2017.7.21

2017年度ゲルフ大学留学体験記5:寿山ゼミ3回生

2017年度ゲルフ大学留学体験記5:寿山ゼミ3回生 北川芹奈

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の北川芹奈です。早いもので最後のタームになってしまいました。最後と聞くと残りのカナダ生活があと少しだと感じとてもさみしいです。私は残りの留学生活をもっと楽しみ、もっと英語を勉強していこうと思います。今回は「学校」「カナダ150周年」「メキシコ」についてレポートしたいと思います。

学校

 とうとう今回が最後のタームとなり、クラスは韓国人、中国人、日本人のクラスになりました。このゲルフ大学にたくさんのアジア人が英語を学ぶために留学しに来ているのだと感じました。クラスのみんなとてもいい人ばかりで、すぐに仲良くなりました。放課後遊びに行くこともあります。ボーリングに行ったり、ダウンタウンで一緒にご飯を食べたりしました。
 カナダに来てからの私は英語を話せるようになることに必死でした。ですが、今はさらに話せるようになることと、他に単語1つ1つの発音を気にかけるようにしています。例えば、日本人のrightの発音はlightに聞こえ、勘違いされることがあります。スピーキングとリスニングの授業ではそれらを教えてくれます。
 パソコンで自分の声を録音して先生に確認してもらいます。そこで自分はどの発音が出来ていないのかわかり、その単語の発音はコミュニケーションを取るときに気を付けて言うようになりました。ネイティブの先生や友達と話していて、状況によってどういう英語を使うべきか、自分の中で発見できる嬉しさがすごく大きいので、残りのカナダ生活それらをたくさん吸収していこうと思います。

カナダ150周年

 7月1日でカナダは建国から150周年を迎えました。カナダ各地で迫力ある花火が上がり、コンサートが開かれるなど、イベントやパレードが数多く開催されました。その日になると、国旗のTシャツを着ている人やフェイスペイントをしている人をたくさん見かけました。そして、街中がお祭りのようにとても賑やかになっていました。
 私はそんな中でナイアガラの滝を友達と見に行きました。カナダに行くなら必ず見に行きたかった場所です。写真では見たことありますが、実際に見るとそれを超える迫力でした。夜はライトアップがあり、昼と夜ではまた違う景色が味わえます。
 カナダの人はとても親切でフレンドリーに話しかけてくれるので、会話したりすることがとても楽しいです。私はこの日を過ごして、カナダの人々がいかに自分の国を誇りに思っているのか、またその日がカナダの人々にとっていかに大切であるかを感じ、改めていい国だと思いました。たくさんの人がいる中で自分が楽しめたことやこの貴重な150年という年に自分がカナダに滞在できたことをすごく誇りに思います。

メキシコ

 私は休みの日に友達とメキシコ、カンクンに5日間旅行に行きました。着いてから驚いたことがあり、現地の方に話しかけると、ほとんどの人がスペイン語を話してくるので、言葉の壁にぶつかったことです。けれど、ツアーを紹介してくれた夫婦に出会い、英語が話せるということで現地のことをいろいろ紹介してくれました。
 そのツアーで印象に残っていることが2つあります。1つ目はコバ遺跡に行ったことです。コバは規模の大きい、高さが42mあるマヤ遺跡です。世界遺産に登録されていないことから日本では知る人が少ないですが、徐々に認知度は上がっています。私はそれに登りました。頂上から見る景色は見渡す限りジャングルで、その中に1つコバ遺跡が埋もれています。周りは自然しかないのでとても心が和みました。
 2つ目はセノーテです。セノーテはユカタン半島の平坦な石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸の泉のことです。透明度は抜群で、太陽の光が水に差し込んでいました。その後、私はツアーを紹介してくれた夫婦と仲良くなり、カンクンを楽しめているか気にかけてくれたり、私が帰る日もわざわざ会いに来てくれたりと本当にいい夫婦に出会えたなと思いました。このメキシコ旅行は、いい出会いと自然に触れた5日間だったので、とてもリフレッシュできた旅行になりました。

 カナダ生活がもう残り1か月になりました。本当に早いです。カナダの人々はお互いの助け合いが日常茶飯事で、過ごしやすさは1番ではないかと思うぐらい居心地がいいです。自分の気持ちはさみしいとは別に焦りがすごく大きくなっていると感じています。焦りがあるということは、自分自身もっと変われるということだと思います。1つ1つの行動に自分を信じていこうと思います。

寿山教授のコメント

 半年間の留学ってあっという間で本当に早いですね。2月のまだ寒い冬に出発してから今はもう日差しの強い夏となりました。季節の変化とともに、毎月のレポートからは、人間的に大きく成長した様子が伝わってきて、大変頼もしく感じていました。いよいよ残り1か月、あとは悔いなく無事に過ごして帰国してもらえたらと願っています。