2019.4.5

2018年度寿山ゼミ卒業生(8期生)の4年間を振り返って

 平成31年3月18日(月)、平成30年度卒業証書・学位記授与式が執り行われました。寿山ゼミ生全員の就職も決まり、無事に阪南大学を卒業することができました。各ゼミに分かれての卒業証書授与の後、寿山ゼミ恒例のみんなへの一言で、ゼミ長の感極まった最後の挨拶に他のゼミ生も涙したのが印象的でした。今回卒業した8期生の特徴は、前年と同様に男子が一人、あとは全員女子という女性優位のゼミ構成となりましたが、一人の男性を気遣った優しさあふれる女性たちの気配りと明るさ、積極的・行動的で全員一致協力してゼミ活動を最後まで全力で取り組み、非常に大きな成功を収めた記憶に残る学年でした。卒業式の夜の懇親会にも全員が参加しゼミ生たちの固い絆を感じました。
 特に、寿山ゼミ独自の自主活動では、世界一のショコラティエであり、テレビ番組「情熱大陸」を始めとするマスメディアに数多く出演されているエスコヤマのオーナーパティシエ小山進氏とコラボする「ショコラセミナー」を阪南大学本キャンパスで開催し、大盛況で終えた実績は特筆すべきものがありました。社会の厳しさ、それもトップレベルの厳しさを肌で感じ、何度も挫折を繰り返しながらも開催まで1年をかけて最後まで粘り強く諦めずにやり抜いたことが、最終的に最高の達成感を味わうことができたように思います。この1年で世界最高峰の人と一緒にビジネスを成功させた経験はゼミ生たちにとって最高の自信と一生の思い出になったと確信しています。
 また、6期生から受け継いだ「資生堂」との共同プロジェクトをより推し進め、提出期間が短く厳しい要求が多々あったにも関わらず、大変素晴らしい団結力と実行力でそれらを克服して、資生堂に新たなイベント企画を提示し、後輩たちが今年度開催を予定している「就活メイク」イベントの礎を築いてくれました。世界一の小山進シェフとのコラボに続き、日本一の資生堂に対しても自分たちの思いをしっかりと伝えることができたように思います。その取り組みに興味を持った日本経済新聞も取材に来たほどでした。
 エスコヤマと資生堂とのコラボで一流のビジネス思考を教室内外で実践的に学べたこと、自分たちがまとめ上げた企画が認められたこと、そしてその方法等を実行して見事に結果を出してくれました。これらは自分自身の夢・目標を叶えるやり方と繋がり、就活を戦っていくうえで大きな心の拠り所となり、結果的にCAやグランドスタッフなどの航空会社、資生堂を始めとする有名化粧品会社など、全員が希望する仕事に就くことができたことを大変嬉しく思います。
 このほか、オープンキャンパスや寿山ゼミの学外活動である「シネマ倶楽部」でも一緒にたくさん行動を共にしてきました。ミュージカルや落語などの芸術・芸能鑑賞では感性を磨く重要性に気づき、感性を磨いていくことそれこそが人間力を高めることに繋がることを楽しみながらも体感してもらえたと思います。
 さらに、4回生になってからは就活と並行して卒業論文の作成に力を入れて取り組んでもらいました。就活とはまったく違う文字やデータのみで自分独自の主張を説得力を持って、第三者に理解してもらうことの難しさも学んでもらいました。それを乗り越えて「伝わる」物の考え方と行動の仕方も身に付けてもらえたと思います。大変忙しい中、全員が卒業研究発表会にエントリーし、プレゼンする機会でさらに成長できたと感じました。こうした一連のゼミ活動経験が就活でも大いに役立ち、全員がそれぞれの夢・目標を叶えて卒業していったことを大変嬉しく思うとともに、ゼミ生たちの今後の活躍と幸せを心より祈念しています。 
 最後に、4月から社会人となった8期生に大学4年間を振り返り、寿山ゼミの後輩たちに向けて素晴らしいメッセージやエールを寄せてもらいました。寿山ゼミ8期生たちの成長を感じる卒業コメントに誰よりも元気と勇気をもらい、気持ち新たに新年度も全力で取り組む決意をさせてもらいました。そんな素敵なコメントをご覧いただければ幸いです。(ゼミ指導教授:寿山泰二)

