2016.6.17

神戸ファッション美術館を見学して、ファッションの歴史を学ぶ!

神戸ファッション美術館を見学して、ファッションの歴史を学ぶ!

 流通学部大村ゼミは、将来ファッション分野でリーダーとなる人材養成を大きなフラッグとして掲げ、ファッションブランド価値やファッションビジネスに関するさまざまな研究活動をおこなっています。

 2016年5月24日(火),大村ゼミ2年次生は,コース連携ゼミである西口ゼミと合同で,ファッションをテーマとした日本初の施設として有名な神戸ファッション美術館でインサイト・フィールド・リサーチを実施しました。ファッションビジネスを目指すゼミたちには、先ずファッションの歴史的変遷を知ることが活動のスタートとなります。今回は、美術館の特別展(こどもとファッション—小さな人たちへのまなざし)から中世〜現代に至るファッションスタイルを展示した常設展まで、学芸員中村圭美様に随行していただき、興味深い内容を分かりやすく解説していただきました。さらに一般公開していない貴重なコレクションを集めた資料室を見学し、専門書28,000冊もあるライブラリーでの書籍探索など、見どころ満載のフィールド・リサーチでした。
 その後は、恒例のイタリアンレストランで、合同懇親会が始まります。各ゼミ長の挨拶からスタートし、美味しいバイキング料理がアッという間に消えていきます。初めての顔合わせを兼ねた懇親会でしたが、将来への共通する目標を持つ学生たちですから、直ぐにフレンドリーに話題が弾んでいきます。今後のゼミ生たちの成長が楽しみになってきます。

見学スナップ

  • 先ずは、全員集合です!

  • 特別展「子供とファッション」

  • 学芸員から見どころポイントを聞きます。 

  • ライブラリーには専門書も多くあります。

  • 資料室では真剣な表情で説明を聞きます

  • 貴重な資料が満載!

  • 貴重な資料は手に触れることもできます。

  • レストランでの懇親会がスタート!

  • バイキングだから、どんどん食べましょう。

  • ゼミ生たちが一つにまとまっていきます。

イタリアンレストラン“IL ARTISTA”の皆さんには今回も大サービスしていただきました。感謝です!

感想 神戸ファッション美術館を見学して

流通学部2回生(大村ゼミ)赤尾 瑞希

 今回の美術館訪問で一番に感じたことは、“原点に返る”とういことの大切さです。私たちは今、大量生産されている既製服を自分の好きな色やバランスで組み合わせて着ています。しかし、その既成服には起源があります。そのことを、神戸ファッション美術館で改めて感じることができました。今、私たちが着ている服はファッション性と機能性のどちらも重視され、ましてや「おしゃれは我慢」という言葉を耳にしたことがあるぐらい、ファッション性を重視している若者も多いです。しかし、洋服の起源を見ていくと気づくのは、身を守るための服、もしくは階級や職業を区別するための服ばかりで、洋服が誕生した時代の人々はいま私たちが生活するうえで身にまとう洋服のファッション性の高さに驚くのではないかと思いました。けれども、時代は一続きになっており、今あるアウターのほとんどが軍服からつくられているということなどがその証明です。
 また、資料展示室で洋服の原点となる生地をたくさん見ました。数えきれない種類の柄や素材の生地が収集されており、あの小さな資料展示室だけであれほどの数の生地があるならば、世界各国には考えても到底追いつかないほどの種類の生地があると思います。そこからアウターやトップス、ボトムス、バッグからシューズまで各種のアイテムがつくられています。そう考えていると、私がいま見ている世界なんて、ちっぽけでつまらない、損をしているとまで思いました。おしゃれになりたいのなら、まずは洋服の原点となる生地をたくさん見ることが必要であることに気がつきました。心斎橋筋の商店街には、生地屋さんがあります。いつも店に入っているのは年配の方々で、私はそっちには目もくれずにZARAに入ってしまってますが、これを機に一度その生地屋さん立ち寄ってみようと思っています。
 そして、神戸ファッション美術館の図書館ではPARIS、MILAN、LONDON、NEW YORKの2016-17秋服コレクションのスナップ集を見ました。各ブランドが流行をおさえつつ、自分たちのブランドの色をだし個性あふれるスナップがたくさんのっています。私は、いつも“デザイナーと呼ばれる人たちの頭の中はどんな感じなんだろう”と洋服を見るたびに思います。私が今まで見ていた雑誌はすべてベーシックです。愛媛の高校生だった自分は、モードのファッションを見ても何も感じることができませんでした。しかし、大学で大阪に上京しファッションの勉強をし、アパレルのアルバイトをするうえで、モードの素晴らしさに気づきました。デザイナーは常に新しいものを追及する。ファッションの最先端はニューヨークと言いますが、私は各国のデザイナー個人だと思いました。

