2015.1.13

いずみ市民生協あゆみ野物流センター見学

いずみ市民生協あゆみ野物流センター見学

 流通学部仲上ゼミ2・3回生24名は、2014年11月25日、いずみ市民生協あゆみ野物流センター(和泉市)を見学しました。
 いずみ市民生協は、1974年11月に組合が設立され、今年は40周年です。大阪府南部地域25市町村を活動エリアとして事業を展開し、組合員46万世帯、2013年度の総事業高は757億円で全国の地域生協では第6位です。おもな事業は、店舗販売、班単位のグループ配送、個人別配送です。近年は店舗のスクラップアンドビルドと個人別配送に重点を置いた活動を展開しています。配送業務の中核的施設が、テクノ物流センターと今回訪問したあゆみ野物流センターといういずれも敷地面積4万m2級の巨大施設です。元々は前者だけで業務を行っていましたが、3年前に後者を新設した後は、テクノ物流センターで冷蔵と冷凍商品を、あゆみ野物流センターでドライと常温商品を扱い、各地の共同購入センターで両方の商品を結合させる方式を採用しています。
 今回のゼミ企画は、あゆみ野物流センターの見学といずみ市民生協の事業や経営に関する質疑応答という2本柱で実施しました。

 見学施設はドライ・常温商品のみ扱うあゆみ野物流センターだけでしたが、毎週20万超の世帯に配送する商品を配達先ごとに仕分けするシステムであり、それでも広大なものです。商品を搬入し、一時的に入庫させ、これらをピッキングすることが主な業務ですが、それだけにとどまらず、これらに用いるケースの準備や包装資材の始末など膨大な作業が発生します。そのすべてが効率よく組み合わされ、作業が果たされて行きます。印象に残ったのは、ピッキングのロボットです。1つは、元々自動車メーカーの部品仕分けロボットとして開発された後、郵便局で郵便物仕分けに転用されたものと同様のロボットです。これが縦横格子状に高速で移動しながら商品をピッキングするというものです。もう1つは、コンベア上を移動する仕分ケースに商品を投入するロボットです。数年前に訪問した際は、コンベアの両側に多数の外国人作業員が配置されていた風景とは大きく様変わりしていました。いずれも、その作業の正確さと無駄のない動きには驚かざるをえません。

 流通学部の学生としてやはり気になるのは企業の業績と経営内容です。ゼミでは数回の事前学習を行い、本業の事業内容にとどまらず、地域活動、移動車販売、食品リサイクル、再生可能エネルギーなどに関する質問事項を8点にしぼって事前に送付しておきました。施設見学に先立ち、定免人事総務部長によるいずみ市民生協の活動説明、品質管理部三苫さんによる食の安全取組み報告、株式会社コンシェルジュ相良物流部長による物流センターの概説を受けました。見学後は、理事会事務局溝渕さんから文書回答をご用意いただいた上で、ゼミ学生との質疑のやりとりが行われました。ゼミ学生たちは、事前に調べた内容に基づいて、質問の意図や正確な用語遣いに気を配りながら質問し、専門家の回答を聞き取るという体験をすることができました。
 身近な食品の配送テクノロジーを見学でき、生協の事業と経営内容を学習できたという意味で、有意義な見学会であったと思います。なお、いずみ市民生協には、仲上ゼミから過去に2名が就職しています。職場での彼らの活躍があって、今回の見学会に定免人事総務部長がご登壇下さったとのことです。