2021.2.2

大島ゼミ グローバル研修プログラム「シンガポールスタディツアー企画に挑戦」

産学連携先:株式会社旅工房

 流通学部の大島ゼミ2回生はキャリアゼミの活動として、グローバル研修プログラム「シンガポールスタディツアー企画に挑戦~日本の学生視点で巡るシンガポールでのスタディツアーを企画する~」に取り組んでいます。
 グローバル研修プログラムとは、「海外でのビジネス体験を目指す学生を対象として、業界知識、業界業務の習得を行い、限られた時間で自らの課題を設定し、実行していかに成果を出せるかに挑戦する事で、将来に役立つグローバル人材力を習得する」ことを目的とした大島ゼミだけのオリジナルプログラムです。
 そして、今回のミッションは、学校や法人向けに、アカデミック研修プログラムやグローバル人材研修プログラムをコーディネートする旅行会社の株式会社旅工房と連携し、シンガポールのスタディツアーを企画するというものです。スタディツアーとは、一般的な観光旅行とは異なり、視察や共同作業、国際協力や交流などを通して「学ぶ」ことを目的としたツアーです。
 12月15日の授業では最終報告会を開催し、半年間かけて完成させたツアー企画を発表しました。
  • 2ヵ国行けちゃう!シンガポールで学校交流&マレーシアでホームビジット(南澤里奈、高山夕夏、山神歩美、泉谷知)
  • 一流ホテルで学ぶ!ホスピタリティづくしスタディーツアー(元木優夏、藤原桃子、江藤楓花、小川優花)
  • 食が抱える問題ついて考えよう~in シンガポール~(中川まなる、水越咲希、淡優太)
  • シンガポール農業を学ぼう!!(堀川響、西田凌輔、川原桜太)

学生活動状況報告

流通学部 2年
江藤 楓花

 前期はオンラインのみの授業で同じゼミでも顔合わせが難しい状況でしたが、後期は準備期間を中々効率良く利用できず少し大変でしたが、このプレゼンを通して初めてゼミとしての活動を本格的に始める事ができ、ゼミの子とコミュニケーションを取る事ができ嬉しく思いました。また実際に企業に勤めている方々に自分たちが一から考えて作成したプレゼンを聞いてもらって良い所・悪い所や改善するためのアドバイスをもらったりと、とても貴重な経験が出来ました。要望としては今後機会があればフィールドワークや海外研修などの色々な活動に取り組み幅広いジャンルを学び、学生としての経験をより積んでいきたいなと思います。

流通学部 2年
小川 優花

 今回のグローバル研修プログラムでは、グループで取り組むことや自分たちが一からツアーを企画しなければいけないなど、初めてのことが多くて最初は何から手を付けていけば良いのか戸惑ってしまうこともありましたが、最終的にグループ全員で協力して完成することが出来たので良かったし、とても勉強になりました。今回のプログラムは実際に旅行会社に勤めている方に協力してもらって進めていったので、専門の方から意見を貰えるのはとてもありがたかったし、旅行業界のことを知ることが出来てとても良い経験となりました。しかし自分たちが作ったツアーは他のグループと比較すると内容の深掘りが出来ておらず詳細があいまいだったので、今後のプロジェクトでは今回の反省点も踏まえてより良い提案が出来るように頑張っていきたいです。

流通学部 2年
高山 夕夏

 グローバル研修プログラムをを終えて、成長できた部分やあらたに課題が出てきて考える機会となりました。難しい部分や、時には何をしたら良いのかなどグループの間でも足踏みが続く時も多くありましたが、最後の発表までには、アイディアがうまくまとまりチームで協力しながら取り組むことができました。他のグループの発表を聞くことで参考になる部分は多く、与えられたテーマは同じでも内容が全く違うかったのでとても面白かったです。

流通学部 2年
淡 優太

 グローバル研修プログラムを通じて実際に旅行会社という職業を体験することができて、貴重な経験になりました。ツアー企画を考えることは自分にとってしんどい部分もありましたが、楽しみながら考えることができました。二ヶ月間ですが、ツアー企画の難しさを痛感しました。色々な視点から物事を考える重要性を知ることができ、これからのグループワークや仕事でもも活かしていこうと思います。また、グループで一つのツアーを企画するということが良かったと思います。自分はグループ活動が今までしたことがなかったのでメンバーと意見が違う所などでお互いが納得できるようにすることの難しさ、足並みを揃えることの大切を体験することができ、良い経験になりました。

流通学部 2年
中川 まなる

 ゼミ内、チーム内での交流がほとんど無い状態での後期スタートで、尚且つ自分たちが計画したプランも課題だらけで作業が思ったように進まず、戸惑うことも多かったです。しかし、進んでいくうちにチーム内の緊張感も解れ、お互いに協力的になっていくことができ、プランもより良い方向に進んでいきとてもやりがいを感じることが出来ました。また、自分たち以外の発表を多く聞けたことも、とても勉強になったと感じています。特に先輩達の発表では、着眼点から「流石先輩だなぁ」と思えるものばかりで、本当に凄いと思いました。私も今後の活動を通して、そのようなアイデアを生み出すことの出来るような先輩に、なっていきたいと思います。

流通学部 2年
藤原 桃子

 今回のグローバル研修で、私はとても多くの事を学ぶ事ができこれからのゼミでの取り組みに活かせたらいいなと思いました。このプログラムを進めている時に1番積極性の大切さを知るのができました。今回のプロジェクトが始まった時、ターゲット層等がなかなか決まらずあまり話が進みませんでした。後日資格講座でブレインストーミングというそれぞれ自由にアイデアを出し参加者同士で刺激を与えあったりでき、クリエイティブな発想を促す事ができる会議手法があることを知りました。すぐに結論を出さず、質にこだわりすぎず、アイデアを1つにまとめ、自由な発言ができる場を設けて会議をするというブレインストーミングであれば、議論が活性化して意見も早くまとまるのではないかと思いました。

