2017.6.30

神戸ファッション美術館研修を通して、ファッションの本質を知る!

神戸ファッション美術館研修を通して、ファッションの本質を知る!

 流通学部大村ゼミは、将来ファッション分野でリーダーとなる人材養成を大きなフラッグとして掲げ、ファッションブランド価値やファッションビジネスに関するさまざまな研究活動をおこなっています。

 2017年5月30日(火),大村ゼミ2年次生は,ファッションをテーマとした日本初の施設として有名な六甲アイランドにある神戸ファッション美術館でインサイト・フィールド・リサーチを実施しました。大村ゼミは全員がファッションビジネスを目指す学生が集まってます。学生たちは、ファッションの歴史的変遷を知ることから、将来の夢に向かってのスタートとなります。今回は、美術館の常設展である中世から現代に至るファッションのスタイリングの変化を学芸員中村圭美様から分かりやすく解説していただきました。さらに資料室では、一般公開されていない貴重な数々のコレクションを見学し、さらに付設のライブラリーではファッションにかかわる専門書28,000冊から好みの書籍探索など、豊富なメニューから新たな体験をしたことでしょう。
 その後は、恒例のイタリアンレストランで、自己紹介から始まる懇親会となります。美味しいイタリアン料理のバイキング料理がアッという間に消えていきます。将来への共通する目標を持つ学生たちですから、直ぐにファッションの話題が弾み、あらためてゼミの一員としての自覚が芽生えたと思います。今後のゼミ生たちの成長が楽しみです。

見学スナップ

  • 先ずは、全員集合です! 

  • 学芸員から研修ポイントを聞きます。

  • ファッションの歴史を学びます。

  • 資料室では昔の生地見本に驚き!

  • 貴重な資料が満載! 

イタリアンレストラン“IL ARTISTA”での懇親会

<感想> 神戸ファッション美術館を見学して

流通学部2回生 有馬 優里

 今回ゼミでリサーチした神戸ファッション美術館はこれまで一度も行ったことがありませんでした。美術館は、想像していた以上に大きな建物で、特にエントランスの大きさに驚かされました。館内に入ると、開館当初からの多くの展覧会のポスターが壁一面に飾られており、どれも個性豊かでそれぞれのテーマがポスターからあふれでており、映画ポスターと似てるなと思いました。次に、常設展示は、年代ごとの特徴的なファッションが、それぞれ特別注文のマネキンにドレスを着せて展示されており、非常に理解しやすかったです。想像以上に昔のドレスが可愛かったことに感激しました。例えば、胸下にリボン結びでベルトされてあったり、ハイウエストのドレスや、背中のデザインとかもクロスになっていたり、生地のデザインや色使いなどが、どれも新鮮で大きく刺激を受けました。現在の流行ファッションも、昔とよく似たデザインのドレスや洋服があり、歴史は繰り返しまわり続けているんだなと実感しました。1710年代のマネキンには、当時流行のヘアメイクを強調したスタイリングでしたが、個人的にはなんて可愛いんだろうと思いました。同じ場所に展示されていた洋服ではないのですが、まち針90万本で制作され、大きな額に入った絵が展示されており、その発想と出来栄えのクオリティーの高さがすごく印象的でした。他にも竹下夢二作品が特別展エリアで広く展示されており、この時に初めて竹下夢二を知りじっくりと見ることができました。女性好きらしく、すべて女性の絵が展示されていて、その女性が着ていた着物のデザインがすごくモダンで、ポージングとかも日本人の女性らしく表現されていたのが印象的でした。
 ライブラリーでは、初めて海外のファッション誌を見て、日本誌と違う雰囲気やブランド、モデルが全然違うことに驚き、もっと多くの種類の海外雑誌を読んでみたいと思いました。
 今回のフィールドリサーチで更にファッションの魅力を感じることができ、ますますファッションが好きになりました。これからプライベートでも行きたいなと思いました。

流通学部2回生 渡辺 里奈

 5月30日、ゼミ活動で神戸ファッション美術館を訪れました。ファッションは私も知らない数々の歴史があり、その時代ごとに形、デザイン、生地が大きく異なっていることが分かりました。例えば、デザインはコルセットからハイウエストへ、生地はシルクからコットンへと変化していきました。このコルセット時代についてはブランドマーケティングの授業で勉強したことがありました。想像をはるかに超える51センチというウエストの細さに驚きました。確かにウエストを細く見せるという考え方にはとても賛成で、より綺麗に女性らしくみせてくれると思います。そして、この研修をとおして、ファッションの歴史のストーリー性を何となくつかめたように思います。また夜出かけるためのイヴニングドレスという貴重な展示作品を見ましたが、特にイヴ・サンローランとクリストバル・バレンシアガのドレスがとても印象的でした。イヴ・サンローランは私の好きなブランドの一つであり、身体の抽象化という新しい概念のトラペーズラインを発表しました。クリストバル・バレンシアガのドレスは、確かな裁断と縫製の技術に裏付けられたシルエットを持つ抽象的な造形でした。どちらのドレスもシルエットが美しく女性らしさをさらに演出してくれる素敵な作品でした。次に、ライブラリーで海外雑誌を手に取りました。最新のファッションだけでなく香水、アクセサリー、化粧品など様々なジャンルの最先端が記載されていました。サンローランのスタイルブックでは服のデザインやどのような生地を使用するかなど服の基となるデザイン、スケッチなどが書かれていました。サンローランは私にとってとても魅力的なブランドです。普段手に取って読むことができない資料を間近で見ることができてとても貴重な体験となりました。最後に資料展示室を見学しました。なんといっても生地の多さに驚かされました。今もバイヤーや商品企画をする際にはあんなに多くの種類から選んで、ひとつの製品を作るのかと考えたら、1点1点の奥深さを感じました。今回の研修は、私にとって将来の夢に向かって第一歩となりました。

