2019.8.8

ゼミ活動報告③ サッカーショップKAMOにてフィールドリサーチを実施

サッカーショップKAMOを中心に展開する加茂グループのスポーツ産業に関わる様々な取り組みについて学びました

 2019年7月10日(水)サッカーショップKAMO 梅田店を訪れて、ショップを視察させていただいた後に、加茂商事株式会社 専務取締役 管理本部長 総務・財務担当の法嶋 一郎氏よりお話を伺いました。
 法嶋氏からは、一般的な小売店として流通の流れを説明していただいた後に、サッカーショップKAMOの独自の取り組みについて詳しくお話をいただきました。
 そして、グループ会社に関して、「選手エージェント、選手マネージメント、スポーツ旅行代理手配・イベント企画運営、国際事業・海外遠征」を手掛ける株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)、「プロスポーツ選手のファイナンシャルプランニング、チーム強化コンサルティング、サッカースクールの企画・運営、スポーツ系コマーシャル代理販売、スポーツ施設の企画・運営管理、住宅・店舗等施設の管理、不動産コンサルティング・不動産管理」を手掛ける株式会社ソル・スポーツマネジメント(SOL)、「大型スクリーンでゲームを観戦しながら、食事を楽しめるフットボール・ダイニング」ESTADIOを運営する株式会社エスタディオ、「ユニホームや練習着の背番号やマークの制作と圧着」を担う株式会社マラカナの4つのグループ全体の構造もご説明いただきました。
 その構造は、スポーツ産業が発展してきた際の基本的な領域と言われている「スポーツ用品産業」、「スポーツサービス情報産業」、「スポーツ施設空間産業」の具体的施策と合致しており、それぞれが複合的に事業展開することでさらに全体が発展していった話をされていました。
 法嶋氏は「ひとりひとりのお客様の人生にいかに入り込めるか」が重要で、商品を売るだけでなく、そのお客様をサッカー選手として応援・サポートしてくことが必要であり、そのためにはお客様の試合を応援に行ったり、悩みを聞いたりと、人と人とのつながりが大事であるとお話されました。
 サッカーショップKAMOでスパイクやユニホームを買っていただき、JSPが主催する大会に参加してもらい、ESTADIOで食事をしながらサッカーを楽しんでもらい、映像に流れる試合にはJSPの契約選手が活躍している。サッカーを通じて生活を豊かにする。法嶋氏は「サッカーが好きな人たちのサッカーライフ全体を盛り上げていきたい」と話をされ、講演を締めくくりました。
 法嶋氏からのお話は、これまでスポーツ産業のサービスをそれぞれ単体で考えていた学生にとって、複合的に考えるきっかけとなりました。

学生の声

市川 美穂さん(流通学部2年)

① 法嶋さんのお話を聞いて学んだこと

◆KAMOグループの強み
 株式会社加茂商事はサッカーショップと4つのグループカンパニーを通して様々な事業を展開している。そのすべてに共通して言えるのは、顧客とのつながりを重視していることだ。法嶋さんは「小売業は大きくは売れない。コツコツ売っていくしかない!」と常日頃から社員に話されているそうだ。
商品の情報はもちろんだが、顧客の情報を知ることで、両方を考慮してより良い商品やサービスを勧めることができる。商品と顧客を結ぶ懸け橋となる接客が、KAMOグループの強みである。

◆スポーツ界の動向
 少子高齢化だからこそ、シニア世代をターゲットにする。医学の発達により、日本は人生100年時代1)へ突入すると言われている。厚生労働省は人生100年時代について、「人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。」¹⁾という文章を掲載している。このことからも、若者だけでなく、高齢者もスポーツ実施の対象となることが予想できる。
 高齢者が、若いころにやっていたサッカーをもう一度やってみたいなと思う気持ちを叶えるスポーツを行える施設をつくることが求められる。
◆スポーツショップ業界が求める人材
・いつも溌剌としている
スポーツ業界は体力第一。フィジカルだけでなく、失敗しても腐らない強いメンタルが必要となる。心・技・体を持ち合わせた人材。
・行動力がある
休日は家で過ごすよりも、外出する。いつも見ているサッカーも視点を変えると新たな発見がある。また、学生スポーツやサッカー以外の競技に触れることで、視野が広がる。主体的に行動を起こせる人材。
・学ぶことを忘れていない
社会の流れに対応するためには学ぶ姿勢を忘れてはならない。勉強するのは学生だけではない。50年間、社会に貢献するために勉強する人材。

