2020.2.21
2019年度ビクトリア大学留学体験記6:寿山ゼミ2回生
ビクトリア大学留学体験記6:寿山ゼミ2回生
坂上 涼
こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ2回生の坂上涼です。約8か月の留学も残すところ2か月となりました。留学の集大成を作りあげるためにやり残すことなく過ごしていきたいと思います。今回は、「ビクトリアの気候と過ごし方について」、「授業内容について」、「1週間の過ごし方」についてレポートしたいと思います。
ビクトリアの気候と過ごし方について
ビクトリアが位置するバンクーバー島の冬は、雨が多いと聞いていたのですが、1月、2月共に予想を越える雨季でした。2週間ほど日中に雨が上がることはほぼ無く、雪と雨が続きました。私は、正直雨が好きではないのですが、カナダの雨季は日本に比べて湿気も少なく嫌なものではありませんでした。雨季中は、毎日レインブーツとレインコートは必需品でした。ビクトリアが花の町と呼ばれるほど自然が潤っているのも、この雨季があるからこそなんだと改めて感じました。雨季のビクトリアではカナダ人らしさを実感することも多くありました。カナダと日本の雨の日の文化の違いを痛感するのは、傘をささないところです。カナダの人たちの多くは傘を使いません。それが何故か、数人のネイティブカナディアンの友人に尋ねたところ、全員口を揃えて必要がないと答えました。何故ならビクトリアを含めカナダの人たちの多くは、交通手段として車かバスを利用します。カナダは大都会を除くと、車とバス以外の交通手段がありません。その為、移動時に傘は必要がないとのことでした。若いカナダの人たちからは、濡れているヘアスタイルの方がかっこいいからとの答えもかえってきました。
授業内容について
前回のレポートで、無事ファイナルテストをクリアし、クラスが上がった事をお伝えさして頂いたのですが、今学期も約2か月目に突入し、授業の内容も毎日レベル、スピード共に上がっています。しかし、私のクラスの先生は、ビクトリア大学で留学生投票人気No.1の先生なので2時間のクラスも苦痛がなく、むしろ時間が経つのを早く感じます。授業で取り組むことは、スピーキングとディスカッションが多く基本4人1組で授業内でディスカッションを行っていきます。4人でするのは、4か国それぞれの意見も聞けて異文化を知れるだけではなく、お互の意識を高め合い刺激にもなっています。週に2回ほど行われるテストの成績は掲示されるので、毎回気を引き締めて挑んでいます。今回のセミスターの初めてのプレゼンテーションのテーマは、外国人観光客に提案するビクトリア観光であったのですが、実際に幾つかの観光スポットに訪れ、お客さんに事前に用意していた質問をして、その調査結果でプレゼンテーションを作り上げたところクラス2位の結果となりました。一生懸命工夫を取り入れながら作り上げたプレゼンテーションだったので、1位が取れず悔しかったですが、新しい課題も見つかったので、次のプレゼンテーションでそれらを活かしていこうと思います。
1週間の過ごし方
平日は朝8時から13時までの間に2つの授業があり、午後からはボランティア活動や課題とプレゼンテーションの取り組み、ラーニングセンターでネイティブスピーカーと英会話をしたり、トイックの勉強を行なっています。基本平日は、学校生活が忙しいので学校終わりにジムに寄ってトレーニングをして帰宅します。夕飯は、毎晩私が忙しくない限りホストファザーと一緒に作ります。私は料理が好きなのでホストファミリーにカナダ料理について教えてもらったり、日本食の作り方を教えたりと、夕飯でも楽しく他国の食文化を学べています。毎週金曜日は、ホストファミリーと食事の後に映画鑑賞をしたり、友達とダウンタウンに行き、パブに行ったり映画館やホームパーティーを行なったりします。週末の天気がいい日には、海に夕日を観に行ったり、山登りをしてカナダらしいアクティビティを楽しんでいます。先週末は車で片道4時間ほどのマウントワシントンというカナダでも有名なスキー場にスノーボードをしてきました。日本に帰国するまで、週末も残り数えるほどになっています。これからも平日は規則正しく生活し、週末を利用してカナダでの経験を増やしていきます。
寿山教授のコメント
6回目のレポートでしたが、毎回本業の語学の勉強はもちろんのこと、それ以外にたくさんの経験と気づきを得て着実に成長していることに感心しています。特に異文化理解に関する体験は、将来希望する仕事にも大いに役立つことでしょう。留学生活もあと2か月、さらに成長できる機会を自ら創り出し、充実した日々を送ってもらいたいですね。