2018.1.9

2017年度資生堂・阪南大学寿山ゼミ共同プロジェクト(SHS PROJECT)提案検討会!

2017年度資生堂・阪南大学寿山ゼミ共同プロジェクト(SHS PROJECT)提案検討会!

 2017年12月18日(月)、2017年度資生堂・阪南大学寿山ゼミ(SHS)プロジェクトにおいて、若者への女性スキンケア及び男性スキンケア&ヘアケアに関する提案検討会を実施致しました。今年度で3回目となるSHSプロジェクトですが、今年は「世界一のショコラティエ小山進氏ショコラセミナー」の開催準備と重なり、思うように活動ができずに資生堂スタッフには多大なご迷惑をお掛け致しましたが、なんとか年内に提案等を2つの企画書(下記の写真はその一部)にまとめあげ提出することができました。
 当日は大変お忙しい中、資生堂高岡企画部長にお越しいただき、その提案等に関して細かく検討・評価を行い、大変貴重なアドバイス等を含めたフィードバックをいただけましたことは、ゼミ生たちにとって新たな気づきをたくさん得る機会となり、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、そのフィードバックを受けたうえで、さらに具体的にできる企画案はないかと、資生堂商品プレゼント争奪戦を実施して、ペアで真剣にアイデアを競い合ったこともよき勉強・経験になったように思います。
 当日は、寿山ゼミが取り組んでいる資生堂やエスコヤマとの産学連携プロジェクトに関心を寄せていただいている日本経済新聞の取材も入り、より熱の入ったプレゼン及び議論ができたのではないかと思います。今回のSHSプロジェクトによるゼミ生たちの学びと気づきを以下にご報告させていただきます。ご覧いただけますと幸いです。(指導教授:寿山泰二)

寿山ゼミ生(3回生)のコメント

佐伯若果菜

 本日、資生堂高岡さんにお越しいただき提案に対する評価を頂いた内容について、沢山の気づきを得られました。まず、私たちチームで長時間かけてアンケートから考察・提案を作り上げましたが、その内容がまだまだ分析する力が足りなかったと感じました。そして、そのアンケート項目すべてを1つの提案として成るようにすると論理的で説得力もあるということを学べました。
また、自分たちが楽しんでやっているかどうかや、沢山の方へ伝わるように言葉を補足する写真やイラストを使用し、視覚で訴えることも提案において大切だと知りました。次回からこのような機会があった時には、誰のためか、何のためか、何をさせるプロモーションなのか、コストはいくらか、などより深く掘り下げて考え、それに対するアンケートなどでも自分の欲しいデータをはっきりさせて実施するよう心がけようと思います。
ペアになっての企画案については、一度原点に戻ってシンプルに考えた結果、結局阪南大学の学生にどうすれば使ってもらえるのか?という事だけを考えることが出来、少しの時間ではあったものの現実的な提案を考えることができました。他のチームのアイデアもとても斬新で、発想力が豊かで面白い提案ばかりで刺激を受けました。今回の調査において自分自身成長できた点が多くあり、高岡さんからのフィードバックも細かくして下さり、大変充実した時間となりました。

佐藤愛理

 本日高岡さんの貴重なお時間を頂き、私達が考えた資生堂商品の売り上げ向上のための提案をさせていただきました。内容に関する評価をこと細かくして下さり、またビジネスの視点で見た際に足りない部分や提案される側が重視している点など多くのことを教えていただきました。提案をする際は量が多ければ良いという訳ではなく相手に分かりやすく簡潔に、さらに情報同士を関連づけて話すことが大切で言葉遣いにも十分に気をつけることが必要だということがわかりました。
 課題解決のことだけを頭に置いて考察と提案に向かうのではなく、課題の背景を知り、KPIやKGIに基づいた解決策を出すことの重要性をゼミ中に行った提案で身をもって体感しました。これらのお話は就職活動にも繋がっていると感じました。選考の1つであるグループディスカッションや面接で自分を表現する際にも同じことが言えると感じ、分かりやすく相手に伝えることを意識していこうと心に決めました。本日は就職活動に差し掛かっている私達にとって、学びや気づきがたくさんある有意義な時間となりました。ありがとうございました。

