2016.3.24

鈴木大拙研究会Suzuki Daisetsu Colloquiumを開催しました

鈴木大拙研究会Suzuki Daisetsu Colloquiumを開催しました

 本学の産業経済研究所外国研究者短期招聘制度により、リチャード・ジャフィ氏(デューク大学)をお招きし、「鈴木大拙の仏教思想とその西洋との接触に関する研究」というテーマで、2016年2月〜3月にかけて共同研究を行いました。西洋に仏教を伝えた思想家として知られる鈴木について、彼の仏教思想が西洋に与えた影響と、彼が西洋思想から受けた影響を、ジャフィ氏とともに研究することを目的としています。
 2016年3月2日、研究成果報告の一部として、キャンパスプラザ京都にて「鈴木大拙研究会」(Suzuki Daisetsu Colloquium)を開催しました。ジャフィ氏の報告のあと、末木文美士氏(東京大学・国際日本文化研究センター名誉教授)のコメントをいただきました。また、吉永進一氏(舞鶴工業高等専門学校教授)にも、会場には参加できなかったもののメールによるコメントをいただきました。守屋は司会・通訳を務めました。ジャフィ氏には、最近出版された、英語の『鈴木大拙選集』(Selected Works of D.T. Suzuki , University of California Press)の第1巻・禅を中心に、選集を編集するに至った経緯、研究の方法論、さらに思想史的な意義について、報告いただきました。鈴木に造詣の深い末木氏と吉永氏から、多くの示唆に富んだコメントをいただいたことで、日米双方の視点から、多面的に鈴木の仏教思想を捉え直す議論が交わされました。
 参加者は約20名で、京都だけでなく名古屋、東京、金沢からもお越し下さり、質疑応答の時間が足りなくなるほどでした。司会・通訳の不手際で申し訳なかったのですが、若手とベテランの研究者が交流する場を提供できたようで、喜ばしく思います。