2018.8.22

2018年度ゲルフ大学留学体験記12:寿山ゼミ3回生

2018年度ゲルフ大学留学体験記12:寿山ゼミ3回生 成江美織

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の成江美織です。冬季が長いカナダではもうすでに人々が冬に近づいてきていると少し嫌がっているような様子が伺われます。今回最後となる12回目は、「Level9の授業終了」「カナダの文化」「1年留学を終えて」についてレポートさせていただきます。

Level9の授業終了

 ついに私にとって最後のクラスとなるLevel9の授業を終えました。ゲルフ大学のEnglish Learning Programは10レベルに分けて構成されており、レベル10を卒業すると、ゲルフ大学の学生となる資格が与えられます。私は一年前、クラス分けテストを受けLevel4から始まりました。一年間6つのレベルを体験し、レベルごとの雰囲気と英語力の違いや学ぶ内容と先生の教え方の違いなどおもしろいことがたくさんありました。一年前は私がLevel9を受けられる能力まで達するのかと心配していましたが、ゲルフ大学のしっかりとした指導により確実な英語力の向上を感じました。
 私が最も苦手で嫌っていたスピーキングの授業やテストが一番好きになったり、書いたこともなかったアカデミックなエッセイの書き方を習得したりし、多すぎた宿題にも今では有り難みを感じます。本当に仲が良く、共にやり遂げたクラスメートと、事細かく説明し、常に励ましてくださったフレンドリーな先生方には本当に感謝の意持ちでいっぱいです。授業だけでなく、心身や友達作りのサポートがしっかりとしたゲルフ大学に来られて本当に良かったと思います。

カナダの文化

 一年間カナダのリアルな暮らしを体験し、知らなかった様々な日本との違いに気付くたび、本当にワクワクしていました。外に一歩踏み出す度に本当にたくさんの違いがあるものでした。私が最もいいなと思うカナダの文化はやはりよく知られているようにフレンドリーさです。レジの店員さん、バスドライバーさん、ただ横にいるだけの人にも気軽に話しかけるほどカナダ人はフレンドリーで、日本ではあまり見られない光景だと思います。誰とでもよく話すカナダの文化は日本人にありがちなコミュニケーション能力の低下を改善させ、またそれは一日の気分を上げてくれるものだと感じました。
 また英語では日本語ほどしっかりとした敬語を頻繁に使われるわけではないので、クラスの先生にもクラスメートと同じような口調で話します。最初はあまり慣れませんでしたが、それにより先生をより近く感じ、より早く打ち解けられた気がします。しかし一方で堅苦しく感じる敬語も、丁寧かつ人に敬意を十分に払う日本の文化は海外の多くの人に良い印象を与えていると感じることがたくさんありました。他にも物事をはっきり言うか遠回しに伝えるか、同性愛者に対する考え方など本当に書ききれないほどの発見が日常にあり、とてもおもしろいものでした。初めてのものに触れ、受け入れていくその中で、小さな島国で育った私の小さな価値観は随分と広げられたように感じます。それらの違いには時に衝撃やショックを受けることもありましたが、日本にも、カナダにももちろん他の国にもあるたくさんの良い面に気づくことができたと思います。

1年留学を終えて

 ついに1年のカナダ留学を終えようとしています。この一年書き切れないほどの様々な出来事がありました。1年留学は思っていたほど簡単なものではなく、葛藤し、時には人と比べたり、英語を話す気になれなかったりと、大きな壁に何度も砕けそうになったのを思い出します。しかし、それらを乗り越えるための日々は本当に濃く、またその苦しみの中で気づき、学んだことは本当に貴重なものとなりました。乗り越えられた時に感じた「楽」からは得られない楽しさや嬉しさはたくさんのやる気と希望を与えてくれました。苦しい時も沢山ありましたが、一方で毎日が本当に新鮮で、楽しく、充実していました。本当の家族のような存在のホストファミリーとは祝日にはよくビーチにお出かけしたり、毎晩一緒にご飯を食べ、食器を洗い、そしてテレビを一緒に見たり、散歩したり、また時には家族や人生について深く語った日もありました。
 また学校のほとんどの時間を共に過ごした国籍豊かなクラスメートとは、クラスだけでなく休日も一緒に出かけ、休み時間には助け合い宿題をこなし、それぞれの文化について語ったと本当に素敵な時間でした。彼ら以外にも本当に沢山の人達に出逢い、出会った全ての人達から学びや刺激をもらいました。何一つ後悔はないと感じると共に、まだまだカナダでしてみたい事もありますが、次は日本で夢に向かって努力したいと思います。カナダでのこの経験と学びは私自身に大きな影響を与え、必ずこれからの私の人生を強くサポートしてくれるものだと思います。この留学に関わってくださった全ての方に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

寿山教授のコメント

 1年という時間の感覚はその人の捉え方、経験内容、充実度等で長短が生じるものですが、「キャリア」の視点では、その1年間でなにがどれだけ成長したのか、夢・目標等にどれだけ近づいたのかを客観的に冷静に見つめ修正していくことが重要になってきます。かけがえのない様々な留学体験から自分の価値観を大きく広げ成長した成江さん、帰国後は自分自身としっかりと向き合い、今後の人生についての方向性を見定め、自分の信じたゴール目指して突き進んでいってもらいたいと願っています。