流通学部2回生(大村ゼミ)高林 莉沙

 先週はゼミ活動で神戸ファッション美術館へ行きました。最初はライブラリーを見学しました。たくさんの本や雑誌が揃っていました。またきちんとファッションの中でも分類されて置かれていたので、見やすく分かりやすかったです。これまで見たことのない本や、外国でしか売っていない本など珍しいものが多くてすごくワクワクしました。特に私はシャネルの本を何冊か読んだのですが、同じシャネルでも全く内容の違う本でレパートリーがすごく豊富で、もっとたくさん読んでみたいと思いました。
 資料館では服の生地がすごくたくさん置かれていました。どの生地も全く違う柄や触り心地で同じ形で服や小物を作っても全く違うものができると思うとすごいと思いました。そして今流行っているファッションやみんなが身に付けているようなものは、もっと昔からあるということや、それをヒントにしたものが非常に多いと改めて感じました。ファッションは本当に歴史があって今があると改めてわかりました。
 作品展では今回特別に見ることができた、昔の西洋の幼児服の展示も見学できました。驚いたのは子供の服なのにデザインや造りが大人の服とあまり変わりがなく、大人の服をそのまま小さくしたようなデザインだったことです。また戦前のモンペや下駄を身に付けているような日本人も、一箇所だけ外国から来たファッションを取り入れている写真があって、その時代から日本では海外の衣類や小物を身に付けオシャを楽しんでいたことがわかりました。そうして、今普通にみんなが普段着ているような洋服などにたどり着いたと思うと、日本ではまだまだ最近のことだと感じました。
 今回神戸ファッション美術館へ行って知らなかったことが本当にたくさんあってすごく勉強になりました。改めてもっとファッションに関して興味が湧いたし、もっと勉強しようと思います。私にとって、すごくいい刺激になりましたし、ひとつひとつ丁寧に説明してくださった神戸ファッション美術館の方々に感謝したいです。ありがとうございました。

流通学部2回生(大村ゼミ)松本 京子

 ゼミのフィールドワークで神戸ファッション美術館に行きました。まず始めに図書館に行きました。図書館にはファッションに関係する資料や文献、パリコレのファッションショーのDVDやアクセサリーなんかも販売していました。入ってすぐ世界に900冊しかないVivienneの90×64センチ、重さ25キロもある巨大な本がありました。中にはヴィヴィアン本人のサインが書いてあり、すごく貴重な資料を拝見することができました。
 次に普段入ることができない資料展示室に行きました。資料展示室では生地や図案、製品がたくさんあり、その中でも寺田哲朗さんという方の手書きの図案がとても印象に残っています。本当に手書きかと疑うくらい、細かいペイズリー柄やきちんと左右対称のオルテガ柄など何一つかぶらないデザインの豊富さと発想力にとても心惹かれました。生地は西洋と日本のモノがあり、日本の織物の技術の高さにびっくりしたのと、まだまだ日本の文化や技術の高さを全然知らないのだと実感しました。コレを機に繊維やテキスタイルもすごく面白そうだなと興味が沸き、勉強してみようと思いました。ほかにもマリンアイテムや国ごとの軍服などが置いてあり、貴重なモノがたくさん見れました。
 常設展では18~19世紀ロココ時代のファッションの成り立ちから、その時代の文化に合わせたデザインや環境変化や生活に合わせドレスの裾をかえたりボリュームを出したりなど変わっていく様子がとても分かりやすかったです。18~19世紀のコルセット時代は想像していたよりもウエストが細く、現代では病的な細さと言っていいくらい細かったです。締めすぎて気絶する人がいたと聞いて、そこまでするくらいその時代の人は意識が高かったのだと思いました。「おしゃれは我慢」というのは現代も昔も共通する事なんだとわかりました。ほかには西洋の産業革命後のファッションプレートという雑誌みたいものも見ることが出来ました。ファッションプレートには洋服だけでなく、おもちゃやインテリアなども細かく描かれていて、その時代のライフスタイルがわかるようになっていました。その時代からファッションもライフスタイルの一部だったことが理解できました。
 今回見学して、自分の中でのファッションという分野の視野がとても広がりました。ファッションといっても香水やメイク、インテリア面から関わることも出来ます。大村ゼミではマーケティングという面からファッションのことについて学んでいますが、+α自分でテキスタイル関係だとか、その国の文化を一から学んで知識を増やす事ですごく自分の強みになると考えました。その為には、たくさん本や新聞を読んだり、色彩などの資格を取得したりするなどを目標にし、残りの大学生活を意味あるものにします。

流通学部2回生(大村ゼミ)松本 健太郎

 まず、初めに神戸は、自分の中でオシャレな感じの街というイメージがありました。今回ゼミ活動でファッション美術館に行かせてもらうということで、自分の中で、とにかくファッションの知識を見て感じて吸収したいと考えていました。実際に見学して感じたことは、ファッションの歴史を考えることによって、現代の新たなファッションにつながると感じました。その理由は、特別展示「こどもとファッション—小さな人たちへのまなざし」を見て思いました。18世紀後期のヨーロッパの子ども達のファッションというのは、とても高級感があり、鮮やかな色合い、デザインになっていて、とても感銘を受けたというか、こんなにも生地がよく個性豊かな服が存在していたのかと強く感じました。一つひとつのファッションが僕たちに何かを伝えようと表現しているような感じを受けました。特別展示ということで、とても貴重な見学となりました。特別展を見て、歴史、当時の子どもの着ていた服装などをしっかりと知ることにより、自分の知らなかった新たな感性に出会えた気がしました。
 また、神戸という街は、港街ということで、特別に入れさせてもらった資料展示室には、港街ならではのマリン柄のジャケット、ネクタイなどがとても印象的でした。その場所にあった柄、そして歴史を感じることができました。生地のデザイン、触った感触というのは、この先、経験できないと思います。
 この神戸ファッション美術館は、ファッションの知識や歴史を学ぶだけでなく、自分の知らないファッションの世界に来たという感じがしました。図書館は、ただのファッション雑誌が置いてあるわけではなく、外国の雑誌、そして、ファッションの魅力を伝えてくれる本、誰が行って見ても引き込まれるような雰囲気の図書館でした。今回、美術館で見たもの、感じたことを忘れず勉強していきたいと思うことができました。