寿山ゼミ8期生の卒業コメント

池田菜見子

 3月18日に阪南大学を卒業しました。この4年間は、本当にあっという間であり、様々な経験をし成長出来たと自信を持って言えます。大学2年生でのゼミ選びでは、「何を学び、何をしたいのか」と考え照らし合わせた結果、寿山ゼミに入る事にしました。初めは、挙手や自己発信する事に慣れておらずしんどい事が沢山ありました。ですが、同じゼミ生の助け合いや協力があって乗り越えたからこそ今の自分がいると思っております。
 エスコヤマ、資生堂等のプロジェクトを作り上げていく過程で、苦しい事や大変な事がありましたが、その分達成した時の喜びは大変大きいものでありました。今となっては、学生ではできない貴重な経験をさせて頂いたのだと感じています。寿山ゼミで過ごしてきた思い出と、培った力を社会人としても存分に発揮し活かして参ります。寿山先生、そしてゼミ生の皆さん本当にありがとうございました。感謝しています。

出田百恵

 2019年3月18日、阪南大学国際コミュニケーション学部を卒業しました。直感で選んだ阪南大学は施設やカリキュラムも充実しており、この大学に決めて良かったと思えるものでした。そんな中で、大きな決断をしたのは、ゼミ選択です。当時は様々な研究室に足を運んだり、先輩方のお話を伺って情報収集を行っておりましたが、私が選んだ寿山ゼミは皆様が口をそろえて厳しい内容だとおっしゃっておりました。その情報の中で、自分の挫折を想像することもありましたが、自らのモットーとして「厳しい場所に身をおきたい」ということ、魅力的な自主活動が一から行えるということ、厳しい活動の中にも先生が企画して下さるシネマ倶楽部という楽しい活動があること等の理由でこのゼミを選択しました。
 やはり思わぬ壁が立ちはだかった時は、挫けそうになることもありましたが、同期の皆がサポートしてくれたから乗り越えられたと思います。そのおかげで「エスコヤマのチョコレートセミナー」や「資生堂」「卒業論文」など他では体験できないことが、私達の手で達成出来ました。ゼミ活動だけでなく、就職活動でもこれらの努力は実を結び、今後もこのゼミで培ったものが活かされるのではないかと思います。最後になりますが、私たちゼミ生を幸せな道に導いて下さり、時には優しく時には厳しく指導してくださった寿山先生、いつも様々な面でサポートしてくれたゼミ生の皆に心から感謝します。本当にありがとうございました。

川邉実咲

 3月18日に阪南大学を卒業いたしました。この阪南大学での4年間は2度の留学に挑戦したことに加え、大学祭、オープンキャンパスなど、様々な取り組みに励み、とても充実した楽しい4年間でした。私の大学生活が充実したものとなったのは、私の挑戦を常に応援し、支えて来てくれた両親や、多くの友人の支えがあったからだと思っております。2回生の時にゼミ選択を行い、ゼミ初日、自分の意見を人の前に立って話すということに苦手さを感じていた私はこの厳しいゼミでやっていけるのかと不安になりながらも、「このゼミ生全員で力を合わせて頑張っていきたいです。」とみんなへ気持ちを伝えたことを覚えています。
 その言葉通り、助け合いの心を持ちゼミ生全員で力を合わせエスコヤマや資生堂といった、有名な方々との企画、取り組みを成功させることができました。自分の中での大きな挑戦であった留学は一筋縄ではいかないことの繰り返しで、沢山の壁にぶち当たったこともありました。そんな時でも、ゼミで学んだことや、経験を活かし突き進むことができました。そして、就職活動が始まると、毎週のゼミの時間に励まし合い、気持ちを高め続けたことを思い出します。この寿山ゼミで学んだ時間はとても自分にとって考え方の増えるもので、辛いこともありましたが、寿山ゼミを選んでよかったと心から感じます。学生という長い期間を終え、この4月から、社会人として、自分の行動にしっかりと責任を持ち、さらなる挑戦に挑み続けたいと思います。