流通学部2回生 西田 佑介

 印象に残っているのは、エミリオ・プッチのシルクジャージーのイブニングドレスです。左半分がピンクで右半分が水色でそこの奇抜なデザインを施したものでした。1900年代にデザインされたものでありながら、現代でも通用するようなデザインであり、イブニングドレスなだけあって、現代だと高級なディナーに行くのに適したデザインだと思いました。そこから感じ取れたのは、流行とは巡り巡るものであるということと、現代の服でも昔の時代のものを参考にしながらデザインしているのだというとがわかりました。流行とは、誰かが作るものだと思うのでその流行を流行りだしてから気づく、取り入れるのではなく、流行を作る、いち早く流行に気づく目利き力を養いたいと思いました。
 「コルセットの時代」である18~19世紀のファッションはウエストを細く引きしめるということに情熱が注がれました。確かにスタイルがよく見え、おしゃれだとは思いましたが難点として着心地の悪さ、着用する時間の長さがあったと思います。現代のファッションに求められるのはデザインだけでなく場面にあったデザインや機能性が重視されるライフスタイルを提案するものだと思います。ファッションは時代とともに変化するものなので、ファッションの新しい可能性を広げられるような人になりたいと思いました。
 神戸ファッション美術館で、ファッションとはどういうことなのかを意識して展示物を見ました。僕が感じたことは、ファッションとは時代の写し鏡であり、場面にあったファッションなど様々なものがあるものだということです。どの時代にも流行というものがあり、今では考えられないようなファッションや、他の国ではあり得ないような民族衣装などもたくさんありましたが、一つ確かなことは、ファッションとはいつの時代でも国、人種、性別、年齢関係なく人を楽しませてくれるものだと思いました。

流通学部2回生 上岡 真歩

 神戸ファッション美術館への研修で実際に見て、聞いて、触れてたくさん感じたことがありました。常設展では今まで見たことのないようなドレスがたくさん並んでいて感動しました。各年代にスタイルがあり、時代背景や時代の移り変わりが感じられました。18−19世紀のドレスを見たときは衝撃を受けました。女性の美意識は胸元にあるということでコルセットによってこれでもかというようにウエストが締められ、ヘアスタイルも今の現代ではしないような髪の盛り方や装飾品に驚きました。このことから、18世紀の女性は西洋の宮廷で流行したこのスタイルは、この年代の女性の美意識の高さも伺えます。コルセットをしていることで他の年代のものよりウエストのラインが格段に綺麗で、こういった所からインスパイアされてウエストマークや引き締め効果のある現代のコルセットベルトが誕生したのだと思いました。コルセットや髪を盛ること関しても、歴史と共にドレスやトレンド、人の思想も変わっていて、過去から未来まで繋がっているという印象を持ちました。
 ライブラリーには日本から海外のたくさんの本や雑誌があり、たっぷり一日過ごせる空間だと思いました。たくさんある本の中でも表紙が可愛くて魅力を感じたBAZAARという雑誌は様々なラグジュアリーブランドのニュールックが載っていて、毎月読みたいと思うほどでした。私はディオールが好きでディオールに関する書籍がたくさんあり楽しかったです。英語で書いている書籍ばかりだったので、あらためて読めるようになりたいと思いました。神戸ファッション美術館でファッションの歴史を学び、これまで知らなかった多くのことが吸収できました。今度はプライベートで必ず行こうと思います。

流通学部2回生 山中 愛莉

 美術館に行くことがまず初めてで普段感じる事のない雰囲気を味わえました。常設展で間近で貴重な展示品の衣装を見る事ができ、刺繍の細かさや生地がそれぞれ全然違うことがわかりました。また、年代によって体形の構造が変わっていてデザインやスタイルが違うのでその時代の流行が分かり、おもしろいなと感じました。私は、今より昔の方がデザインは良いのではないかという印象を持ちました。一番すごいと思ったのは18〜19世紀の「コルセットの時代」です。ウエストを細く引き締めるというところに最大の情熱が注がれたと知り、こんなに強く締めているので着ること自体がすごく苦しいだろうし、長時間も着るのはきっと辛いだろうなと思いました。現代もコルセットが流行っているので、昔に流行っていたものが違う形になって流行ることが分かりました。今回の展示作品の中で特に興味があり、お気に入りの作品はジョン・ガリアーノ/クリスチャン・ディオールです。白と黒でまとめており、私の私服に一番近い作品だと感じました。
 資料展示室の見学を通し、100年前のフランスの生地が残っていて、それが今でも参考にされており、このように多くの生地を見たのは初めてだったので心惹かれました。また、ハイブランドのコートなどもあり、いつか絶対に着たいと思いました。このように一般の人が入れない展示室を見ることができ、貴重な体験でした。また、ライブラリーで見させていただいた、ヴィヴィアン・ウエストウッドの本は限定版のもので、ここでしか見れないものなので感激しました。次はプライベートでもう一度行こうと感じた印象深い研修でした。ありがとうございました。