するキャリアデザイン法です。
  コロナ前においても、外部環境要因のひとつである法律が新設・改正されたりするだけで、情勢が一挙に変化して、これまで目指していた夢・目標を大きく修正、方向転換したりせざるを得ないことが多々ありました。当然、内部心理要因である、「興味・関心」や「能力・資質」も毎年変化(成長、衰退)するものです。変化は新たな夢・目標を生み出す機会となり、これまで目指してきた同じ夢・目標を追い続ける必要もないわけです。もちろん、それが変わらない強固なものであるならば継続すればよいだけです。その変化に合わせて各自が自分を見つめ直しキャリアデザインすればよいのです。
 キャリアデザインは人生の下絵です。何度でも描き直せるものです。大きな節目だけでなく、1年ごとにキャリアデザインする「ワンイヤーデザイン」を活用すれば先の見えない現在のコロナ禍においても十分に対応できるものです。いや、コロナ禍だからこそ現在と未来を充実させて生き残るために有効で必要なキャリアデザイン法だと確信するのです。