2018.10.10
プロから学ぶ観光土産のブランディング戦略
活動テーマ:地域の特性を活かした商品企画を通じて地域づくりについて考える
産学連携先:熊野本宮観光協会
産学連携先:熊野本宮観光協会
流通学部の大島ゼミ2回生は、和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮観光協会と連携して、「地域の特性を活かした商品企画を通じて地域再生を考える」をテーマにキャリアゼミ活動を行っています。その一環として、観光土産のプロデュースと研究で活躍されている近藤祐二先生をお招きし、観光土産の企画手法についてお話を伺いました。そもそも観光土産とは何かという話題提供に始まり、日本独自の文化である観光土産の成り立ちと商品の変遷について説明していただきました。そして、旅行者の観光土産消費行動を確認した上で、観光土産メーカーのブランディング戦略とトレンドについて、最新の事例を交えてわかりやすく解説していただき、「地域の特性を活かし、旅行者に選ばれる」観光土産の企画手法について学ぶことができました。私たちは、田辺市本宮町の地域特性を活かした商品企画に取り組んできました。今後は近藤先生から教えていただいた実践的な知識やスキルを活用して、より実現性が高く、説得力のある提案ができるよう努力していきたいと思います。
流通学部 2年生 岩田 紗和
学生活動状況報告
近藤先生からはビジネスの現場で実践的に活用できる様々なフレームワークを教えていただきました。例えば、A・F・オズボーンの発想法「オズボーンのチェックリスト」は、新商品を企画する際のアイデア抽出に活用できるフレームワークで、その後のグループワークで僕たちも実践してみました。また、観光土産のブランディングでは、「異種のカテゴリー商品に観光地の真正性を担保すること」が重要であることが印象に残りました。京都の土産菓子と言えば和菓子を連想しますが、近年では洋菓子という異種のカテゴリー商品が注目されています。例えば、「京ばあむ」や「茶の菓」は、洋菓子でありながら京都産の上質な素材と技によって京都の真正性が表現されているそうです。今後、旅行をしたときには、近藤先生から学んだ知識を活かして、今までとは異なる側面から観光土産を観察してみたいと思います。
流通学部 2年生 中村 斗洋
参加学生一覧
奥 毬菜、亀本 彩乃、坂上 真夕、諏訪田 実也、岩田 紗和、太田 悠真、岡田 和也、斉藤 翼、阪上 大輔、佐藤 新、谷井 悠也、中多 茉那、中辻 颯、中村 斗洋、平野 央