② 全体の感想

 今回のフィールドワークを通して、店舗販売の意義に気づけた。事前学習ではオンラインショップについて調べ、店舗を構えずに販売をすることで、いつでもどこでも買い物ができ、市場を拡大できてとても便利だと思った。しかし、店舗でしかできない販売方法があることがわかった。顔を合わせて話をすることで、商品と顧客の情報をリンクさせた接客が行える。より満足してもらえた結果、店員と顧客との間に信頼関係が生まれる。これが店舗販売における最大の魅力だと感じた。
 また、今回のお話を聞いて、私は行動力を身に付けたいと思った。○○したい!○○行きたい!と思ったら、迷わず足を踏み出す。経験したことのないことにチャレンジして、今までとは違った視点で物事を見たり、考えたりできるようになりたい。そして、自分の経験値を高めていきたい。

工藤 愛梨さん(流通学部2年)

① 法嶋さんの話を聞いて学んだこと

 KAMOについて事前学習をしたが、スポーツショップのKAMOとJSPが加茂商事のグループ会社だとは初めて知った。  一般のスポーツショップは、【メーカー】→【問屋】→【小売】→【顧客】に販売を行なっている。しかし、KAMOは問屋を使わず、【メーカー】→【小売(KAMO)】と、直接やりとりをしている。このパターンは珍しく、メーカーにメリットがないと直接やり取りをすることは少ない。また、JSPはKAMOと違いモノを売る会社ではなく、大会や旅行手配を行なっている。昔は依頼されたことにサービスで手配していたが、このことが多数あったためJSPができるキッカケになった。また、地域おこしもしており、人が来ない夏の新潟に、地域おこしという点で協力し、プレーヤーが集まるように芝を作り人を集めた。様々な土地で試合が出来る場所を提供していることに感銘を受けた。  法嶋さんから聞いた話で良いなと思った点が3つある。1つ目は、「小売であるから大きくは売れないが、小さくコツコツと売ること。個人にあった接客で客との関係・会話を大切にすること」2つ目に、「新しいことにチャレンジすることに意味がある。」3つ目に、「自分が幸せと思もうところで仕事をする。『好き』という気持ちを大切に。」この3つの話は、スポーツ業界ではなく、将来自分が別の仕事をしたときにも通じる話だと思った。人とのコミュニケーションを大切にし、自分が好きなことに誇りを持てることを、将来できたらいいなと感じた。

② 全体の感想

 私が初めてKAMOに行ったのは中学2年生のときです。地元徳島には、スポーツショップ自体が少ないです。もちろん徳島にKAMOは無く、四国には香川県の高松市に1店舗だけです。しかし、中学2年生のときに大阪に遊びに行ったとき、先日フィールドワークで行った梅田のKAMOショップに行きました。サッカー好きの私にとっては夢のような世界でした。KAMOはどちらかといえばプレーヤー向けの商品が多くサポーター向けではないと感じましたが、フロア一面にあるスパイクを見ながら、「このスパイクは○○選手が履いているものだ」と、思い浮かべるのが楽しかった事を覚えています。また、日本代表ユニホーム仕様のiPhoneケースを買ったり、高校サッカーの選手権大会のDVDを買ったりして、毎回大阪に行くときはKAMOに寄るようになりました。今回はそのKAMO梅田店で法嶋さんに話を聞くことができ、さらにエスタディオでご飯が食べれたことは感慨深かったです。そして、サッカークラブだけでなくスポーツショップにも興味を持つようになりました。また、サッカー関係で分からないことがあれば服部先生に聞けば「必ずわかる・解決する」これは服部ゼミならではだと思います。そして、フィールドワークをするたびに、ゼミの友達と仲良くなりコミュニケーションが取れていることを感じることができています。前期のゼミはもうすぐ終わりますが、後期の授業・フィールドワークでも疑問やサッカー関係について勉強し、将来に繋げるようにしたいです。