2017.6.23

2017年度ニューヨーク市立大学留学体験記4:寿山ゼミ3回生

2017年度ニューヨーク市立大学留学体験記4:寿山ゼミ3回生 渡辺祥子

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の渡辺祥子です。夏もいよいよ始まり、半年間の留学も残り約2か月となりました。ここまで来ればやはりもう少しで終わってしまうという気持ちが常に心にあり、少し寂しい気持ちと共に、一日一日を大切にしようと感じて生活をしています。今回は「学校」「Coney Island」「NY旅行」の3つのトピックについてお話しさせていただきたいと思います。

学校

 夏学期は2つに分かれています。そして1つ目がもうそろそろ終わりを迎えようとしています。今学期では人数が少ない分特に発音を集中して学ぶことが出来ました。今まであやふやにしていた、"R"と"L"の発音の違いから"TH"のサウンド等を始め、細かいところまで一人一人に丁寧に教えてもらえた気がします。ライティングやリーディングもとても大切ですが、日本人の苦手はスピーキングとリスニングのスキルを上げるには発音の違いを理解することが大切なのだと感じました。
 発音の授業を受けるようになってから約1か月経ちますが、ネイティヴとコミュニケーションを取る時、前まで伝わらないことが多かったことも、舌の動きや口の動きに注意して言い直せば伝わることも多くなりました。やはり、スピーキングとリスニングはやればやるだけ成果が見えやすく、コミュニケーションを更に密に取ること出来るのですごく嬉しいです。
 スピーキングに関してはたくさん話したい!という気持ちが増し、自分から話しかけることも多くなりましたし、同時に話しかけられることも多くなった気がします。今では他の大学に留学している阪南生と連絡を取る際も、できるだけ英語で話すように心がけ互いに高め合うことが出来ています。

Coney Island

 私はある週末にConey Island(コニーアイランド)に現地の友達と出かけました。Coney IslandとはニューヨークのBrooklynに位置している人気のスポットです。なぜ人気のなのかというと、ニューヨーク唯一のビーチとその向かい側に大きな遊園地があるという一度に2つのものを楽しめるからです。私は初めにビーチで遊び、夜に遊園地を楽しみました。ビーチと遊園地という私の大好きなものが1日に味わえるのは夢のようでした。
 またビーチには釣り場もあり、たくさんの人が釣りを楽しんでいたり、その向かいには屋台や様々な国の音楽を流したりと、1日とは思えないほど濃い1日を過ごすことができました。それから、ジャマイカの友達と遊びに行ったのですが、そこで流れているジャマイカンミュージックやジャマイカの言葉パッワなども教えてもらい、新たに多文化のことを学べてすごく楽しかったです。改めて私の視野はまだまだ狭く、無知の知を感じさせられました。

NY旅行

 同じく阪南大学のワシントン大学に留学している中川陽菜さんが3泊4日で旅行をしにNYに訪れてくれました。諸事情で1人でくる事になったので、まる4日間同じホテルに泊まり、私もまるで共に旅行をしに来たかのようにNYを堪能しました。その一部を紹介したいと思います。
 まずは、ダウンタウンにあるソーホー地区です。ここには様々なストリートアートがあり、街並みも綺麗でどこを見ても飽きません。写真を撮るスポットには最適で、私たちもたくさん写真を撮りました。そこにあるニューヨークチーズケーキがすごく有名というので試してみたら、想像以上に美味しくて本当に驚きました。お土産でたくさん持って帰りたいくらいでしたが、出来ないのがすごく残念です。
 そしてお待ちかねのブロードウェイのCHICAGOです。中川さんとは留学に行く前から観に行こうと約束していたので、実行できてすごく嬉しく思いました。CHICAGOは映画とは異なり、想像以上に笑いを誘うシーンが多くありました。カッコイイシーンと面白いシーン、どちらもオンオフがはっきりしていたので、中途半端にならず、客席まで巻き込む表現力はさすがだなと感じさせられました。いつもいる場所でも、タイムズスクエア、ブルックリン橋、ダウンタウン、全てが新鮮に感じれ、新たな楽しみ方ができた気がします。
 約4か月間過ごしてみて、本当に魅了的な街だとつくづく思います。とにかく人々は優しくて、よい意味で独立していて、周りに助けられながらも自分自身の意思で常に行動に移せることがすごく楽しいです。残りの2か月間もこの温かい、そして刺激的な環境で、より視野を広げ、弱点を克服し長所を伸ばしていけるように励んでいきたいと思います。

寿山教授のコメント

 世界一刺激的な街ニューヨーク、そこでの学び・遊びすべてがとてつもなく大きな影響力を持っていると思います。貪欲に自分を少しでも成長させたいという思いが伝わってくるレポートです。ニューヨークでの留学生活も残り少なくなってきましたが、その地でしか学べないこと、その地でしか身に付けられないことをもっともっとたくさん経験してもらいたいと思っています。