2018.2.26

2017年度フリンダース大学留学体験記6:寿山ゼミ2回生

2017年度フリンダース大学留学体験記6:寿山ゼミ2回生 野村京華

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ2回生の野村京華です。私にとっての最後の学期がついに始まってしまいました。今回は「オーストラリアデー」「カンガルーアイランド」「あと1か月」という題でレポートしていきます。

オーストラリアデー

 1月26日はオーストラリアの建国記念日「オーストラリアデー」でした。1788年1月26日にイギリスの艦隊がシドニーのボタニー湾に上陸したのを記念して祝日になったようです。その日は国民の祝日なので、アデレードだけではなく、オーストラリアの各都市でいろいろなイベントが開催されたようです。  アデレードでは夕方からパレードがあり、私も私の通っているIELIという学校の枠組みでパレードに参加しました。日本人、韓国人、中国人など国別のグループや私たちのように学校などの組織別のグループがたくさんありました。国ごとのグループでパレードに参加していた人たちはその国の民族衣装を着ていて、オーストラリアは移民の国だなということを実感しました。その中で私たちIELI生はパレードの先頭を歩きました。夜には花火も上がり、オーストラリアの祝日を満喫しました。

カンガルーアイランド

 カンガルーアイランドとはアデレード市内から車で1時間半から2時間、フェリーで約45分のところにあるオーストラリアで3番目に大きい島です。私は友達と日帰りのツアーに参加しました。朝6時から夜の10時まで忙しかったですが、とても充実したツアーでした。カンガルーアイランドは島の1/3以上が自然保護区として保護されており、自然のアシカやオットセイ、ペンギン、コアラ、カンガルーを見ることが出来ます。
 また、大きさが東京都の2倍もあるそうです。アシカの生息地であるシールベイ自然保護公園、リマーカブル・ロックス、アドミラル・アーチと言って、南極からの風や荒波が作り上げた岩も有名な観光スポットです。1泊2日のツアーもあったので、そちらに参加してもよかったなと少し後悔しています。それでも、留学する前から行きたかったカンガルーアイランドに行けてとても満足しています。

あと1か月

 私の留学生活も残り1か月となりました。毎セッションごとに仲良くなった友達との別れが寂しいなと感じますが、次はついに私の番がやってくるのだと思うとあっという間の半年間だったなと思います。半年間、アデレードで英語を勉強して、ここへ来た頃よりも少しは私の英語力も成長した気がします。
 特にホストファミリーと話をする時、前は完全に理解できていないことの方が多かったですが、今は問題なく聞き取れていて、わからないことがあればすぐに聞き返すようにしています。クラスが上がる度に内容も難しくなり、ついていくのに必死です。私は、単語力が全くなくリスニングでもリーディングの授業でもつまずくことが多いので、日本にいる時にもっと単語の勉強をしておくべきだったなとここへ来て思いました。あと1か月しかありませんが、少しでも多くのことを学んで日本へ帰れるように頑張ります。

 毎月終わるたびに今月もあっという間だったなと感じますが、こんなに楽しい毎日を過ごせているのは友達やホストファミリーのおかげです。こんなに素晴らしい経験をさせてくれた親にもとても感謝しています。後悔のないようにこれからも勉強も遊びも全力で取り組みたいです。

寿山教授のコメント

 半年間、季節が真逆のオーストラリアでの留学生活はレポートには書かれていないような大変辛いことも多々あったと思いますが、それを表に出すことなく過ごすことができたのは、本当に素晴らしい日々がたくさんあったからだと思います。4月からは3回生になり、いよいよ自分の夢に向かって歩き出していかねばならない時期となります。この半年間に及ぶ留学生活がきっとその夢を叶える原動力になることを信じています。