流通学部 2年
水越 咲希

 グローバル研修プログラムを通して、自分の考えを自分の言葉でメンバーに分かりやすく伝えること、一人一人の意見を引き出しまとめることの難しさを学びました。また、新しいツアーを企画する際はしっかりと計画を立てること、現地の情報を詳しく調べることが重要であると感じました。またツアー企画の考え方や料金の設定方法など、実際に旅行会社で働く岩崎様から教えていただくことができてとても勉強になりました。今回スタディツアーを企画するにあたって、初めてのことばかりで想像よりも難しく苦戦し悩むこともありましたが、なかなかできない貴重な経験ができて本当に良かったです。ありがとうございました。

流通学部 2年
南澤 里奈

 今回私はやったことのないリーダーに思い切って立候補しましたが、企画完成を目指してグループをまとめるという点でいい経験をすることができたので、立候補してよかったと思いました。
 私たち旅行チームは0から1を作るという企画で、最終的にどうなるのか初めは全く想像できず不安でしたが、メンバーと協力できたおかげで、最終報告会では企画を上手くまとめて発表することができました。
 1回生の時はゼミ内や学部内でしか企画を発表することがなかったのですが、今回は実際に働いている方の意見も聞くことができたのでとても参考になりました。
 今回のグローバル研修プログラムで良かった点は今後の活動につなげ、悪かった点は改善できるように得た経験を活かして取り組んでいきたいです。

流通学部 2年
元木 優夏

 このグローバル研修は本当にメンバーに恵まれていたと思います。江藤さんとは初対面ではじめは距離感がありましたが、みんな回数を重ねるごとに距離が縮まり良い雰囲気になっていったと思います。はじめは何から手を付けたらいいのか分からない上に、みんな優柔不断で提案の基礎が決まるまでかなりの時間がかかってしまいました。そんな中、みんながたくさん意見を出してくれたのはとても嬉しかったです。最終発表前は夜遅くまで詰めて行うほど時間に追われてしまいましたが、みんな大変な中、一緒に頑張ってくれたことに感謝します。今回は、化粧品チームとの交流がほとんどなく、まだ一度も話したことのない子がいているので、全員と交流できる機会があればいいなと思います。

流通学部 2年
山神 歩美

 他のゼミでは出来ないような、ツアープランを1から考えるという経験は自分の成長の糧となったと感じています。グループで取り組むことや、ツアープランの具体的な内容を考えることなどの難しさを実感しました。大変でしたが、自分自身を高めることが出来たのは確かやと思っています。必死に食らいついて取り組んで良かったです。勉強になることばかりで、すごく良い経験が出来ました。このような機会を作っていただき本堂にありがとうございました!3回生のゼミでも精一杯頑張ります!!

流通学部 2年
泉谷 知

 グローバル研修プログラムを通して、一つの視点ではなく多方向からの視点で物事を見れるようになりました。ゼミの目標でも「一つの視点ではなくたくさんの視点で見れるようになろう」とあり、これができるようになったのは大きな成長だと思います。しかし、知識や想像力がまだまだ不足しているので、これからもしっかりと勉強をして、より良い提案ができるように努力していきます。3回生のゼミでは就活が始まるので、社会人として必要な知識などを得てグループワークなどを通して実践し、就活で勝てる人間になりたいです。

ゼミ集合写真

参加学生一覧

川原 桜太、西田 凌輔、堀川 響、泉谷 知、江藤 楓花、小川 優花、高山 夕夏、淡 優太、中川 まなる、藤原 桃子、水越 咲希、南澤 里奈、元木 優夏、山神 歩美

連携団体担当者からのコメント

株式会社旅工房
横浜みなとみらい支店 統括マネージャー/支店長 岩崎 早弥香 様

 コロナ禍の不自由な中、オンライン講義と言う形でシンガポールスタディツアーを企画してもらいました。
 難しい課題にもかかわらず、課題内容を熟知しチーム一丸となってオリジナリティのある素晴らしいツアーを企画してくれたと思います。
 本来であれば実際に現地へ赴き、自分たちの企画したツアーを体験し、新たな知識・体験を得ることを目的とした学習プログラムですが今現在はそれがかないません。
 近い将来、シンガポールを訪れて自分たちの目で見て肌で感じる機会を設けて頂きたいと感じています。
 現在、旅行・観光業を取り巻く環境は大変厳しいですが、いつの日かまた自由に海外渡航ができる日が訪れると信じて我々旅行業界の人間は日々奮闘しています。
 多くの人に喜びと感動を与える旅行・観光業に多くの学生の皆様が興味を持っていただけることを願っております。

教員のコメント

流通学部 大島 知典 准教授

 コロナ禍にあって海外研修や国内フィールドワークが制限され、当初の予定から大幅な変更を強いられましたが、オンラインでのグローバル研修プログラムを何とか終えることができました。学生の皆さんににとっては我慢の1年だったかと思いますが、このキャリアゼミ活動を通じて目覚ましい成長を遂げることができたのではないでしょうか。特に、授業時間外に自身のタスクをこなしたり、オンラインミーティングを開催したり、大学に集まってプレゼンテーションの準備をしたりと、熱心に取り組む姿勢については企業の方々も非常に高く評価されていました。今回、実際に企業から提示された課題を右も左も分からない状態で取り組み、ある意味でゴールも正解もないので相当苦しまれていましたが、最後まで本当によく頑張ったと思います。