堀 愛佳

 本日のゼミは、第2回目となる資生堂高岡さんのご来校で1回目よりもより深い内容を学ぶことが出来ました。まず、私達がこれまでに時間をかけて作ってきた資生堂商品の売上貢献、企画提案のパワーポイントに高岡さんがじっくり目を通していただいたことと、それに対する質問や疑問をもっていただいたことにとても嬉しく感じました。
 そして、高岡さんの前でプレゼンテーションをしたときに、伝えたいことを15分間という限られた時間の中でひとつひとつの提案を具体的に相手に伝えることの難しさを実感しました。そのプレゼンテーションを客観的に見て、自分自身が聞いている立場に立つと、少し分かりにくい部分や説明不足な点があったと思います。伝えたいことをいかに分かりやすく簡潔にまとめるかが重要で、今回のように企画提案をする場合は特にそのように感じました。
 男子班、女子班に分かれ、ペアワークをした際には時間厳守と分かっていながらもその時間内で決められたことをやり遂げることの難しさを思い知り、自分たちの発表準備に必死になりすぎて、他人の発表を理解しながら聴くことが疎かになってしまいました。自分の口で身振り手振りを加え、「私はこうしたいんだ」と説得力のある言葉で訴えなければいけないことは、この先、社会に出て何度も直面すると思います。今回、そのようなことにも高岡さんに気づかせていただきました。
 企業にプロモーション案を提案し、それを受け入れてもらい実施することは簡単なことではなく、それが出来るまでに想像以上の試行錯誤を繰り返さないといけないことを実感し、改めて社会の中で生きていくことは大変だと分かりました。高岡さんが、私達ゼミ生のために貴重な時間を費やし、真剣に向き合っていただいたことを忘れず、今回のこの経験を今後の就職活動であったり仕事をしていくうえでの参考にしていけたらと感じました。

津田晴菜

 本日は阪南大学に資生堂の高岡さんが来られ、普段なかなか聞くことのできない貴重なお話をしていただきました。アンケートを取る上での調査から分析考察、そして提案までのより良い方法を教わりました。調査の段階ではアンケートをただ取るだけではなく、その結果はどう出てほしいのかを予め予想しておくことが大切だとわかりました。また、以前まで提案はあればあるほど選択肢も増え良いのかと考えていました。
 しかし、それでは逆に本当に何を提案したいのか相手に伝わりにくいということがわかり、同じものはいくつかにまとめて大体3個くらいに絞るのが相手にも伝わりやすいということを学びました。このように読み手の読みやすさなど、相手の立場になり考えることが大切だと感じました。
 また後半では、ゼミ内で二人一組のペアになり、対象者、商品企画などの提案を全て自分たちで考えプレゼンテーションし合い、どのチームの提案が1番良いか競いました。私たちのチームで1番重視したのは実現のしやすさ、そしてより多くの人にその商品を試してもらいたいということです。しかし、他グループの発表を聞き、発想力の凄さに驚きました。聞いている側もワクワクするような楽しい企画になっていて、インパクトが大きかったです。ゼミ活動を通し発表する機会を沢山設けてくださり、とても貴重な時間になりました。今回学んだことを今後の就職活動にも活かしていきたいと思います。

北川芹奈

 資生堂とのプロジェクトで自分たちでアンケートを採り、そこから結果、考察、提案と初めて社会に関わる経験をさせてもらいました。それらをするに至って、たくさんの学びと気づきが得られました。プレゼンテーションをする時、時間を考えながらたくさんの提案の中からどれをしっかり伝えて、注目してほしいのかとまとめる必要があるということ。そして、誰もがイメージのつきやすくてわかりやすい表現をする必要があるということです。この学びをしっかり頭に入れ就職活動にどう結びつけていくかがとても肝心になってくると気づかされました。
 私が高岡さんのお話を聞いていて、とても印象に残ったのがブランドには「意味」があるということです。ブランド名をつけて話すことで興味を深く持ってもらい、ポジティブなイメージをつける。これらの話をたくさん聞いて、就活準備をしている私にとって勉強になりました。
 ペアになり15分間という時間で提案をすることになって、時間の短さに驚きと焦りがうまれました。その中で提案する難しさやすぐに頭を回転させて考える力の厳しさがとても痛感できたと思います。けれど1位になり、「健康診断」というワードを出せて評価していただいたことは力になったかなと感じます。その経験をしっかり活かして、今後の活動の取り組み方を見直していこうと思います。このような貴重なお時間をいただき本当にありがとうございました。

岸田 渚

 12月18日(月)ゼミの時間内において、再び資生堂の高岡さんにお越し頂きました。今回は以前、寿山ゼミで考えた提案のプレゼンテーションとそれに対してのフィードバックを頂き、さらにペアでの企画案もさせて頂きました。まず、私達の提案のフィードバックとして、企画を通してもらう為には、まとめて分かりやすく端的に相手に伝える必要がある事に気付きました。
 例えば、分かりやすく写真や絵などを使い視覚で訴える・誰が聞いても理解できる言葉の選び方・難しい用語は補足する・実際にお客さんをイメージして考えるなどのポイントも教えて頂きました。企画を提案すると言うことは、何の為に、何について調べどのような結果・データが欲しいのか、という事をはっきりさせる必要があり、又KGI(目標達成)KPI(業績評価)など数字として表し、実現する為の方向性・具体性を明確にすることが大切であると学びました。
 そして、ペアでの企画案では20分程の時間で本当にやりたい企画をフィードバックで学んだ事を活かし発表させて頂きました。決められた時間で、さらに相手に自分たちの考えを分かりやすく端的に伝える事の難しさを改めて感じました。苦戦しながらも発表したところ、高岡さんにも寿山先生にも、現実味がありおもしろい企画など嬉しいお言葉を頂き、なんと企画案で1位になりました。高岡さんからプレゼントも頂き、私にとって多くの学びがあり、とても貴重なお時間となりました。高岡さん本当にありがとうございました。

