賀川 真理

プロフィール

国際コミュニケーション学部 国際コミュニケーション学科

賀川 真理 (カガワ マリ)

 大学に入って何をすべきか。それは、自分の将来に向けてのレールを敷くことである。同時に人脈を築き、世の中には自分とは違う、色々な価値観を持った人がいることに気付くことではないだろうか。
 2011年の東日本大震災では、何人かの友人が外国から心配してメールや手紙をくれた。いずれも、私が日本人であることを覚えていてくれた人たちからである。私もアメリカの大学でラティーノについてやカリフォルニアの政治、スペイン語などを学んでいるときに、メキシコやパキスタン、カンボジア、アルメニア出身者らと知り合ったので、彼らが今どうしているのかと気にかかることがある。日本人を父に持つ日系アメリカ人の学生が、「なぜ寡黙な父とおしゃべりな母が一緒になったのかわからない。」と不思議がっていた。その彼女には、「私の父も多くを語らないが、その言葉には重みがあり、今でも心に残っている。」と伝えた。
 多くの人と出会い、様々なことにチャレンジして、豊かな学生生活を送ってください。


職名 教授
出身地 横浜市
出身校 慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程 博士(法学・慶應義塾大学)
担当科目 国際関係(アメリカ)、比較政治文化論
研究テーマ
  • アメリカ(特にカリフォルニア州)の政治
  • アメリカの移民政策
主要業績
  • 『カリフォルニア政治と「マイノリティ」—住民提案に見られる多民族社会の現状』(阪南大学叢書) 不磨書房、2005年
  • 『カリフォルニア政治とラティーノ—公正な市民生活を求めるための闘い』晃洋書房、2011年
  • 「カリフォルニア州におけるドリーム法の成立に関する一考察」久保文明、松岡泰、西山隆行、東京財団「現代アメリカ」プロジェクト編著『マイノリティが変えるアメリカ政治—多民族社会の現状と将来』NTT出版、2012年
  • 「カリフォルニア州における隔離教育の終焉 ─メンデス裁判と日系人社会との接点─」『阪南論集. 社会科学編』第51巻1号、阪南大学学会、2015年10月
  • 「アメリカ政府による日系ラテンアメリカ人の強制連行と戦後補償—市民自由法制定から30年を経た今、点から線へ(前編)」『阪南論集・社会科学編 』第54巻第2号、阪南大学学会、2019年3月
  • 「アメリカ政府による日系ラテンアメリカ人の強制連行と戦後補償—市民自由法制定から30年を経た今、点から線へ(後編)」『阪南論集・社会科学編 』第55巻第1号、阪南大学学会、2019年10月
                        

※その他の研究業績については、下記「researchmap」(国立研究開発法人科学技術振興機構)で公開している研究ページをご覧ください。

researchmap

e-mail kagawa@hannan-u.ac.jp

新着情報

一覧

Plaza de Comunicación(プラサ・デ・コムニカシオン)

賀川ゼミ卒業生からのメッセージ

賀川真理教授 お勧めの一冊

F・Scott・Fitzgerald, The Great Gatzby (日本語では『華麗なるギャッツビー』として、新潮社から翻訳が出ています). アメリカ社会の華やかさ、複雑さが実感でき、また冒頭の「父からの言葉」に共感しました。

海外語学研修の様子

2015年レポート

2015年8月23日、国際コミュニケーショ学部の授業「海外語学研修(アメリカ)」における夏期海外研修のため、アメリカのサンディエゴに来ました。初日は、日本時間の早朝にこちらに到着したのですが、空港から出るや否や、La Jollaにある語学学校に直行し、直ちにレベル分けのテストに取り組みました。そしてテストが終了すると、迎えに来て下さっていたホストファミリーと初めて対面し、各家庭に帰っていきました。

2014年レポート

今年も海外語学研修の一環として、アメリカのシアトルに行ってきました。学生たちは夏期休暇中の2014年8月22日から9月16日まで、事前に考え抜いたプランに従い、ホームステイをしながらワシントン大学での授業を受けたほか、現地の高校や難民センターの訪問、ボランティアをするなどを通じて、アメリカの様々な側面に触れることができたと思います。

賀川真理教授の趣味

人や犬とのコミュニケーション能力を高めるための犬の散歩。
ただし犬の名前は30頭近くインプットされていますが、飼い主の苗字まで知っているのは…
ほかにも、究極のおいしいもの探しとドライブ。