神田彩海

 2019年3月18日、阪南大学を卒業致しました。入学当初4年間は長いと感じていましたが、今振り返るとあっという間の濃い4年間でした。自分を成長させたいと寿山ゼミに入り、寿山先生からゼミ長に推薦して頂いた時は嬉しさの反面、不安ばかりが頭に浮かんでいたのを覚えています。今まで引っ込み事案で前に出るような性格では無かったので迷いはありましたが、だからこそ新しい事に挑戦しようという気持ちが高まっていきました。
 そんな中始まったエスコヤマとの共同プロジェクトでは一筋縄ではいかないような事が多く、ゼミ長というプレッシャーや活動を進行する難しさに心が折れかけた事が何度もありました。ですが副ゼミ長の2人に助けられ、ゼミ生と協力し合ったり、励ましあったり、仲間の大切さを日々実感しました。この15人で無ければ絶対に成功しなかったと心から思います。今では本当に濃く、思い出深い活動であり、間違いなく自分が成長した経験でした。
 ゼミでの経験や、ゼミ生との出会い全て含めて寿山ゼミに入って良かったと心から思います。共に努力し合ったゼミ生、学生時代に出来ないような経験をさせて頂き、ご指導して下さった寿山先生、4年間大学に通わせてくれた親に心から感謝致します。今まで自分を支えてくれた方達に残念な思いをさせないよう、4月から社会人として責任を持ちゼミで培った経験を活かし精進致します。4年間ありがとうございました。

岸田 渚

 2019年3月18日(月)阪南大学を卒業しました。4年間の大学生活は思っていた以上にあっという間で、私の中ですべてが思い出に残る4年間でした。2回生のゼミ選択では、色々なゼミがあるので悩んでいたのですが、寿山先生のゼミ紹介のプレゼンテーションを見て、このゼミだったら自分が成長できると思い、とても魅力的に感じました。今までの自分であれば友達に合わせて一緒のゼミを選択していたけど、その時は「せっかくの大学生活、自分のやりたい事をしよう」と言う気持ちが強く、寿山ゼミに決めました。
 寿山ゼミに決まり、初めのゼミでは先生に副ゼミ長に推薦していただきました。私自身その頃は、みんなの前に立つことや、積極的に発言することも苦手で、そんな私に副ゼミ長が務まるのかとても不安でした。ですがせっかく寿山先生に推薦していただいたので、これは自分を変えるチャンスでもあると思い、頑張ることを決意したのを今でも覚えています。
 3年間本当に色々な活動をしてきたのですが、その中でも1番思い出があるのが、3回生の自主活動で世界一のパティシエeS KOYAMAとの共同プロジェクトです。エスコヤマの小山進シェフに登壇いただくにあたり、スケジュールの調整、学内関係各所とのやり取り、セミナー参加者の集客など役割分担する中で、すべてが初めての取り組みで手探りの状況でした。ですがゼミ生や、先輩、後輩、寿山先生、みんなの協力があり、見事当日の運営までこぎつけ、結果150名の集客にも成功しました。この経験は一生忘れません。寿山ゼミでの3年間、本当に貴重な体験の連続でした。今改めて確実に自分の成長に繋がっているし、心の底から寿山ゼミに入って良かったと思っています。長くご指導いただいた寿山泰ニ先生、本当にありがとうございました。

北川芹奈

 2019年3月18日、阪南大学国際コミュニケーション学部を卒業しました。4年間の大学生活はあっという間に時間がすぎるぐらいとても充実し、濃い時間を過ごしていたと感じます。楽しかったこと、辛かったことがたくさんありましたが、かけがえのない経験をすることができた大学生活でした。1番思い出にあるのも、この寿山ゼミに入れたことです。2回生のゼミ選択をするときにこれからの人生、絶対に自分にとってプラスになることを経験させてくれると思い、選択しました。大変だと聞いていましたが、それを超えるぐらいやらないといけないことがたくさんあり、しんどいと思うことが多かったと思います。
 それを1番に感じたのはエスコヤマの企画でした。ゼミ生のみんなで一から考え作り上げていった企画で何度も何度も壁にぶつかり厳しさを目の当たりにしました。ですが、寿山ゼミのみんなだったからこそ一致団結し、この企画を成功させた時は、経験したことのない喜びに溢れ、さらに絆が本当に深まったと感じています。この企画を含め、さまざまな企画を乗り越えていくたびに成長することができ、何をするにも早く行動し、自ら率先してやることの大切さを学ぶことができました。ここで出会うことができ、いつも助けてくれたゼミ生、そしてこれまで厳しい指導をしてくださった寿山先生には感謝の気持ちでいっぱいです。これから社会人として、学んだことをいかしながら、頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