込山 楓

 今回、資生堂プロジェクトを通してたくさんの貴重な経験が出来ました。高岡さんから企画やプレゼンテーションのお話を聞いて、話す時のポイントやアンケート調査の仕方など様々なことを学ぶことが出来ました。プレゼンテーションは、端的に分かりやすくまとめたパワーポイントを作ることが大事で、提案などをする時はたくさん提案して内容が薄くなってしまうのであれば、3つくらいに絞りその中に濃い内容を詰め込んだ方が効果的だということを学びました。
 また、視覚で訴えるのも大事で、写真などをつければさらに良いプレゼンテーションが出来るということも学びました。なので、これからプレゼンテーションを作る際はこのポイントを大事にして作りたいなと思いました。今回、学生を対象にアンケート調査を行ったんですが、何のために何について調べ、どのような結果が欲しいのかということを、ます最初に考えながらアンケート調査を行うことがとても大切だということを学びました。またアンケートを行う際にはこの点をまず考えて行いたいと思いました。今回、たくさん学んだことをこれからの就職活動などに活かして頑張りたいと思います。

針木妃菜子

 今回、資生堂の高岡さんに本学まで足を運んでいただき、私たちが提案する企画の説明を行いました。以前から、男子のスキンケアを提案する班、女子のスキンケアを提案する班の二つに分かれて内容を考えてきました。学内でアンケートを採り、その結果を踏まえた数値化、表面的だけでない、各質問項目その数値に至るまでの心理を考えてきました。提案内容も工夫を凝らしてきました。
 しかし、高岡さんの指摘から学生の私たちには及ばなかった視点がたくさんあることに気づかされました。パワーポイントでは、グラフや考察等、文字の羅列だけではなく、企画を通したいという熱意を伝えるため、写真を添付したり、言葉選びに気を付けること。実現内容が具体的、かつシンプルであること。そして、その企画に合わせた予算、そして利益を考えること(KGIからKPI につなげること)などが挙げられました。
 どれも、納得がいき、自分たちが足りていなかった視点だと痛感させられました。そして、これだけ多くのことを考えて行いながら、一つのプロジェクトを実行させると知り、その労力は計り知れないと思いました。今回の学びは、どれも貴重なもので、これから社会に出て仕事をしていくうえで役立つものばかりです。この学びをより早く実践につなげ、そして自分の経験を積んでいきたいと感じました。

山中貴大

 12月18日(月)に資生堂の高岡さんに来てもらい私達が考えた案に関してフィードバックや企画作成の方法を伝授してもらいました。特に、勉強になったことは、ブランド名
 と知名度は相反しているということです。私は、この講義を聞く前は消費者は、ブランド名が商品を選ぶ基準となっていることが多いと思っていたのですが、実際には、ブランド名ではなく売られている場所や店舗の雰囲気等中身が大切であるということを学びました。
 さらに、企画を作成するうえで、目的・目標を設定するKGI(需要目標達成指標)から企画を行う上でどのような利益が生まれるかを示すKPI(重要業績評価指標)の順序で考えることが大切であることを学びました。
 その他にも、グラフや図の結果をまとめるだけでなく、そこから何が言えるのかまで考察することが大切であるなど、短い時間ではありましたが沢山のことを学べ、今後に活かしていきたいと考えています。講義後半では、企画作成の方法を学んだことを活かしてペアワークになり企画を作成しました。
 そこでは、高岡さんから教わったように目的・目標から結果まで順序立てて企画を作成することを念頭に置き取り組みました。結果、スムーズに作成することができ、頭の整理もしやすかったです。最後に、お忙しい中貴重な講義をしに来て下さった高岡さんに感謝申し上げます。

