2019.12.5
シネマ倶楽部(寿山ゼミ)2019年度学外活動第4弾!
劇団四季ファミリーミュージカル「カモメに飛ぶことを教えた猫」を鑑賞しました!
2019年11月24日(日)、大阪四ツ橋のオリックス劇場で劇団四季26年ぶりの新作オリジナルファミリーミュージカル「カモメに飛ぶことを教えた猫」をシネマ倶楽部(寿山ゼミの学外活動)で鑑賞して参りました。劇団四季のミュージカル鑑賞は今年9月に「リトルマーメイド」を大阪四季劇場で鑑賞したばかりでしたが、今回は一年をかけて日本全国を回るファミリーミュージカルの全国公演における大阪公演を鑑賞しました。
劇団四季のファミリーミュージカルは子どもはもちろん、大人も楽しめる素晴らしいストーリーと舞台演出が備わっており、劇団四季の専用劇場で公演されているディズニーアニメ系のミュージカルよりも私個人的には気に入っていて、ほとんどの演目を鑑賞しています。そんな劇団四季のファミリーミュージカルがなんと26年ぶりに新作を上演するということでとても楽しみにしていました。子どもたちに見せる舞台だからこそ、世の中にある善悪、愛や友情、努力や諦めないことなど人として理解し身に付けておきたいことを素敵なお芝居を通して楽しみながら伝えてくれる、決して侮ることのできない素晴らしい舞台だからです。
劇中にこんな歌が流れてきました。「勇気を出して踏み出そう。本当の自分を見つけよう。きっとできる。きっと飛べる。自分を信じて」まさに、劇団四季がこの歌を通して子どもたちに伝えたい思いがストレートに心に響きました。子どもだけでなく、大学生も自分探しの貴重な4年間を有意義にそして勇気を持っていろんなことに挑戦して過ごしてもらいたいと思います。今回、参加したシネマ倶楽部メンバーにもそんな思いが伝わったようで嬉しく思います。彼らの感想等をご覧ください。
(指導教授:寿山泰二)
シネマ倶楽部(寿山ゼミ)メンバーのコメント
成江美織(4回生)
「カモメに飛ぶことを教えた猫」を鑑賞し、役者の演技、ストーリーに感動し、最後には号泣してしまうほどでした。ストーリーについては、諦めない心や勇気を奮うことの大切さ、そこから得られる喜びについて魅せられ、改めて自分の心にも火が付いたように感じました。また、役者についても風の強さや産まれたてという状況などを表現する為の微々たる動きに細部までのこだわりとプライドを感じました。役者の方々の輝きを目の当たりにし、来年から社会人となる私も仕事に強いプライドを持って全力で挑みたいと感じました。これから益々色んなミュージカルを観たいと思うほど深く魅了され、貴重なきっかけを作ってくださったシネマ倶楽部に感謝しています。
川崎麻希(4回生)
今回のシネマ倶楽部では、劇団四季ファミリーミュージカル「カモメに飛ぶことを教えた猫」を観劇しました。こちらの作品からは、生命の誕生への感動や仲間との信頼を感じることができました。また、約束を果たすために自身の大切なものを引き換えにする姿は自身のことを後回しにできる勇敢さに心を打たれました。たった一度きりの人生を熱く熱く生きることを心掛けて行きたいと思います。そして、会場には小さなお子様を連れた方が多くいらっしゃっていたので、他の舞台を観劇するときと少し違い会場に温かさを感じ、お子様の学びの場になることを知ることができました。たくさんの感動を味うことができる作品を観劇でき感謝いたします。
谷口加奈(4回生)
今回、劇団四季ファミリーミュージカル「カモメに飛ぶことを教えた猫」を鑑賞しました。
物語は、母カモメが亡くなる前に出会った1匹の猫ゾルバに自分の子供を食べずに育て、最後に飛ぶことを教えてほしいと3つの約束を交わしたところから始まりました。猫のゾルバは、自身の尻尾をかけカモメを育てることを決意しました。尻尾を切られると今いる町から追放されるという契約があり、それを顧みずに育てることを決意したゾルバの気持ちに胸が熱くなりました。そこから、子育てをするゾルバの姿は、本当の母と子のようでした。子供の心配をし、見守るゾルバの姿を見て、両親達はこのような気持ちで子育てをしているのだと感じることができました。作品を鑑賞し、私達が分からない所で努力している親の気持ちや子供のためにと行動する姿に親の子供への愛情がどれ程大きいものか感じることが出来ました。作品と共に次々と変わる舞台のセットにも魅了されました。
物語は、母カモメが亡くなる前に出会った1匹の猫ゾルバに自分の子供を食べずに育て、最後に飛ぶことを教えてほしいと3つの約束を交わしたところから始まりました。猫のゾルバは、自身の尻尾をかけカモメを育てることを決意しました。尻尾を切られると今いる町から追放されるという契約があり、それを顧みずに育てることを決意したゾルバの気持ちに胸が熱くなりました。そこから、子育てをするゾルバの姿は、本当の母と子のようでした。子供の心配をし、見守るゾルバの姿を見て、両親達はこのような気持ちで子育てをしているのだと感じることができました。作品を鑑賞し、私達が分からない所で努力している親の気持ちや子供のためにと行動する姿に親の子供への愛情がどれ程大きいものか感じることが出来ました。作品と共に次々と変わる舞台のセットにも魅了されました。
松崎朱里(2回生)
今回、「カモメに飛ぶことを教えた猫」というファミリーミュージカルを観ました。前回の宝塚は後ろの席で、舞台全体がよく見えましたが、今回は1階前から5列目という役者さんの表情や筋肉、息遣いなど細かな動作までもが見える距離でした。猫に育てられたカモメは、自分のことを猫だと思い育ってきたために、飛ぶ行為さえも拒みます。しかし自分に注がれる愛情、猫たちの想いを知り、飛んでカモメとして生きることが、彼ら猫たちの望みだと理解します。姿、形は違っても感じるもの、大切だと思うものは同じです。家族、仲間を思う気持ちの素晴らしさに改めて気付かされました。また、カモメが飛び立つ場面で、自分の夢、将来に向けて飛び立とう!と応援をされてるようにも汲み取れ、勇気をもらいました。ファミリーミュージカルは最後にお見送りもあり、ファンの方を大事にされているんだなと感じ、そこにも感動しました。本当にこの舞台を見れたことに感謝します。ありがとうございました。
岡野紗奈(2回生)
今回、「カモメに飛ぶことを教えた猫」を観て、私はこれまで、固定観念で生きてきたのだなと思いました。ミュージカルを見る前は「猫がどうやって飛ぶことを教えるのだろうか」「そもそも何故?」と言ったように自分が見たこと聞いたことあることを当てはめて考えていました。しかし、このミュージカルの中では、自分の辿ってきた人生と重ね合わせて、雄猫が母代わりにカモメを育てるということ。もしかすると自分が故郷から追放されるかもしれないという状況でも、実の子でないカモメを育て上げたいという愛情。これは、「猫がカモメを育てられるわけがない」という固定観念があったら、決して達成できないことだと思います。それに加え、主人公の猫はカモメにたっぷりの愛情を注いでいました。そして、その周りの仲間たちも同じくらいの愛情で一生懸命カモメを育てていました。自分とは無関係の人を、自分を犠牲にしてでも助けることができる心を、このミュージカルでは学びました。また、固定観念を捨て、自分がやろうと思ったことを一心に行うことができる人に私はなりたいと思いました。ミュージカル自体、本当に感動しましたし、皆さんに見ていただきたい作品だと思いました。本日は本当にありがとうございました。