佐藤愛理

 大学生活4年間、周りにも恵まれたくさんの経験と共にステキな思い出がたくさんできました。その中で寿山ゼミに4年間いれたことは、大きな財産になりました。正直楽しいことばかりではなく、大変なことの方が多かったですが、長い年月をかけ達成した時の喜びは大きく、その度に少しずつ成長できたと思います。チームワーク無くしては達成できない活動が寿山ゼミでは多く、壁にぶつかったり険悪なムードになったりもしました。今思い返せばその出来事すら思い出です。貴重な経験がたくさんできたからこそ就職活動も上手くいき、ステキな会社とご縁があったと感じています。
 卒業論文ではたくさん悩み、行き詰ることも考えがぶれることもたくさんありましたが、いろんな角度から見る力を養うことができました。アンケート集計などは途方もない作業でしたが、分析後図や表にした時に面白い発見があり、達成感がありました。自分の好きなものをテーマにすることで、さらに深いところまで知ることができて勉強になりました。寿山先生には、色々なことを教えていただき、エスコヤマや資生堂など普通なら学生が経験できないようなことをするきっかけやご縁をいただき大変感謝しています。卒業論文も含めて、4年間熱心にご指導いただきありがとうございました。私達の代では活動が難しかった資生堂企画は、是非後輩達に頑張って欲しいです。笑いあり涙あり寿山ゼミの皆さんありがとうございました。

佐藤真実子

 2019年3月18日に阪南大学 国際コミュニケーション学部を卒業しました。阪南大学で過ごした4年間はすごく短かったように感じています。私は1回生の大学入門ゼミから寿山ゼミの学生として過ごし「このゼミでなら成長することができる」と確信し、寿山ゼミを選択しました。ゼミ活動では、エスコヤマと共同でショコラセミナーを企画・開催、資生堂に企画を提案、シネマ倶楽部、オープンキャンパススタッフなど貴重すぎる経験をたくさんさせていただきました。中でも自主活動のショコラセミナーは特別な思い出です。15人が一つの目標に向かって取り組む難しさや、何事も一筋縄では行かない社会の厳しさに戸惑いました。しかしセミナーを無事終えたとき、今まで感じたことのない達成感を感じました。
 春からは就職のため上京しガラリと環境が変わり苦労も多いと思いますが、それぞれの地でゼミ生も頑張っていると思い、私も頑張ります。行動をいち早く起こす事の重要性や異なる価値観への理解など、寿山ゼミで学んだことたくさんのことをこれから活かしていきたいです。式当日、全員揃うことができなかったことはとても残念ですが、またすぐみんなで集まりたいです。最後に、この4年間いつもご指導していただいた寿山先生、助けて支えてくれたゼミ生みんなにとても感謝しています。本当にありがとうございました。

津田晴菜

 2019年3月18日に卒業しました。あっという間の4年間でしたが、その中でも寿山ゼミ生として過ごした二年間は本当に濃く思い出に残っています。私が寿山ゼミを選択した理由は、人前で話すことが苦手な自分を変えたいという思いからでした。はじめは他のゼミに比べて、しなければいけなことや大変なことが多々あり、正直辛かった時期もあったのですが、今思い返すとそのときの経験が自分自身の成長に大いに繋がっていたということがわかりました。
エスコヤマ、資生堂さんとの合同プロジェクトでは実際に企業の方とのお話やプレゼン等を通し、社会の厳しさにも触れることが出来、学生のうちに経験できないようなことを沢山体験することが出来ました。その他にもSPトランプ講座やシネマ倶楽部等、様々な貴重な体験をすることが出来、本当に寿山ゼミに入れて嬉しく思っています。寿山ゼミに入りたいと思った理由である「自分を変えたい」という目標は、就職活動の際、グループディスカッションや面接で自分の意見をはっきり相手に伝えることが出来、ゼミでの活動が活かされていると実感しました。卒業式では、感情が込み上げてしまい、最後の最後にゼミ生みんなして泣いてしまったこともとても良い思い出です。ゼミ生一人一人が面白い個性の持ち主でより一層楽しいゼミ生活になりました。寿山ゼミで過ごした二年間は本当に濃く、幸せな時間でした。ありがとうございました。