池田菜見子

 資生堂の高岡さんがお越しになられてのゼミ。その中で吸収する事が多くありました。はじめに、男女企画のプレゼンテーションでは改めて基礎的な事から学ぶ事が出来ました。しっかりと具体的に先に繋がる提案、又考察を作るべき。そして「資生堂」というブランドだけでなく、マキアージュやエリクシール、ウーノといったブランドに目を向け考えるべきだ、と教えて頂きました。私は、女子班での調査でありましたが「資生堂」という名に固定してしまいその面が抜けていたと、改めて知る事ができ、改善したく感じました。パワーポイントの製作方法も改善し、より分かりやすく何を伝えたいのか具体的にしたいと考えております。
 又、ペアになっての企画案を作成する際、私はお客様の立場になり、わくわくして頂ける様な提案を作成致しました。決められた時間の中で、ペアで試行錯誤考える事で沢山の案が挙がり、発想力は欠かせないのだと感じました。win-winの関係で考える事、より良い企画を生み出す事は容易ではないと感じました。高岡さんに教えて頂いた事を参考にし、今後に活かしていきたいと考えております。

川邉実咲

 12月18日(土)ゼミの時間に資生堂の高岡さんに来ていただきました。今回女子班としてアンケートや考察、提案など様々な経験をさせていただきました。この資生堂さんとの共同プロジェクトは先輩方が繋いで頂いたもので、ゼミ選択の頃から楽しみにしていたものでした。そのため、全ての事を楽しみながら取り組む事が出来ました。
 私たちの年代がどのくらいの人が実際に資生堂を使っているのだろうという仮説から、アンケートを作成し、資生堂は高価というイメージが先を行き、安価なものもあるのですが、それを資生堂の商品と知らなかった。などの意見もアンケートから数字として見ることができました。
 また、最後の授業では、プレゼンのやり方などのアドバイスもいただき、社会に出てから役立つ事をたくさん教えていただきました。私たちが良いと思っていても、それは社会では通用しないという事も身に染みて実感する事ができ、もっとレベルの高い学生を目指そうと思うきっかけをも与えていただきました。私にとってこの資生堂さんとの共同プロジェクトは本当の学びと、とてもいい経験です。このように学生へチャンスを与えてくださった資生堂さんにとても感謝しています。

出田百恵

 このゼミが開催されるにあたり、私達は阪南大学生に向けて「日頃のヘア・スキンケア事情」をテーマとしたアンケートを男女別でとり、分析やそのデータを基にどの様にすれば認知度や売上の向上に繋がるのかを考えて来ました。当日のゼミでは、お忙しい中、資生堂企画統括部長の高岡様にお越しいただき、私達のプレゼンテーションを聞いていただきました。
 そして、そちらに対するアドバイスだけでなく、企画を考えるにあたりどの様な順序で考えていくのか、またそのポイントなどを、パワーポイントを使用し丁寧に教えていただきました。私たちにとって、こちらのお話は新たな課題となり、モチベーションの向上にも繋ったと感じます。
 特に、「相手が欲しい情報を考えること」や「相手への伝え方」などは企画を通す時だけでなく、就職活動を控えている私達にとってすぐにでも見直していかなければならない課題であり、良い気付きになりました。高岡様からアドバイスを頂いた後、もう一度各班で提案を見直す機会を頂いたのですが、教わったポイントに沿って企画を考え直していくと自分自身も更にイメージしやすい企画となり、考えていてとても楽しかったです。
 今思えば、資生堂プロジェクトが始動してから今まで、ワクワクする気持ちをひと時も忘れる事なく、とても活力に満ちた有意義な時間であったと感じます。お忙しい中、懇切なご指導くださった高岡様や寿山先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

神田彩海

 12月18日、資生堂企画部長高岡忠宏さんに阪南大学にお越し頂き、私たちの企画についての提案をプレゼンテーションさせて頂きました。今回、私たちは女性のスキンケアについてアンケートを作成し、学内アンケートでは300人もの方に協力していただきました。基礎化粧品に使える値段や買う時に重要視する事、認知度を測ったりと同世代の女性のスキンケアに対する意識を調査した結果から考察、企画の提案をしていきました。
 しかし、コンセプトが漠然としていた事から企画が少し甘いものになっていたものもありました。高岡さんからは企画を考案する流れをお話していただき、私たちの考案した企画を改めて見つめ直しました。ニーズを満たすことや目新しさは私たちが化粧品を買う際にも無意識に意識している事で、欲しいものや新しい物があると購買意欲が向上します。そのような点を企画する側はキャッチして心を掴むような提案をしなければならない困難さを改めて実感しました。高岡さんの貴重なお話を聞いて、企画する難しさを改めて痛感したと共に学びが沢山得られました。
 自分が企画をする立場になった際には教えて頂いたことを忘れずにターゲットやコンセプトを明確に顧客の心を掴む企画ができたらと思います。今回この活動を通して反省点も沢山ありましたが、日本を代表する資生堂との共同プロジェクトができた事で沢山の学びが得られ、これまでにない貴重な体験ができ、嬉しく思っております。今回学んだことを今後に活かし、力を発揮させていきたいと思います。