2019.6.20

ビクトリア大学留学体験記3:寿山ゼミ3回生

ビクトリア大学留学体験記3:寿山ゼミ3回生
奥田麻菜実

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の奥田麻菜実です。私は今カナダのビクトリア大学内にある語学学校に通って3か月が経とうとしています。今回は「授業内容」「ホストファミリー」「最近の気づき」についてレポートしたいと思います。

授業内容

 今回授業の一環として、学校からバスで30分程の場所にあるビーチに4クラス合同で行きました。海外ドラマに出てくるような夢のバスに乗ることができ、とても嬉しかったのですが、外見とは違いバス内はエアコンもなくとても暑かったです。みんなで一緒に行く遠足のような行事は初めてだったので、クラスみんなで行けることがまず嬉しく、バス内でもみんなで一緒に喋り、楽しい時間を過ごせました。帰りは爆睡してしまいましたが。ビーチに着いてからはまず20分ほどの山道を歩き、ビーチに行くまでにみんなヘトヘトになりました。私たちの担任の先生が「山道もあるからきちんとスニーカーで来てね」と言っていたにも関わらず、先生はビーチサンダルで来ていました。これも海外だからでしょうか。特別その日は、ここ最近で一番日差しも強く、カナダに来て以来初めて半袖を着ました。カナダの日差しはとても強く、日本にいるよりも早く日焼けをしそうです。
 もう少しで1つ目のタームがもう少しで終了し、仲の良い友達が帰国します。カナダに来て全然話すことが出来ず、コミュニケーションも上手に出来なかった私と仲良くしてくれ、成長したよねとほめてくれるクラスメートたちも帰国してしまうのがとても悲しいです。また、次の新しいタームで上のクラスに行けるように残りの2週間、もっと頑張っていこうと思います。

ホストファミリー

 ホストファミリーが私たちを連れてボーリングに連れて行ってくれました。家族みんな揃って外出は初めてで、何故か少し緊張しましたが、日本のボーリング場とは違い、音楽もノリノリでライトアップされていました。ボーリングをしながらチキンやナチョスを食べるのも海外ならでは、日本にはないなと感じました。横の人たちはピザを食べており、この国はどこでもピザを食べると感じました。私は家族の時間が大好きです。ホストファザーがよく宿題を手伝ってくれるので私はすごく助けられています。最近はホストのお姉ちゃんが映画に連れて行ってくれたり、おすすめのビーチに連れて行ってくれたり、バスケットボールのNBAで唯一のカナダチームがファイナルに進んだということもあり、バスケの試合がある日はとても盛り上がりながら、みんなでテレビ越しに応援したり、とても楽しい時間を過ごしています。
 また、よくスーパーに一緒に買い物も行きます。私はホストファザーとすごく気が合い、欲しい物が一緒でいつも一緒に買い物に行くと「Do you want to eat this?」と私の思っているものをたくさん買ってくれます。とても最近家族とは馴染んできて一緒に過ごす時間も増えました。しかし、与えてもらうばかりで自分がなにかホストファミリーに対してなにかできているのか、ホストファミリーは私のことをどのように感じているのかはまだまだ分かりません。次の1か月は私がなにか与えられる人間になり「Thank you」を言われる側になりたいと思います。

最近の気づき

 最近は沢山の文化に触れる機会が増えました。そこで文化の違い、宗教関係、アレルギー、ビーガン、歴史についての認識の違い、教育環境の違い、たくさんのことに驚いています。日本で暮らしていて、グルテンアレルギーの友達とはあまり出会わずに暮らしてきたので、グルテンフリーについても気にしたことがありません。しかし、グルテンアレルギーの友達ができ、遊びに行くと店一つ選ぶにも気にかけなくてはいけません。しかし、カナダではグルテンフリーのお店が沢山あり、色々な選択枠があるのですが、もしこの子が日本に旅行に来たらレストラン選びにすごく苦労し楽しむことが出来るのだろうか。と毎回考えます。ビーガンの友達ができたのも初めてです。ビーガンについて何も知らず知ったときにはすごく驚きました。また、第二次世界大戦の認識や、広島原爆、についても認識の違いなど、たくさんの人と深い話を出来てきたからこその会話の内容であると実感できるのですが、私の知らないことばかりでもっとたくさんのことを勉強したいと思うようになりました。
 自分の学んできたことは国によってとらえ方や、教えられ方、たくさんの違いがあり、自分の学んできたことがすべてではないと感じました。なにも知らない自分が少し恥ずかしく感じ、英語を勉強するだけでなく、日本についても海外についてもたくさんのことを学ばないといけないと思いました。もっとたくさんの事をみんなに聞き学びたいと思います。

寿山教授のコメント

 奥田さんがカナダに留学してから早いもので3か月が経ちました。語学の勉強だけでなく、異文化に驚きながらも積極的に学び適応、成長しているようで頼もしく思います。日本人をより意識する機会もさらに増えていくでしょう。それとともに、自分とは何か、生きる意味など将来に向けて客観的に考える時間も作ってもらえたらと思います。