2019.6.6

特講1/スポーツ組織論 報告③ プログランドキーパー 池田省治氏

プログラウンドキーパーの池田省治様をお招きし、「スポーツターフについて」というテーマでご講演いただきました

2019年4月25日(木)、流通学部「特講1/スポーツ組織論」にて、株式会社オフィス・ショウ代表取締役でプログラウンドキーパーの池田省治様をお招きし、「スポーツターフについて」というテーマでご講演いただきました。
「芝生=草の絨毯」
基本的に芝生といわれるものは、18種類の種類があるとのお話から始まり、一般的な芝生の基礎知識、グラウンドキーパーの仕事内容のご紹介をいただきました。
仕事内容の詳細では、スタジアムでの芝生の色が交互に濃淡があることを『ダークライト』と言い、刈込みの高さを変えず、芝生の角度を変えることで生み出しているとのことでした。
このことは、テレビなどで視聴する際の映像の立体感を出し、観戦者が視覚的に楽しめるためだというご説明がありました。
また池田様がグラウンドキーパーとして芝生を管理する際に大事にしていることとして、⑴選手がプレーしやすいこと、⑵観客が見やすいこと、⑶スタッフが働きやすい という3点を常に心がけていると言われました。このことはスポーツをプレーする選手「する人」だけでなく、「見る人」、「支える人」に対しても意識しており、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を実現するスポーツ立国戦略と合致するものでした。
その他にも、コンサートとの両立を実現するための張替え技術、均等散水を可能にした埋め込み式スプリンクラー技術など専門的なお話から、天然芝でプレーすることでスポーツそのものの競技力向上につながるなど、多岐にわたるお話を伺い、学生も終始興味深くお話を伺いました。

池田省治様ご略歴

日本屈指のスポーツターフ専門グラウンドキーパー。NFLグラウンドキーパー、ジョージトーマ氏より技術取得。スーパーボウル、プロボウル、アメリカンボウル等で得たスポーツターフ管理技術、特に埋め込み式スプリンクラー、ビックロールでの張替え方法をいち早く国内に導入。現在、国立競技場、秩父宮ラグビー場等日本を代表する多数のグランドを管理するスポーツターフのエキスパート。

学生の声

村角 佑太さん(流通学部4年)

グラウンドキーパーと言われる仕事をこの授業を通じて初めて知りました。自分はサッカーをしていないので最初はあまり実感がわかなかったが、講義を聞いているうちに知らないところで様々な工夫がされていることを知りました。ダークライトと呼ばれる明暗の芝で立体を出すことで、観る人が楽しめたり、芝生の向きや刈り具合でボールの流れが変わったり、芝生の重要さがとても感じられました。
この仕事は、1つの作業のミスによって、プレーや選手たちに直接影響が出てくるので、とても大変な仕事だと思いました。ちょっとしたスプレーや水分の量などでプレーが左右され、少しでも選手に負担をかけないように心がけてグラウンドを作っているのだなと思いました。ちょっとした心配り、気遣いがとても魅力を感じる仕事だなと感じました。
日本人で海外から認められる人というのは、それなりの“こだわり”、“心”、“日本人として負けない強さ”や“日本人ならではの魂”があると感じました。自分も世界で認められる日本人になれえるように日々精進していきたいと思いました。
「目的は何なのか?とのために自分は何をすれば良いのか?」という事を考えながら物事に取り組んでいきます。

山中 愛莉さん(流通学部4年)

サッカーの試合を観に行ったことがあるけど、芝生を気にして観たことがなかったので、今日のお話を聞いて、また観に行く機会があれば意識して観てみようと思いました。
芝生について、全く知らなかったが、ダークライトなどの芝生に様々な工夫があることや、グランドキーパーという仕事の内容を知り、改めて色々な仕事があるなと感じました。
サッカー選手が気持ちよく試合ができ、観客が楽しめるのはグラウンドキーパーの人たちのおかげだと思いました。
線のペイントは元々書いてあるものだと思っていたので、試合のために工夫をしてペイントしていると聞き、驚きました。
グラウンドキーパーは芝生を育てるだけでなく、選手のため、観客のために頑張ってくれていることが分かりました。
なかなか、このような話を聞ける機会がないので、とても貴重なお話をきけたと実感しました。