針木妃菜子

 無事、阪南大学を卒業することができました。今振り返ると、内容の濃い素晴らしい時間であったと思い返されます。大学生活では、授業やサークル活動、アルバイトと様々な活動をしましたが、中でもゼミ活動は、今後の人生に活きる学びが多かったように思います。私は、この寿山ゼミに2年間在籍し、様々な経験をし、そして学びを得ました。ゼミ選択の際、寿山ゼミは、就職活動に根ざした活動が豊富なこと、企業との共同企画ができることから、寿山ゼミに入りたいと強く思いました。当時、資格取得やTOEICにと目標を決めて取り組んでいましたが、将来の目標が定まっておらず、漠然とした不安がありましたが、このゼミに入り、自分の将来に活かせることを最大限に学び取ろうと心に決めました。
 寿山ゼミに入ってからは、他のゼミと一線を画した、指導方法により社会人との差を埋めるべく、厳しい指導の連続でした。しかし、先生からのお言葉は全て心に響き、それを実践し続けていると必ず自分の夢・目標に近づくと信じていました。オープンキャンパスや学外活動であるシネマ倶楽部や資生堂、エスコヤマとの共同企画…、思い返される全ての活動が自分の糧となり、財産となり、思い出になっています。2年間共に過ごした寿山ゼミのみんな、寿山先生、そして寿山ゼミの活動にご尽力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。また、みんなで会える日を楽しみにしています。今まで本当にありがとうございました。

山中貴大

 寿山ゼミで過ごした2年間という時間は長いようであっという間の時間でした。しかし、この2年間には、非常に凝縮しており主に社会人基礎力の養成に取り組んできました。大学に入る前は、受動的なタイプでおとなしい性格でした。ですので、相手に自らの意見を言うことすらままならない状態でした。しかし、ゼミ内でグループワークを行っていくうちに失敗を恐れることは全くないということに気づき、前向きに行動する習慣が身に付きました。更に、発表する際には、人前に立ち発表する機会も多数ありました。最初は、人前に立つと気持ちが高ぶってしまい、うまく相手に伝えることに苦労しました。しかし、ゼミ内で場数を踏んでいくうちに、緊張の度合いが徐々に和らいでいき、今では、人前で発表するということに対して抵抗はほとんどなくなりました。
 また、3回生の時にはエスコヤマとのコラボ企画に取り組みました。全てのお客様の為に、真心を込めて試行錯誤を繰り返し、世界の頂点に輝いた小山氏のスイーツにかける想い、それを伝えていく為の後進の育成等、小山進さんの熱い想いを、チョコレート製作過程を通じて社会や世界に通用する考え方を学ぶ事で、自らの将来を考える機会を提供するセミナー開催を企画しました。挫折もありましたが、寿山先生や小山氏のご指導の下、ゼミ生全員で協力しセミナーを成功させました。この活動を通して利益を上げるビジネス視点で企画を考案するにあたって分析し、論理的思考力が身に付きました。そのような経験が学生の間にできて大変勉強になりました。
 後輩へのエールとしては、寿山ゼミに所属していると、社会に出た時に、間違いなく他の学生より一歩、二歩前に出ていると思います。しかし、社会人基礎力は勝手に身に付くものではありませんが、寿山ゼミには、社会人基礎力を身に付ける機会が山ほど転がっています。その為には、失敗を恐れずに常に行動することだと思います。それができると、社会人になっても活きてくると思うのでそのような機会を掴んでいってください。

渡辺祥子

 3月18日、卒業式最初はいつも通りの賑やかな教室であったにも関わらず、一人一人の言葉を耳にし、涙を目にした時に「卒業」という事実がじわじわと涙腺を緩めていきました。そして改めて、寿山ゼミに入って良かった!正解だったな!と感じる瞬間でもありました。ゼミ選択の際に私は寿山ゼミ一択でした。大学生活では、義務教育期間や高校とは異なり、全て自分次第と入学早々感じていたからです。結果的に、最後の学生生活である大学で、出来る限りの学びと経験を積み、私の興味と進路、それに伴い社会人基礎力もしっかりと鍛えられる事が出来ました。私の芸能という茨の道でもある進路先を真剣に理解して応援してくれたことにすごく感謝しています。寿山ゼミ主催の小山進氏ショコラセミナーでは、司会にも抜擢して頂き、貴重な経験が出来ました。また、ゼミ生役割分担をしてみんなが責任感を背負いながら1つのイベントを成功する事が出来ました。
 今の私が後輩達に伝えたい事は、大学は友達と遊ぶことでも充分楽しいことですが、何かを一から作り上げること、成し遂げることで今後に繋がる本当の意味での楽しかった!と感じられるとても素晴らしい期間でもあるということです。社会人になる前に、壁にぶつかり、その度に困難を乗り越えたり、真剣にもがいて自分自身の可能性を広げられる事が大学生活の特権であると4年間を振り返り実感しました。阪南大学の生活では学びとともに興味の幅を広げることも出来た時期であると思います。おかげで夢や目標は1つではなく溢れています。まだまだ学びたい事が沢山あります。今後も様々な経験を糧に自分自身で多方向にアンテナを張りながら夢、目標に向かって挑んで行きたいと思います。大学生活本当にありがとうございました。阪南大学、寿山先生に恩返しができる様に今後も精一杯、夢に向かって突き進んで行きたいと思います。

