2020.5.8

2020年度前期ゲルフ大学留学体験記:寿山ゼミ3回生

ゲルフ大学留学体験記:寿山ゼミ3回生
楠瀬友菜

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ新3回生の楠瀬友菜です。3月からカナダでの留学が始まり、約6か月間という短い時間をオンタリオ州ゲルフにある、University of Guelph(ゲルフ大学)という大学に通う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で1か月で帰国することになってしまいました。カナダでは短い期間でしたが、外国人と話したり、過ごすことで文化の違い、英語の楽しさ、たくさんの人がそれぞれ、何かに生きがいを持ち、生きているということを感じ、本当にたくさんのことを学ぶ事が出来ました。日本に帰ってから、親戚、家族、友達、先生、私に関わってくれている人すべてに’’THANK YOU’’という魔法の言葉を伝え続けていきたいと思います。「初めてのホームステイ」、「ゲルフ大学での授業」、「人との関わりの素晴らしさ」についてレポートしました。

初めてのホームステイ

 半年間、日本を離れることになるのは初めてなので、カナダでの生活が楽しみだと思う反面、ホームステイはどんな人なんだろうと不安に思っていました。ですが、いざ対面の際にマザーがハグをして迎い入れてくれたので、とても安心し、不安が一瞬で吹っ飛びました。私のホームステイではシャワーの時間は特に決まっていません。ですが、周りには夜の9時までに入らないと朝入ることになると仰っていた人もいました。家族ルールはホストファミリーによって変わるものだと改めて感じました。朝と昼はマザーがいない時には、自分で作ります。料理することがとても楽しく、いかに自分が親を頼って生きてきたのか、感謝しないといけないし、この習慣を日本でも続けようと強く思いました。その3日後に韓国人のルームメイトが来ました。そのルームメイトが来たおかげで、一気に雰囲気が明るくなり、彼女は私よりも賢く、話す時に毎回学びになっており、彼女のおかげで英語の意欲がより高まり、負けてられないなと思う反面、とっても楽しく貴重な時間になっています。

ゲルフ大学での授業

 学校についてレベル10のうち、レベル5と少し残念に思っていましたが、逆にいい機会と捉え、残念に思っていた自分を乗り越え、今では少しでも多くみんなより発言したり、外国人とお話をしたり、英語を使った環境に自ら足を踏み入れることが大切なのではないかと考えられるようになりました。また、第1タームが終わるとテストもあるので、Writing, Speaking, Reading, Listeningのテストの点数が90%を超えると飛び級出来るので、しっかり次のテストに準備したいと思います。クラス分けが終わり、私のクラスでは、約15人で韓国人の割合が日本人より少し多く、中国人も居ます。授業は、1日少なくとも5時間あり、もちろん全て英語の授業で、休み時間でも母国語を話すことは許されていません。また、来週にはプレゼンテーションがあるので、自分の伝えたいことをより詳しく言えるように準備したいと思います。また、前のタームからいる学生の英語の表現の仕方がとても勉強になるので、とてもいい環境にいるなと、留学できることの特別さを改めて感じ、昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分ということをモットーにし、1日1日を大切にして行きたいと思います。

人との関わりの素晴らしさ

 私は、カナダに留学する前、向こうでお友達ができるかなととても心配していました。ですが、カナダについてから、韓国人のかけがえのない友達が沢山出来ました。話す時はもちろん、英語なので、英語を伝えようとする姿勢、伝わることで得られる嬉しさ、自信、また、伝わらなかった時の自分の勉強不足、たくさんの学びを得る事が出来ます。時にはガールズトークで盛り上がったり、クラスメイトの話をしたり、文化について他国について驚いたりします。少し前、みんなが韓国語で話している中、私は韓国語を理解できないし、どうしようという時には、ある韓国人が英語で話しかけてくれてとても人柄の良さを感じました。どこにいても人と関わりを持つこと、いろんな人に聞く耳を持つこと、それは本当に大切だと思います。私は人と話をする事が大好きなので、いろんな環境に足を踏み入れたいと思います。韓国人が私にしてくれた些細な気遣いでも、周りを見れる事で救われる事があると気づけたので、そんな人柄を築いていくために努力したいと思います。

寿山教授のコメント

 新型コロナウイルスの影響で約1か月間の留学となってしまいましたが、世界の各国が渡航を禁止している現状において、わずかな期間でも実際に留学できたことは大変よい経験になったように思います。その経験をぜひとも活かし、自分の描いた未来を確実に実現できるようにさらに精進してもらいたいと思います。