2019.10.23

2019年度後期フリンダース大学留学体験記1:寿山ゼミ2回生

フリンダース大学留学体験記1:寿山ゼミ2回生
高塚世理奈

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ2回生の高塚世理奈です。10月11日に日本を立ち、オーストラリアでの留学生活がスタートしました。私は、フリンダース大学に通っています。今回は「フリンダース大学での授業」、「初めてのホームステイについて」、「オーストラリアで初めて知った単語」についてレポートしたいと思います。

フリンダース大学での授業

 オーストラリアに到着し、2日後にクラス分けテストを受けました。フリンダース大学の授業はReading and Writing, Listening and communicationという2つのセッションに分けられています。communicationテストでは、オーストラリアに来てからホストファミリーと多くの会話をした成果が出て少し手応えを感じましたが、writingテストは全く手に負えないほど難しかったです。そして次の日からフリンダース大学での授業がスタートしました。同じクラスに必ず日本人が一人はいると聞いていたのですが、Reading and Writingのクラスでは日本人は私一人だけでした。その他はタイ、中国、サウジアラビア、コロンビア、アルゼンチンの国の方がいました。
 初めは日本人がいなくて少し心細かったですが、様々な国の人と話す機会が出来、国境を越え多くの人と仲良くなれました。一方、Listening and communicationのクラスではクラスの三分の二が日本人でしたが、私はホストマザーに「日本人と話す時は出来るだけ英語で話しなさい」と事前にアドバイスを受けていたので、英語で話すよう日々努力しています。今週の土曜日に学校主催のボランティア活動があるので積極的に参加し、英語を話すことへの抵抗をなくせるよう頑張ります。

初めてのホームステイについて

 今回の留学で初めての海外、初めてのホームステイを経験しました。オーストラリアに行くまでは、初めての事だらけで気持ちの整理がなかなかつかず多くの不安がありましたが、ホストファミリーの家に着いた時、温かく迎えてもらいその不安は解消されました。私は同じフリンダース大学に通っている同い年の韓国人の女の子と一緒に暮らしています。あまり英語が上手に話せない私のためにゆっくりと理解できるまで話しかけてくれたり、バスの乗り方を丁寧に教えてくれたり、一緒にオーストラリアSIMカードを買いについてきてくれたりと、とても優しいホストファミリーとルームメイトです。
 ホストファミリーとルームメイトにとても恵まれているなと実感し、充実した日々を過ごしています。最近は、ルームメイトとお互いの言語、文化などを教えあっています。今まで自分が知らなかった言葉、文化を知ることはとても面白く興味深いです。今よりもっとルームメイト、ホストファミリーと仲良くなり会話力、リスニング力を伸ばしていきたいです。

オーストラリアで初めて知った単語

 オーストラリアに来てからホストファミリーと多くの会話をしてきました。その中でも特に驚いた単語があります。ある日いつも通り食事をしていたら、ホストファーザーから”Do you like prawns?” と聞かれてprawnsと言う言葉の意味が全く理解出来ませんでした。辞書で調べてみるとエビだと出てきました。私はエビはshrimpと習っていたのでとても驚きました。
 初めはprawnってオーストラリア独自の単語なのかなと思っていましたが違いました。ホストファザーに聞いてみたところ、prawnとshrimpは大きさに違いがあるそうです。prawnは大きめのエビの事で、それより小さいエビはshrimpと使い分けるらしいです。またイギリスやオーストラリア、ニュージーランドではprawnとshrimpを区別して使いますが、アメリカやカナダではprawnとshrimpの違いを区別せず、全てのエビの事をshrimpと呼ぶということを初めて知りました。日本ではAmerican Englishを学んでいるのでprawnと言う単語を知らないことに納得しました。これから様々な言葉に触れる機会があると思いますが、わからない単語はそのままにせず理解できるまで聞き返そうと思います。

寿山教授のコメント

 留学希望先にオーストラリアを選択した高塚さん。早くもアメリカやカナダとの違いに気づき、よい学びを得たようです。積極的に学ぼうとする知的好奇心さえあれば、すべての出会いから素晴らしい経験を引き出すことができるはずです。ピンチをチャンスに変えるそんな意識と勇気を持って留学生活を楽しんでもらいたいと思います。