込山 楓

 2019年3月18日阪南大学国際コミュニケーション学部を卒業しました。私は3年次編入をしたので阪南大学にいたのは2年間でしたが、とても濃く、沢山の学びがある2年間でした。寿山ゼミに入ってから、エスコヤマとの企画や、資生堂との共同プロジェクト、オープンキャンパス、SPトランプ講座、卒業論文など他のゼミでは絶対に出来なかった経験をさせていただきました。その中でも、エスコヤマとの企画では、社会の厳しさを目の当たりにしました。企画内容や締め切りの期限など学生だから甘く見てもらえるということはなく、社会の厳しさを学びました。それを通して社会人としての責任の重さを学生のうちに学ぶことが出来たので、社会に出てからも忘れずに頑張りたいと思いました。
 寿山ゼミでは1人ずつ発表する機会が多く、わたしはあまり人前で話すのが得意ではなかったのですが、寿山ゼミに入ってから人前で話す機会が増え、就職活動の面接の時に緊張せず話せるようになったり、自発的に自分から意見を言えるようになりました。後輩の皆さんは、今、色々な企業さんとの企画ではゼミの仲間同士で意見がぶつかり合ったり、パワーポイント作成などでしんどくなったりしている時期だと思うのですが、それを乗り超え、企画が成功したら、すごく達成感が生まれ今までやってきて良かったなと思うので、何事も諦めずに頑張って欲しいと思います。そして、ゼミ以外の学外活動にも参加し、沢山の貴重な経験もして欲しいと思います。また、ゼミのみんなともっともっと仲を深めて、みんなで成長し、将来の夢を叶えられるように頑張って欲しいと思います。
 これからも寿山ゼミで学んだことを忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。そして最後になりますが、これまで沢山のご指導していただいた寿山先生、今まで一緒に頑張ってきたゼミ生には本当に感謝しています。とても楽しい大学生活でした。ありがとうございました。

佐伯若果菜

 2年前に編入学してきた阪南大学を、2019年3月18日に卒業しました。航空業界への就職を目指していた為、航空会社に就職された卒業生がいた寿山ゼミに入ることをすぐに決断しました。寿山先生のお話を聞きに研究室を訪ねた際には、先輩方の様々な活動を見せていただきました。また、美術館のような寿山先生の研究室には本当に驚きました。途中からゼミに入る事もあり、馴染めるのかと不安に思う事もありましたが、初回の授業ではゼミ生みんなが笑顔で挨拶をしてくれました。
 寿山ゼミの特質として、社会人としての基礎が身についたと思います。当たり前のようで出来ていない人の多い挨拶や、お辞儀の仕方、言葉遣いなども寿山ゼミに入った事で学びました。ショコラセミナーの開催は、学生だけですることになり本当に大変なことばかりで、もうやめたいと思う事も何度もありました。しかし、やり遂げた後の達成感は今でも覚えていますし、世界一のシェフとコラボレーション出来た経験は一生の宝物です。
 これまでの2年間、本当に濃い時間を寿山ゼミで過ごさせて頂きました。寿山先生をはじめ、ゼミ生全員に感謝の気持ちでいっぱいです。私は就職で東京に行きますが、またぜひこの15人のゼミ生で再会したいです。私はこの大学に編入し、寿山ゼミに入る選択をして本当によかったです。厳しくも、心を込めてご指導して下さった寿山先生。成長させて頂き、本当にありがとうございました。お世話になりました。